- ぶっちゃけ仕事を辞めたい。でもすぐ転職活動したい気分じゃない
- 次を決めずに退職したいけど、金銭面・生活面が不安
- 何ヶ月か仕事から離れたら、その後の転職活動に不利にならない?
20代で次の仕事を決めずに退職していいものか悩んでいませんか?
結論から言うと、次を決めずに退職することは、20代ならアリです。
ただし、注意も必要です。
この記事では、次を決めずに退職する理由やメリット、デメリット、次を決めずに退職する際に注意すべき点について解説します。
- 20代なら次を決めずに退職してもいい理由
- 20代で次を決めずに退職するメリット・デメリット
- 実際に次を決めずに退職した20代の体験談
- 20代が次を決めずに退職する場合にやることリスト
この記事を読むことで、次を決めずに退職する選択肢が明確になり、あなたの悩みが解消されるきっかけになれれば幸いです。
それでは、さっそく詳しく見ていきましょう!
20代なら次を決めずに退職するのはアリな理由3選
20代であれば、次を決めずに退職するのもアリなのには、以下の3つの理由があります。
- 一般的にも退職後から転職活動を始めてる人のほうが多いから
- 20代はポテンシャル採用されやすいから
- 嫌な仕事を続けて精神や体調を壊すほうがリスクだから
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
一般的にも退職後から転職活動を始めてる人のほうが多いから
実は、次を決めずに退職することは珍しくありません。
厚生労働書省の調査によると、退職から次の転職までの期間があいている答えた人が74%にも及ぶという結果が出ています。
つまり、およそ4人中3人は、離職後に仕事をしていない時期があったと考えられます。
参考:厚生労働省
退職後に次の仕事に就くまで期間を開けている人が多いのは安心ですね!
20代はポテンシャル採用されやすいから
20代はポテンシャル採用がされやすいため、早めの退職がむしろ有利に働きます。
ポテンシャル採用は、将来的に長期的に成長し、活躍できる可能性がある20代の人々を対象としています。
20代のポテンシャルには市場価値があると評価する会社が多いので、次を決めずに退職しても、新たな仕事に就くチャンスは十分にあります。
嫌な仕事を続けて精神や体調を壊すほうがリスクだから
嫌と感じる仕事を続けることは、精神や体調を壊す原因となります。
仕事を続けて精神や体調を壊すことでこのような問題が発生する可能性があります。
- ストレスによる自律神経失調症の発症
- うつ病などの精神疾患の発症
- 辞めることへの漠然とした不安から決断できなくなる
- 集中力の低下、睡眠障害、心身の疲れ、ストレス耐性の低下
次を決めずに早く退職することは、自分の健康や幸福を守るための予防策ともいえます。
20代が次を決めずに退職するメリット
次の仕事を決めずに退職することは、以下のメリットが挙げられます。
- ストレスから解放され自分の時間にゆっくり向き合える
- 本当にやりたいことや強みをしっかり考えられる
- 転職活動に集中できる
メリットを詳しく見て行きましょう。
ストレスから解放され自分の時間にゆっくり向き合える
次を決めずに退職することで、仕事のストレスがなくなり、自分自身や趣味、家族との時間を大切にできます。
- 自分の健康やメンタルを整える時間を取る
- 旅行や読書、スポーツなど趣味に没頭する
- 家族や友人とのコミュニケーションを深める
退職後に仕事のストレスがなくなることで、より自己理解が深まり、自己成長のための新しい趣味やスキルの習得。
また、家族との時間を大切にすることで、より深い人間関係の構築が可能になります。
これらから、退職する前には感じかなった幸せを発見したり、生活の質がより良くなったりもします。
本当にやりたいことや強みをしっかり考えられる
退職後は時間に余裕ができるため、自分のやりたいことや強みを考えることができます。
仕事のない期間を利用して、自分の将来について真剣に向き合い、自己分析や自己研鑽をしてはいかがでしょうか?
- 自分の興味・関心をリストアップする
- 資格やスキルを習得し、より自分の強みを高める
- キャリアカウンセリングやセミナーに参加し、適性や方向性を見つける
これにより、将来的に本当にやりたい仕事に就ける可能性が高まります。
転職活動に集中できる
次を決めずに退職することで、時間的な制約がなくなり、じっくりと自分に合った求人を探すことができます。
さらに、応募書類の作成や企業研究、業界研究、面接対策などの準備に時間を掛けられるようになり、スムーズに就職活動を進められるようになります。
- 転職活動に専念し、自己分析や情報収集に時間をかけることができる
- 気兼ねなく職務経歴書の作成や面接対策に時間をかけることができる
- 日中も転職エージェントを利用して、転職先を効率的に見つけることができる
ですが、転職活動などのブランク期間が、次の就職に悪影響を及ぼさないか不安にもなりますよね。
ブランクができて何もしていない状態でも転職ができる理由について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。
転職ブランク1年何もしてないけど転職できる?成功できる理由と面接での伝え方!
20代が次を決めずに退職するデメリット
次を決めずに退職することには以下のデメリットがあります。
- 無収入になり生活に制限ができる
- 転職先を妥協で選びやすくなる
デメリットまで把握した上で行動することで、よりリスクのない決断ができます。
詳しく見ていきましょう。
無収入になり生活に制限ができる
次を決めずに退職すると、収入が途絶えることになります。
このような状況は、生活に制限を生じさせ、活動の自由度を奪う可能性があります。
この状況を乗り越えるためには、「退職前に貯金を増やす」や「アルバイトやパートで収入を補う」などの手段を考えることが重要です。
これにより、無収入期間に備えて貯金や支出計画を立てることができます。
次のステップを決めずに退職する場合でも、経済的な安全ネットを確保するためには、退職前に貯金や支出計画をしっかりと立てることが不可欠です。
転職先を妥協で選びやすくなる
次の仕事を見つけるまでの間に無収入が続くことで、焦りや不安から妥協して転職先を選びがちになります。
これにより、自分に合わない職場を選んでしまうリスクが高まります。
せっかく辞めたなら、できるだけ妥協せずに自分に合った転職先を見つけたいですよね。
無収入が続くと焦ってしまう気持ちもわかりますが、焦らずじっくりと転職先を探す心構えが大切です。
退職者には次の就職に向けた活動を支援するための「失業手当」という補助金制度もあります。
制度もうまく活用して、好条件な転職先を探しましょう!
【体験談】次を決めずに退職した20代の声
実際に次を決めずに退職した20代の経験談を探してみました。
- あと先決めずにやめたけど、仕事探して転職できた!
- 半年以上の離職期間があっても希望の経理へ転職できた。
- プログラミングスクールで勉強し、2~3か月後にはエンジニアに
全体的に、次を決めずに退職したことが功を奏した体験談が多い印象でした。
それぞれ具体的に見ていきましょう!
あと先決めずにやめたけど、仕事探して転職できた!
辞めたあとのことを考えずに退職したけど、転職活動をして無事に転職できたという口コミがありました。
私あと先なんっにも決めずにやめたよ!!1ヶ月何も出来んかったけど、ある時からなんかしなきゃってなって、適当に資格活かせる仕事探して転職できたーー!!
失業手当とか今考えたら貰えたんだよなーと少し悔やむのでそこは調べた方がいいかも!
何とかなった1例としてご査収ください( ˇωˇ )— しず (@szsz630) March 8, 2021
人間、十分な休息がとれると休むことに飽きてしまい、何かしなきゃと動き出したくなるもの。
未来の自分を信じて、思い切って休んでみるのもアリですね。
半年以上の離職期間があっても希望の経理へ転職できた。
20代後半で半年以上の離職期間を経て、無事に希望の職業に転職できたという口コミがありました。
未経験経理への転職が叶いました。
20代後半で2社退職済み、前職辞めてから半年以上の離職期間がありましたがなんとかなりました。
— しおこんぶ(未経験経理) (@4pSUVpOzQMhEzn5) July 14, 2022
半年以上の期間が空いても十分に希望する職業に就くチャンスはあることが分かります。
成功事例があると勇気が湧いてきますね。
プログラミングスクールで勉強し、2~3か月後にはエンジニアに
退職後の自由時間を利用して、プログラミングスクールに通いエンジニアに転職できたという口コミがありました。
固定rtしてるプログラミングスクールで勉強し資格習得してそのままITエンジニア転職できた
元フリーターで年齢もそこそこ行ってた20代だったけどIT業界で働けてる
経験から言いたいけど今行動すれば2~3か月後にはエンジニアになれてる自分がいる、そうじゃなければ何も変わらない— 福笑 (@fukushowlucky) May 5, 2023
就職中ではなく退職してから、新たなスキルを身に着けて転職した成功例です。
次を決めずに退職することで、自分のスキルアップにつなげることもできるとわかりますね。
【必読】20代で次を決めずに退職する場合にやるべきこと
次を決めずに退職した場合には、やるべき様々な手続きがあります。
- 失業手当(失業手当)について調べておく
- 国民年金への切り替え・免除を検討する
- 国民健康保険への切り替え手続きをする
順に詳しく見ていきましょう。
失業手当について調べておく
仕事をしていない間の金銭的な不安をなくすために、失業手当の申請は絶対にしておきましょう。
失業手当(しつぎょうてあて)とは、雇用保険の被保険者が退職した際に受け取ることができる公的な給付金です。
失業した人が安定した生活を送りつつ、1日でも早く再就職するための支援として給付され、経済的支えになる制度です。
事前に失業手当について調べ、手続きをスムーズに進められるよう準備しておきましょう。
- 雇用保険に加入していること
- 雇用保険の被保険者であること
- 自己都合による離職、会社都合による退職、その他事由による退職のいずれかであること
- 申請手続きを行うこと
また、雇用保険の基本手当の受給資格は、原則として、離職前2年間に被保険者期間が12か月以上必要となります。
その他の条件や失業手当の受給額、期間など詳細は、厚生労働省のウェブサイトや保険会社のウェブサイトで確認することができます。
国民年金への切り替え・免除を検討する
退職後の生活設計において、国民年金への切り替えや免除の検討が求められます。
年金制度を適切に利用しなかった場合、将来的に年金が受け取れなくなるリスクがあるためです。
特に、免除期間は老齢年金の受給資格期間にカウントされますので、これを利用することで将来の年金受給権を確保することが可能です。
退職後に国民年金への切り替えを行い、収入がない期間の免除を申請した場合、免除期間が老齢年金の受給資格期間に含まれるため、将来的に年金を受け取る権利を失わないで済みます。
国民年金への切り替えや免除を適切に行うことで、将来の生活をより安定したものにしましょう。
国民健康保険への切り替え手続きをする
国民健康保険への切り替えは、退職者が必ず行うべき手続きです。
退職後に国民健康保険への切り替えを行わなかった場合、最長2年間の保険料をさかのぼって請求される可能性があるからです。
また、会社を退職した時点で社会保険証の効力が切れるため、国民保険証への切り替えをしないと病院に行く必要があった場合に医療費を全額負担することになってしまいます。
そのため、退職後は国民健康保険への切り替え手続きを忘れずに行いましょう。
不必要な負担を避け、安心して新たな生活をスタートさせることが可能となります。
まとめ
20代の方が次を決めずに退職する場合、メリットとデメリットを理解し、充分な準備をしておくことが大切です。
また、退職後には新たなスキルを身につけたり、人間力を磨いたりすることで、次のステップに繋がるチャンスを掴むことができます。
- 次を決めずに退職することで自分と向き合い、自己分析ができる
- 無収入による生活の制限があるため、退職前に十分な準備が必要
- 退職後の手続き(失業手当、国民年金、国民健康保険)を忘れずに
- ブランク期間を有意義に過ごし、新たなスキルや人間力を磨く
ただし、20代なら色々と考えた上で次を決めずに退職するのはアリですが、20代はポテンシャルがあるからと勢いだけで退職すると後悔する可能性があるため注意が必要です。
詳しくはこちらをご覧ください。
失業手当や保険の手続きなど、退職後の生活をサポートする制度も活用しながら、自分にとって最適な選択を見つけましょう。
最後に、転職活動は簡単ではありませんが、自分の強みや経験を理解し、適切なサポートを受けながら、自分に合った転職先を見つけることが大切です。
焦らず、じっくりと転職活動に取り組むことが、成功への鍵となります。