「転職エージェントって無理やり感強くない?」
「転職エージェントってデメリットの方が多い?」
転職エージェントは圧が強い…という悪い評判をよく見ますが、メリットとデメリットを理解すればスムーズに転職活動ができます。
転職エージェントは転職初心者こそ利用すべきサービスですが、向いていない人がいるのも事実。
本記事では、転職エージェントのメリットデメリットや、使わない方がいい人の特徴を紹介します。
読むとあなたが利用に迷わない知識がつき、上手に活用できるようになります。
転職エージェントのデメリット
転職エージェントのデメリットは下記の5つです。
- 自分のペースで転職活動ができない
- 担当者との相性によっては転職がうまくいかない
- 希望の求人に応募できないことがある
- サポート期間が決まっている転職エージェントが多い
- 応募するだけで日数を要する
自分のペースで転職活動ができない
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーとの話し合いをしたうえで応募する企業や方針を決めます。
以下のようなことが原因で、使いづらいと感じる人も多いようです。
- 利用期間が3ヶ月と決まっていることが多い
- キャリアアドバイザーと企業を含む三者間で話が進んでしまう
- 無理やり面接を組まれる
- 圧が強い気がする
- 転職サイトより自由度が低い
自分のペースで転職したい人にとって、転職エージェントのスピード感が重く感じてしまいます。
転職エージェントと転職者の間に意識のずれが起こるので、圧が強いと感じる人も。
自分が本当に転職したいと思ったときに、活動する期限を決めてサポートを受けるのがおすすめです。
担当者との相性によって転職がうまくいかない
担当のキャリアアドバイザーの質が悪かったり、相性が悪かったりすると転職活動がスムーズに進みません。
- 要望を理解してもらえない
- 返信が遅い
担当によっては1人で転職活動をしたほうがマシだったということも。
担当は自分で選ぶことはできません。
もし担当者と相性が悪いと思ったら、運営側に伝えて担当を変えてもらうのがおすすめです。
希望の求人に応募できないことがある
転職エージェントでは、必ずしも希望求人に応募ができるわけではありません。
求職者の希望も叶えなければなりませんが、企業側の要望にも答えなければならないためです。
そのため、求職者の希望している内容と企業の条件が一致しなければ、紹介を断られることがあります。
サポート期間が決まっている転職エージェントが多い
転職エージェントは、キャリアアドバイザーのサポート期間が「3ヶ月」と決まっていることが多いです。
- 良いところがあったら転職したい
- ゆっくり転職活動をしたい
自分のペースで進めたい人にとっては、マッチしないサービスと言えるでしょう。
応募するだけで日数を要する
早く応募して転職活動を進めたいと考えている人にとっては、「待つ期間がストレス」と感じることもあります。
登録
↓
職務経歴書などを作成
↓
その後担当者と面談
↓
求人紹介
転職エージェントのメリット
転職エージェントのメリットは下記の5つです。
- 非公開求人がある
- 転職のプロがサポート
- 企業の情報を事前に入手できる
- 現職を円満退社しやすい
- 仕事に関する相談ならなんでもできる
非公開求人がある
非公開求人とは、企業側が非公開にしている求人で、転職エージェントが紹介してくれる場合のみ詳細を確認できます。
非公開求人は
- 優良企業
- 大企業
- 高待遇
の可能性が高いです。
転職エージェントは上記のような案件を抱え、企業とマッチした場合、好条件な求人を紹介してくれることがあります。
転職のプロがサポートしてくれる
転職エージェントのサポートは、面談してマッチした求人を紹介するだけではありません。
- 求職者にマッチしそうな企業の提案
- 履歴書や職務経歴書のサポート
- 面接対策
- 年収交渉
- 入社後のサポート
転職サイトは上記を全て自分主体で行いますが、転職エージェントは転職初心者ができないことをサポートしてくれます。
転職エージェントを心強いと感じる人も多く、1人で黙々と転職活動を行うのが不安に感じる人ほどおすすめです。
注意点として、転職エージェントによって得意な求人が異なるので、最初からひとつのサービスに頼るのはやめておきましょう。
企業の情報を事前に入手できる
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業との関係が良好で内部事情に詳しい人が大勢います。
そういったキャリアアドバイザーが担当についた場合は、求人表には載ってない、内部事情や社風などを細かく知ることができます。
現職を円満退社しやすい
現職に退社することを伝えるのは勇気が入りますよね…
- 円満退社できなかったら…
- 辞めるまで冷たくされたら…
- 辞めるタイミングは…
そんな状況にキャリアアドバイザーは慣れているため、的確なアドバイスをくれます。
利用する転職エージェントによっては、退職代行に近いサービスをしてくれることもあります。
仕事に関する相談ならなんでもできる
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーに現職の悩みを相談することもできます。
- 今の会社を本当に辞めたほうがいいのか
- 年収が低くて困っている
家族や周りに言えないことでも気軽に相談できるのは嬉しいメリットです。
転職活動開始1日目
今日は、転職エージェントに相談しに行ってみた。。悪い噂が多かったが、割と良い担当者だったと思う。今のワイはどういう職種を応募したらよいかなど、具体的に相談できてよかった。まだ転職活動を始めたばかりだが、頑張っていこうと思う— Taishi@84日でブラックからホワイト転職成功の元精神病み20代 (@usohontodayo) August 2, 2021
キャリアアドバイザーは、プロの目線からしっかりアドバイスしてくれる。
仲の良い友達や家族に相談するよりも、有益な話を聞くことができるケースもあるので、悩んでいる人は相談してみるべきです。
転職エージェントを使うべき人は転職初心者
転職初心者は転職エージェントを使うべきですが、下記のような人も使うべきです。
- 転職活動が不慣れな人
- 面接や書類作成に自信のない人
- 効率良く転職活動をしたい人
理由を紹介していきます。
不慣れな転職活動をサポートしてくれる
転職経験の少ない方や転職活動が得意でない人は、転職エージェントの利用がおすすめです。
1人で転職活動をする場合、特に慣れていない人にとっては様々な不安や課題があります。
- 年収の交渉
- 退職を伝えるタイミング
- 職務経歴書
詳しい人からのアドバイスをもらったほうが転職する確率が上がります。
面接や書類作成を添削してくれる
転職エージェントでは、アドバイザーによる書類添削や、面接対策のサポートもしてくれます。
自分1人で履歴書や職務経歴書の作成をする場合、自身の強みを書類上でアピールするというのは難しいです。
キャリアアドバイザーはこのような書類の添削をするときにヒアリングを行います。
そのため、自分1人で作成した書類よりも、魅力的で完成度の高い職務経歴書ができます。
転職エージェントによっては、企業ごとに合わせた面接対策をしてくれるところもあり、特に面接が苦手な人は、転職エージェントを頼りましょう。
効率のいい転職活動ができる
転職エージェントを活用すれば、時間のない忙しい人でもスムーズに転職活動をすることができます。
現職が忙しいなどの理由から時間を十分に割けない人も、キャリアアドバイザーがしっかりサポートしてくれます。
転職エージェントは使うな?おすすめできない人
下記のような人は転職エージェントを使わない方が良いです。
- 受けたい企業が決まっている人
- 他人の意見に流されやすい人
- 自分のペースで転職活動したい人
転職初心者には必要ですが、方向性や受けたい企業が決まっている人は、基本的にいらないです。
それぞれ詳しく解説していきます。
応募したい企業が決まっている人
希望企業がはっきりしている人は、転職エージェントを利用するメリットはありません。
転職エージェントでは
- ヒアリング
- スキル
- 経験
これらを総合的に見ておすすめ可能な求人を紹介してくれます。
そのため、自分に合った求人が見つかる可能性は高いですが、もう既に具体的に企業を絞っている方にとっては迷いが生じることも。
転職サイトに複数登録して、目指している企業があるか探す方が効率的です。
他人の意見に流されやすい人
他人の意見に流されやすい人は、結果として就職先の企業に不満が出てしまい、後悔したり早期退職に繋がってしまうこともあります。
転職エージェントでは、アドバイザーのサポートを受けながら転職活動をするため、他人の意見に流されやすい人は要注意です。
- あまり興味のない職種に応募してしまう
- 待遇に満足いかない求人でも応募してしまう
アドバイザーからの意見に気持ちが流されてしまう人は気を付けましょう。
自分のペースで転職活動したい人
転職エージェントは面談の日程を無理やり組まれることもあり、自分のペースで転職活動したい人には向きません。
軽い気持ちで転職エージェント登録したら面談予約しろって圧がすごすぎる。ちょっと待って…こっちにも色々タイミングがあるのよ
— ππ@自分磨き (@amuuuu_rrrr) July 27, 2022
質の悪い転職エージェントだと、こちらの日程を考慮しないことがあります。
そうなった時は別の転職エージェントに変えるか、他の担当者にしてもらうようにしましょう。
転職エージェント選びのコツ
転職活動を成功させるには、自分にマッチした転職エージェントを選ぶ必要があります。
自分に合っていない転職エージェントを選ぶと、
「納得いかない企業ばかりだった」
なんてことになりかねません。
無駄な時間を使わないために、下記2つのコツを紹介します。
- 転職したい業種に強い転職エージェントを選ぶ
- 業種が決まってないなら大手の転職エージェントを選ぶ
転職したい業種に強い転職エージェントを選ぶ
転職エージェントは大きく2つに分けられます。
- 総合型:幅広い年齢層や業界を扱う転職エージェント
- 特化型:年齢層や業界に特化した転職エージェント
あなたの転職したい業界が「IT」や「営業」など決まっている場合、特化型の転職エージェントがオススメです。
特化型は、あなたの求める業界の求人が豊富にあります。
他の転職エージェントでは取り扱っていない大企業や優良企業と出会いやすいというメリットもあります。
就きたい業界が決まっている人は、ぜひ特化型転職エージェントを検討してみて下さい。
業種が決まっていないなら大手の転職エージェントを選ぶ
自分のやりたい仕事が決まっていない人は、「総合型」の大手転職エージェントの利用がオススメです。
大手総合型を選ぶメリットは下記の通りです。
- 長年のノウハウでサポートしてくれる
- 求人数を他社と10倍以上差をつけている
- 幅広い業種や年齢層に対応している
転職先を比較検討したい人は大手の転職エージェントでサポートを受けたほうが良いでしょう。
転職エージェントを賢く利用するポイント
転職エージェントは、ただ登録すれば成功するというものではありません。
どの転職エージェントを利用するかが重要なのと同様に、賢く利用するためのポイントをご紹介します。
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントは最低でも2社併用してください。
1社の転職エージェント(人材紹介会社)から紹介される求人案件数は、平均して数件です。より幅広く求人を比較検討したうえで活動を進められるように数社~10社程度はご併用いただくことをお勧めしています。
【転職エージェント(人材紹介会社)利用社数】
◆転職決定者 : 平均4.2社
◆全体 : 平均2.1社引用:リクナビNEXT
リクナビNEXTによると、転職決定者は平均4.2社併用しています。
- 望む求人がない
- 担当者と相性が悪い
上記の問題も出てくるため、比較検討できる環境づくりをおすすめします。
転職エージェントの担当者と自分の相性を見極める
担当者との相性は転職エージェントを利用する上で重要です。
例えばあなたが応募したい求人の業界に担当のキャリアアドバイザーが詳しくなかった場合、細かい内部事情や仕事内容・社風などを知ることができません。
求人表の内容しかわからないということは、転職サイトを利用しているのと同じです。
そのため、あなたが就きたい仕事の業界に詳しい人であることが大切。
担当と相性が悪いと感じたら、運営側に伝えて担当を変えてもらいましょう。
エージェントの意見を鵜呑みにしない
転職エージェントも商売です。
そのため、あなたのことを無理やり企業に入社させようとする人もいるでしょう。
場合によっては、キャリアアドバイザーのノルマ達成のために無理やり希望ではない求人に応募させようとする人もいます。
転職エージェントのメリットデメリット:まとめ
転職エージェントを利用することで、様々なメリットを得ることができます。
書類添削・面接対応・企業交渉はもちろん、転職に関する悩みはどんなことでも聞いてくれます。
転職エージェントを利用しないということは、逆にこれらのメリットを全て手放してしまっている状態だと言えるでしょう。
しかし、転職エージェントも商売ですので、2社以上併用して比較検討できる環境は作ってください。
下記に転職エージェントのおすすめの組み合わせを記載しておきます。
20代 | ||
リクルートエージェント | doda | マイナビAGENT |
30代以上 | ||
リクルートエージェント | doda | jac リクルートメント |
女性向け | ||
リクルートエージェント | doda | type女性の転職エージェント |