退職代行

退職代行その後に連絡がくることはある?無視する前の対策!

退職代行利用後に会社から電話や連絡がくることはある?無視する前の対策方法

本当は退職代行を利用して今すぐ会社を辞めたいけど、利用後に会社や上司から連絡や電話が来たら怖い。

そんな不安はありませんか?

結論を言えば、退職代行を利用して会社から連絡が来ることはゼロではありません。

しかし、どんな時に会社があなたに連絡をしようとするのか知っておけば未然に対策することもできるので安心ですよね。

連絡を完全無視するのは最終手段にし、未然に連絡を防ぐためのポイントを解説していきます。

万が一、上司から連絡が来てしまった場合の対策方法についても把握するために、ぜひ最後までご覧ください。

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【退職代行を利用したその後】会社や上司から電話はある?

退職代行を使った後に、会社から連絡が来る可能性は少ないですがゼロではありません。

その点について、詳しく解説します。

連絡がくる可能性はあるが多くない

退職代行を利用した後に、上司や会社から100%連絡が来ないとは断言できません。

退職代行業者が「本人には連絡しないでください」と伝えたとしても法的な強制力がなく、ただの「お願い」にすぎないからです。

実際に連絡するかどうかは会社や上司の判断によります。

しかし「代行業者を通じて本人に連絡できる」ことが分かれば、ほとんどの会社はあなた自身に連絡を入れることを止めます。

本人と電話で話し合わなくても、退職に関する書類のやりとりが正式に交わされれば特に問題がないからです。

会社や上司も暇ではないので、連絡を取る気がない相手に何度も電話するのは時間のムダであることや、会社の利益にはつながらないことを分かっています。

それでも連絡をしてくるとしたら、それはなぜなのか考えていきましょう。

退職代行のその後|会社や上司が連絡をする4つの理由

退職代行を使った後で会社や上司はなぜ、あなたに電話をかけてくるのでしょうか。

考えられる理由を4つに分けてそれぞれ解説します。

  • 本人に確認をして事実なのか知りたい
  • 優秀な人材だから引き止めたい
  • 引き継ぎ内容や業務上の確認のため
  • 憂さ晴らしのため

本人に確認をして事実なのか知りたい

退職代行サービスの存在は認知されてきていますが、ほとんどの企業は「まさかウチに限って使われる事は無いだろう」と考えています。

ある日突然「退職代行サービスの〇〇です」と連絡が入ったとしても、正式な代理人なのか判断できませんし、いたずらである可能性も考えられるので信じられないのです。

そのため、あなたが本当に電話してきた退職代行サービスを利用したのか、本人に直接確認したいと考える人がいてもおかしくはないでしょう。

退職代行から連絡が来る経験がないので、怒りよりも混乱で電話をしてくる上司が多いようです。

また、あなたが「事件やトラブルに巻き込まれたのでは?」と心配で、悪意ではなく純粋な安否確認のために連絡をしてくる上司もいます。

社内にあなたの身を案じてくれそうな人がいるのなら、会社を去る日の朝に「自らの意思で退職したので心配しないでください」とメールを送信しておいた方が良いでしょう。

このように、怒りや腹いせだけでなく、あなたが無事がどうかを気にかけているから連絡が入るケースがあることを覚えておいてくださいね。

「本当に本人が依頼したのか」という事実確認による電話は退職願の郵送や同僚への伝言といった方法で回避できますので、後ほど詳しく解説します。

優秀な人材だから引き止めたい

あなたが会社にとって替えのきかない優秀な人材だったからこそ、「もう一度考え直してもらいたい」と連絡してきた可能性もあります。

人手不足の企業や決算期などの忙しい時期であれば引き止めの傾向は強くなりますし、あなたが優秀な人材であればなおさらです。

新しい人材を採用するだけでも大変な時代で、優秀なあなたの代わりに新人を1から育成しなければならない時間と金銭面のコストは、会社にとって大きなダメージになります。

しかし、それは会社の経営の課題であって、あなたには関係ない話ですよね。

優秀な人材に長く活躍してもらいたいのなら、そういった職場環境を整えることも会社がやるべきことのひとつです。

会社は優秀な人材に退職されてしまった経験を活かして、同じことが繰り返されないように職場環境や待遇についてもう一度考え直すべきでしょう。

ですので、会社に何を言われようと退職したいという自分の意思を貫けばいいのです。

優秀なあなたなら、きっと次の転職先でも活躍できるはずです!

引き継ぎ内容や業務上の確認のため

あなたが担当していた業務の引き継ぎ内容や、業務上において何らかの確認が必要で、連絡が入ることがあります。

特に複数の取引先を任せられていた場合、会社から連絡が来てしまう可能性は高いでしょう。

会社としてもあなたが辞めたことで取引先に迷惑をかけたくない気持ちもありますし、引き継ぎ内容を確認したいのも当然です。

このような場合、どのように対策すれば良いのでしょうか?

これから会社を辞めようと考えている人であれば、退職を迷っている段階で引き継ぎ資料の作成に取り掛かることをおすすめします。

マニュアルを完成させることで退職を決意できる効果もありますし、今すぐじゃなくとも今後辞めたくなったときにすぐに会社を去ることができるからです。

パソコンでの作業が多い仕事であれば、業務中に少しずつ引き継ぎ内容をまとめたマニュアルを作ることは難しくないでしょう。

憂さ晴らしのため

かなり稀なケースですが、退職代行サービスを使われたことに腹を立てた上司が憂さ晴らしのためだけにあなたへ電話してくるケースもあります。

ブラック企業など、そもそも下の立場の人間に当たりが強いような社風だった場合、嫌がらせの電話してくる上司がいてもおかしくありません。

退職代行業者が「本人に連絡しないでください」と伝えたとしても、無視してあなたに電話をすることは可能です。

「恥ずかしい思いをした」

「挨拶もせずに辞めるのは非常識だろう」

と退職代行を使われたことに怒り心頭な上司の電話に出れば、高確率で怒鳴られるか詰め寄られることになってしまうでしょう。

対策として、上司から怒りをぶつけられるのを避けるために着信拒否をする人がほとんどです。

もしも電話に出て開口一番に怒鳴ってきたり脅してきた場合には、すぐに電話を切って着信拒否しましょう!

退職代行その後|連絡がきた場合の対処法

スマートフォンをいじる手

万が一あなたに会社や上司から連絡が来てしまった場合、どのように対応すれば良いのか不安になっている人も多いでしょう。

会社からあなたに電話が掛かってきたときの対処法を4つに分けて解説していきます。

  • 完全に無視は良くない
  • 想定される質問の答えを用意
  • しつこい場合は着信拒否
  • 退職代行業者に相談

完全に無視は良くない

会社から連絡が来ていることが分かった場合、退職代行を通す形で良いので何かしらの返事はしておきましょう。

完全に無視してしまうと、本人から確認できないことを理由にあなたの家族や実家へ電話連絡されてしまう可能性があるからです。

家族に退職代行を使ったことを知られたくないと思っている方も多いので、自分以外へ連絡がいくリスクを減らすためにも完全無視はおすすめできません。

あまりにも会社からの電話がひどい場合は、退職代行業者に「会社に私への要件を聞いてください」とお願いもできます。

あなたが答える必要がある要件であれば代行業者に伝えてもらえば良いですし、そうでないと分かれば「分かりません、お答えできません」で大丈夫です。

最初から完全無視するのではなく、代行業者を使って会社側が連絡してくる理由を探ってもらいましょう!

想定される質問の答えを用意

会社からの電話に出ようと考えている場合は、想定される質問の答えを用意しておくと会話が長引かずに済みます。

想定質問の例
  • なぜ辞めるのか
  • 退職代行を使ったのは本当か
  • 退職代行を使った理由
  • 引き継ぎはどうするつもりだ?

おそらく、電話に出ればこのような質問をしてくることが考えられますよね。

退職代行を利用する方の中には「辞める前に会社や上司に一言言ってやりたい」という気持ちを抱えている方もいるでしょう。

会社でひどい扱いをされたと感じるならなおさらです!

会社に対して最後に言っておきたいことがあるなら、想定される質問に対する答えを用意しておけばスムーズに伝えられます。

もちろん、絶対に電話に出なければいけないわけでもありませんし、業務上必要のない質問であれば無視しても問題はありません。

しつこい場合は着信拒否

会社への不信感が高まっている場合、着信音がストレスや恐怖心を煽ることになりますので、しつこい場合は着信拒否しておきましょう。

事前に退職代行業者から会社に「本人ではなく業者経由で連絡してもらう」ように伝えておけば、何かあれば業者からあなたへ連絡が入ります。

弁護士や合同労働組合と提携している業者であれば有給消化の交渉もお願いできるので、退職の書類さえ準備して発送できれば連絡を取る必要はありません。

退職代行に間に入ってもらって意思疎通ができれば何も問題はないです!

そもそも、2~3回連続して電話を掛けて繋がらなければ、「電話に出る気がなさそうだ」とふつうは諦めるものですよね。

10回20回と連続で電話を掛けてくるということは、「怒鳴ってやろう」「嫌がらせしてやろう」と悪意を持っている可能性が非常に高いです。

あまりにもしつこく電話をしてくる場合、電話に出たとしても無意味な会話になる可能性があるので着信拒否してしまいましょう。

退職代行業者に相談

会社からの連絡をやめさせたい場合は、退職代行業者に相談してください。

あなたの代わりに代行業者から会社へ「本人へ連絡するのをやめてください」と伝えてもらいましょう。

また、「確認したいことがあれば代行業者を通じて返答します」と付け加えてもらえば、よほどのことがない限り連絡は止まります。

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退職代行を使った後に連絡がこないようにする方法

手でふさぐ男性

退職代行を使った後に電話をされるのはかなり大きなストレスになるため、事前に対処できる方法が気になるところです。

電話されてしまうリスクを減らすために在職中にできる準備について解説します。

  • 会社を辞める前に伝言を残す
  • 退職願を出しておく
  • 業務の引き継ぎ内容をまとめておく

会社を辞める前に伝言を残す

仲の良い同僚や信頼している部下がいる場合は、会社を辞める前に「自分はもうすぐ退職する」と伝言を残しておくこともおすすめします。

多少の引き止めにはあうかもしれませんが、信頼している人であれば上司に漏らすことはないでしょう。

その際に「退職代行を利用する」ことは伝えても伝えなくても大丈夫です。

あなたが「退職する」と言った翌日に会社へ退職代行から連絡が入ったと知れば、同僚や部下はあなたが依頼したサービスだと察します。

同僚や部下があなたから退職するという話を聞いていたことを会社が理解すれば、本人の意思確認のために電話をしてくる可能性は少なくなるでしょう。

信頼できる人にだけ退職の意思を伝えておくことで、退職代行が本人の意思なのかを確認される連絡を阻止できます。

退職願を出しておく

「あなた本人の退職の意思を知りたい」という理由での電話を防ぐために、直筆の退職願を送っておくことも対策方法のひとつです。

退職願は最後に出社する際にあなたの机の引き出しに入れておいても良いですし、郵送で送っても問題ありません。

「一身上の都合により」だけだと理由を聞くために電話をしてくる可能性があるため、退職理由はできるだけ詳細に記載しておくことをおすすめします。

まぎれもなくあなた本人による退職の意思であることを伝えられるので、確認の電話を事前に防ぐことができます!

業務の引き継ぎ内容をまとめておく

会社が連絡してくるのは、あなたの心配よりも「あなたが抜けたことで業務に支障が出る不安」が原因となっている可能性もあります。

ですので、あなたの業務に関する引き継ぎのマニュアルを作成したり、取引先の名刺・書類などの整理を行っておくことで、電話されるリスクを減らしましょう。

引き継ぎのデータがまとまったら、紙で机の上に置いておくか部下や同僚にメールしておくなどして支障がないようにしておけば大丈夫です。

引き継ぎの資料をまとめておくことは、あなたが突発的に辞めたり事故に巻き込まれたわけではないことを示す証拠にもなります。

前もって引き継ぎの準備を終わらせておくことは会社があなたに電話をしてくる理由をいくつも同時につぶしておくことができるので最もおすすめの方法です。

とはいえ、引き継ぎは義務ではないので最低限の流れが分かる資料が残せたらそれで充分ですよ!

まとめ:退職代行その後の心配は不要

今回の記事では退職代行を利用したその後に電話連絡が入ってきたときの対応について詳しく解説しました。

退職願を郵送したり、事前に引き継ぎマニュアルの作成・整理などを行っておけば、よほどの理由がない限りあなたの携帯電話に連絡してくることはないでしょう。

退職代行業者に「本人に連絡しないでください」と伝えてもらったにもかかわらず電話が来る場合は、上司の個人的な怒りをぶつけられる可能性が高いので着信拒否して大丈夫です。

何か会社に伝えなければならないことがあれば、代行業者を通じて連絡してもらえます。

ですので、退職代行利用後の電話連絡が不安な方でも安心してください。

嫌な会社は退職代行でスパッと辞めて、新しいキャリアで活躍するために気持ちを切り替えていきましょう!