仕事を辞めて次の転職まで空白期間が長く、何もしてないとこの先まともに転職できるのか不安になってしまいますよね。
結論を先に申し上げると、転職ブランク期間がたとえ1年以上と長くても、しっかり対策していれば転職することは十分可能です。
- 転職ブランク期間に何もしてない
- ブランク期間が長いから転職で不利になりそう
- 空白期間が1年以上で自信がない
本記事では、転職ブランク期間に何もしていないと転職で不利になってしまうのか、空白期間の影響度や面接での答え方について解説しています。
- 転職ブランク期間1年空いても転職できるのか
- 転職ブランク期間が長いと会社が抱く懸念点
- ブランク期間が長くても転職できる人の特徴
- 転職ブランク期間が長いとき面接での伝え方
不安な面接も、伝え方次第で相手に好印象を与えることができるので自信を持って転職活動を進めましょう。
転職ブランク1年何もしてなくても転職できるの?
結論を言うと転職ブランク期間1年何もしてなくても転職はできますが、普通に転職活動している人と比べるとやや不利になってしまうのは否定できません。
具体的に解説していきます。
転職はできるが企業はブランク期間に疑問を持つ
やはり1年の空白期間があると、採用担当者は「その期間何をしていたの?」「遊んでいたの?」と疑問に感じてしまいます。
もちろん退職してすぐに転職先を決められる人ばかりではないので、多少のブランク期間が空いてしまうのはしかたないこともあるでしょう。
しかし1年以上の空白期間があると、その間何をしていたのか面接する企業としては気になるポイントです。
面接で話せる明確な理由があれば問題ありませんが、「特に何もしていなかった」場合は、やはり良いイメージではなくなります。
ブランク期間関係なく採用する企業もたくさんある
ブランク期間を懸念する会社もあれば、そんなの関係ないようという企業ももちろん存在します。
特に日本は高齢化社会で働き手が不足している会社もたくさんあるからです。
空白期間が1年以上あったとしても、若手不足の会社はたくさんあるため「ぜひうちで働いてほしい」と思っている企業はたくさんありますよ。
【転職ブランク期間何もしてない】会社が抱く懸念点とは
ブランクがあることで企業が懸念するポイントは以下の6つ。
- 計画性がないのではないか
- 技術職やクリエイティブ職は能力低下が懸念点
- ブランク期間の理由と何をしていたか
- 採用してもすぐに辞めないか?
- 責任感の有無
- 再就職への意欲や熱意
①計画性がないのではないか
ブランクが長いと、計画性がないと思われることがあります。
やむを得ない事情がある場合は必ず理由を明確に伝えましょう。
「それなら仕方ない」と納得できる内容を伝えることが大切です。
②技術職やクリエイティブ職の場合能力低下が懸念
再就職しようとしている仕事が技術職やクリエイティブ職の場合、ブランクによる能力低下は否めません。
企業はブランクの有無に関わらず、即戦力を求めることが多いので、能力低下で仕事が満足にできない場合は採用が難しくなります。
どうしても技術職やクリエイティブ職で働きたいという人は、面接時や書類選考の際にポートフォリオを提出できるようにしておきましょう。
③ブランク期間の理由と何をしていたのか
大切なのは、なぜブランク期間があるのかをしっかりと伝えること。
- 病気になってしまった
- 親の介護が必要だった
- 転職活動してたけどうまくいかなかった
親の介護で半年間仕事を辞めていたとしても、実際のブランクがトータル1年であれば、残りの半年間は面接官を納得させられる内容を伝えなければなりません。
ブランクだけを原因に受からない言い訳をしていては、内定を貰える確率も下がるでしょう。
④採用してもすぐに辞めないか
働いていない期間があるため、採用してもすぐに辞めないかと思われるのは仕方がないことです。
熱意を伝えるために、働いていた頃にどのような考え方をもって仕事をしていたのかをアピールしましょう。
一生懸命仕事をしていた過去を鮮明に説明できる状態であれば、面接官は「この人は十分働ける」と思ってくれるでしょう。
⑤責任感の有無
ブランクがある人は、どうしても仕事への感覚が薄れてしまっているため責任感の有無が問われます。
責任感があることを伝えるのは非常に難しいですが、
- 仕事への熱意や今までの経験を伝える
- 自分の強みをしっかりアピール
することが重要になります。
⑥再就職への意欲や熱意は確かなものか?
企業は仕事に対して意欲の薄い人は採用したくないと考えます。
やる気をアピールし、意欲や熱意があることを証明しましょう。
ブランク期間1年何もしてなくても転職できる人の特徴
転職ブランク期間が1年と長い人でも転職できる人の特徴について解説していきます。
- 企業が求めるスキルや経験がある
- 20代でポテンシャルがある
- ブランクを通じて得たものをアピール
ブランク期間何もしてなくても受かりやすい人の特徴を順番に解説します。
①企業が求めるスキルや経験がある
企業にアピールできるようなスキルや経験を持っている人は、ブランク期間に何もしてなくても特段問題はないでしょう。
- 特別な資格を保持している
- バイリンガルではなくトリリンガル
- 自信ももってアピールできる経験がある
- 自分の成長を感じている
企業も転職者が自社に相応しいスキルを持っているのであれば、即戦力として迎えられるのでwinnwinな関係を築くことができます。
②20代でポテンシャルが高い
20代は体力もあり、ポテンシャルも高いので、ブランク期間に何もしていなくても採用される可能性は高くなります。
ブランク期間に仕事以外のことに挑戦したり知見を広げておくことは今後の人生においても大切です。
20代であればブランク期間は気にしなくても大丈夫なので、自信を持って転職活動を進めましょう。
③ブランクを通じて得たものをしっかりアピール
ブランク期間に何もしていないとは言っても、何かしら考えたり感じることはありますよね。
自分探しをしたり、今後の人生について真剣に考える時間も時には必要です。
何もしてない状態から、転職活動を始めるだけでも大きな一歩。
等身大の自分をしっかりアピールすれば、その熱意はしっかり面接官にも伝わります。
■転職活動において自分の弱みをカバーするために
(例)
「ブランク期間がある」
⇒ブランク期間中の経験や現在の心構えを整理することが大事です。— 片岡真志|株式会社ライトワークデザイン代表取締役|転職エージェント (@masashi_kataoka) October 20, 2020
④ブランク期間を通して自分の成長を感じている
ブランク期間を通じて自分の成長を感じているのであれば、その気持ちを面接でしっかりアピールしましょう。
- 自分にはブランク期間が必要な時間だった
- 時間をかけて転職活動をして、本当にやりたい仕事が見つかった
- ブランク期間を利用していろんなことに挑戦してみた
たとえブランク期間が長くても、あたなたの自信溢れる姿を見たら企業も「この人は何が違う」と分かってくれるでしょう。
【期間別】ブランク期間の影響度
転職のブランク期間が長くてもまったく採用されないということはありませんが、空白期間が長ければ長いほど影響度が大きくなるのは否めません。
ブランク期間が長いとどうなってしまうのか、1年以上でも大丈夫なのか、影響度について解説していきます。
転職ブランク1ヶ月の場合
1ヶ月のブランク期間何もしていなくても殆ど影響はありません。
ブランク期間が1ヶ月〜半年以内であれば正常の転職期間と言えます。
転職エージェントの利用期間が3ヶ月の所が多いですが、転職にはある程度の時間が必要です。
転職活動しながら、他の職種や仕事に興味を持つ人や、転職活動に疲れて一時休止したい人もいます。
焦って1ヶ月以内に転職活動を進めるよりは、じっくり検討しながらの転職がおすすめです。
転職ブランク1年何もしていない場合
ブランク期間が半年〜1年以上の場合は通常の転職と比べるとかなりに影響が出てくるころです。
特に1年以上何もしていないと企業は「何していたの?」と絶対聞いてくるでしょう。
しかし「ブランク期間に何をしていたのか」をしっかり証明できれば大きな影響はないでしょう。
- 転職に必要な資格取得をしていた
- 出産や子育てをしていた
- 体調や健康不良のため
- 留学していた
- 自分探しをしていた
休んでいた期間に何をしていたのかしっかり回答できるようにしておきましょう。
転職ブランク期間が長くなると不利になる場面
転職活動でブランク期間が長い場合に不利になってしまう場面について解説します。
- 書類選考に通りにくい
- 仕事への意欲が低下する
ブランクが長いと書類審査に影響する
ブランクがあると職務経歴書や履歴書に空白ができてしまいます。
これは企業にとってマイナスに感じる部分が大きく、ブランクがない転職者と比較するとどうしても不利になってしまいます。
ブランクの影響で書類選考で落とされてしまう人は、書類選考のない転職エージェントを利用しましょう。
書類選考をしない企業は、今までの経歴やスキルは重要視していません。
- やる気
- 熱意
- ポテンシャル
- 自社で一緒に働きたい
書類選考がないおすすめの転職エージェントは就職Shopです。
就職Shopは、リクルートが運営する20代向けの転職サイトです。
フリーターやニートの人でも社員になれるようにサポートしてくれるため、空白期間が長い20代の人は相談してみましょう。
\書類選考なし一時面接の確約/
ブランク期間が長いと仕事への意欲が低下する
ブランクによる影響が大きいのは企業ではなくあなたにあります。
- 働くことに対する意欲が低下
- 働いてもすぐに辞めたくなる
働いていない期間が長いと、就職できてもすぐに辞めたくなったり、仕事が嫌になってしまうこともあります。
【転職ブランク期間が長い】面接での伝え方
ブランク期間がある人は面接で何を重視して伝えればいいのか、伝え方や対策について解説します。
もし、ブランク期間中に何もしていないのであれば、「何もしていなかった」ことを素直に伝えましょう
面接はブランクがあっても不利にはならない
書類選考を通過しているのであれば、企業はブランクがあることも受け入れているので面接では気にしなくても大丈夫です。
ただ、ブランク期間について聞かれる可能性はあるので、明確に答えられるようにしておきましょう。
企業が気にするのはブランクそのものではなく、ブランクがあったことによる仕事への影響です。
面接で猛アピール
転職ブランクが1年以上と長い場合は、面接でいかに自分を良くアピールできるのかが勝負になってきます。
転職の募集人数は、新卒と違い狭き門です。
当然ブランク期間がない人も大勢いますので、その中で勝負するには自分自身を猛烈アピールするようにしましょう。
転職活動はじめて約2ヶ月。。ブランク期間2年間の私でも選考がいくつか進み、希望のところに内定もらえて無事働けることになりました😂長期のブランクで怯える必要はないみたいです。上手く面接で伝えられれば全然大丈夫🙆♀️
— みぃ@メンタルケア発信 (@remimenhel) January 14, 2022
特に何もしていない・遊んでいたは基本的にNG
面接で嘘はいけませんが、さすがにストレートに「遊んでいた」「何もしていない」は良い印象を与えません。
転職は、即戦力となる人材を探しています。
- 適当な雰囲気な人
- 仕事への熱意を感じられない人
- やる気が低そうな人
上記のような人は採用したいとは思わないので、ただ遊んでいたのではなくそこから何を得られたのかまで説明するようにしましょう。
「転職活動が長引いたから」は良い印象を与えない
面接でブランク期間について聞かれたときに、転職活動が長引いたからという理由ではあまり企業は納得しません。
また転職活動が理由で1年以上ブランクが空くと、何か企業にとって良くない要素を抱えている人物と思われてしまう可能性も出てきます。
転職活動が長引いた場合は、具体的にどんな会社を受けていたのか、どんな職種を希望していたのかまで説明できるようにしてきましょう。
たとえば、途中でスキル不足を実感し、資格の勉強をしていなど
転職活動でブランク期間に何もしていないときの面接対策。正直に「転職活動をしていたらブランクが長引きました」はおすすめしない。ニーズがないと思われてしまうから。無難なのは業務に関連する資格取得の勉強かな。半年くらいだったらリフレッシュしていたでも良いが今は好きに旅行できないのでNGか
— CowBoy | 代表取締役&採用担当 (@cowboy19620626) January 28, 2022
ブランクを選んだ理由を明確にする
ブランクの理由は出産や介護、資格取得や勉強、心身の休養など人によって様々です。
伝え方の一例を紹介します。
親の介護をどのくらいの期間していたのか明確に伝えましょう。
再就職後は介護による仕事への支障があるのかを前もって企業に伝えておくことも重要です。
働けるようになった理由や環境を伝えましょう。
- 子供が大きくなって働くことに支障がなくなった
- 親が面倒をみれるようになった
- 保育園に入所できた
また、「子供が風邪を引いた場合は会社を休まないといけない」など仕事に影響をおよぼす可能性はあらかじめ伝えることも大切です。
子供や家庭の事情を事前に伝えておくことで、企業もあなたの環境を理解します。
資格取得の勉強やスクールに通っていたことを伝えることで、仕事で活躍していきたいという前向きな姿勢をアピールできます。
ただ、世の中には働きながら勉強して資格取得している人もいるので、、休んでまで資格取得をしたかった理由を明確に伝えましょう。
ブランク期間で得た学びと次に活かせること
ブランク期間は働いてないとはいえ、学べることは数多くあります。
資格取得や留学などはもちろん、介護経験や療養期間に学べたことや気付きは面接でもしっかり伝えましょう。
- 親の介護をして自分には介護が向いていると思った
- 療養して働けない期間があり仕事を頑張りたいと思った
新たな学びをもとに、仕事で活かせるものを探ってみることも大切です。
向いていないと思っていたものが実は向いていたり、苦手意識のあったものが平気になることもあります。
ブランク期間何もしていないと感じる人は、小さな気づきを大切にしましょう。
ブランクで何もしてなくても正直な思いを伝える
特に介護があったわけでもなく、資格取得などの勉強をしていたわけでもない。
いわゆる「なにもしてこなかった人」もいるでしょう。
その場合は嘘の理由を並べず、はっきりと何もしていなかったことを伝えるべきです。
何もしていない=悪ではない
仕事が嫌になって辞めて、そのまま就活をしなかったのであれば、その事実を伝えましょう。
大切なのは、何もしていなかったけど、今転職活動をしているという事実。
決してマイナスになる要素ばかりではないので、ウソを重ねるより正直な気持ちを伝える方が相手の心に響きます。
まとめ
転職ブランク1年以上でも転職することは可能です。
ブランク期間が長くなるほど転職の不安が大きくなるので、しっかり対策した上で企業にアピールしましょう。
- ブランク期間の理由を明確にする
- 仕事への意欲を見せる
- ブランクがあってもこれまでのスキルや経験をアピール
ブランク期間の影響で書類に自信がない20代は、就職Shopがおすすめです。
書類選考がなく、一次面接確約なので精一杯自分をアピールできればチャンスが広がります。
何もしていないから諦めるのではなく、自分にできることは何なのか探すことで転職成功への道が開けます。
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