「電話営業、もう辞めたいな」と思っていませんか?
- 電話相手に嫌がられる
- なかなかアポイントが取れない
- ほとんど成約しない
そんな電話営業(テレアポ)を続けていると、心がすり減ってしまいますよね。
結論を言うと、基本的にテレアポはオワコンで時代遅れと言えます。
このままテレアポ営業を続けていていいのか悩んでいる方は、思い切って転職を考えてみるのも手です。
今回は、電話営業がオワコンな理由とそれでもなくならないわけを紹介し、改めて電話営業という仕事について考えてみます。
この記事を、今の仕事内容や働く環境について考えるきっかけにしてみてください。
テレアポはオワコンで時代遅れの理由
業種にもよりますが、基本的に電話営業はすっかりオワコンで時代遅れになっています。
電話営業がオワコンで時代遅れの理由は、以下の5つです。
- インターネットでの購入が当たり前の時代だから
- 営業しなくても顧客が自分で選択する時代だから
- AI技術の発展が今後も加速するから
- 知らない番号からの電話を取りたくなりから
- 電話番号をネットに記載しない企業も増えているから
それぞれの理由を見ていきましょう。
インターネットでの購入が当たり前の時代だから
インターネットの普及に伴い、今やネットで購入するのが当たり前の時代です。
ネットショッピングは簡単で便利ですし、自分のペースで商品やサービスを選べますよね。
近年、ネットに接続する端末の普及率は目覚ましいものがあります。
デジタルを活用する際に必要となるインターネットなどに接続するための端末について、2021年の情報通信機器の世帯保有率は、「モバイル端末全体」で97.3%であり、その内数である「スマートフォン」は88.6%、パソコンは69.8%となっている。
ほとんどの人がスマホやパソコンを日常的に使っている現代では、インターネットでの購入が当たり前なのです。
営業しなくても顧客が自分で選択する時代だから
ネットが普及した現代では、わざわざ営業をしなくても顧客が自分で商品・サービスを選択できます。
なぜなら、何か欲しいものがあれば、ウェブやSNSで手軽に情報収集ができるからです。
仕事やプライベートでも、電話営業をきっかけに商品・サービスを購入する場面は少ないのではないでしょうか。
商品・サービスを選ぶ方法は、昔とは大きく変わっています。
- 商品サイトを見る
- 比較サイトを見る
- 口コミを探す
顧客が商品・サービスを購入する際に、事前に様々な情報を集められるため、電話営業をあえて選ぶパターンは少なくなっているのが現状です。
AI技術の発展が今後も加速するから
これから加速していくAI技術の発展も、電話営業がオワコンだと言われやすい状況を作り出します。
AI技術の進歩によって、スマホやパソコン上に適切な商品・サービスのおすすめや提案が表示されるようになるでしょう。
これからAI技術が進化すると、次のような変化が起こる可能性があります。
- おすすめや提案の精度が上がる
- 広告がより最適化される
- チャットボットなどサポートが充実する
電話営業から商品・サービスを購入するシーンはますます減っていくでしょう。
知らない番号からの電話を取りたくないから
電話営業をしても、多くの人は知らない番号からの電話を取りたくないものです。
登録されていない番号からの電話に出るメリットは、ほとんどありません。
あなたも知らない番号から電話がかかってくると、以下のように感じるのではないでしょうか。
- 怖い
- 出たくない
- めんどくさい
相手が電話を取りたくないと思いながら、しぶしぶ電話に出ているのに、いきなり営業の話をしても、うまくいく可能性は低いですよね。
電話番号をネットに記載しない企業も増えているから
最近では、電話番号をネットに記載しない企業も増えています。
なぜなら自社サイトにお問合せフォームを設置しておけば、普通の問合せには対応できるからです。
電話対応にかけるコストを下げたい、業務を妨げられたくないとの理由もあります。
実際、企業の電話番号を探そうとしても、なかなか見つからないケースが増えています。
ネット上に電話番号を掲載しない企業の増加により、電話営業はますます難しく、非効率になっているのです。
テレアポはオワコンのはずなのになくならないわけ
オワコンなはずの電話営業がなくならないのは、電話営業にまだメリットがあると会社側が判断しているからだといえます。
電話営業を通じて、会社側が得られるメリットは以下の通りです。
- 100件中1件取れればいいから
- 見込み客に電話をしているから
- ネットリテラシーが低い人は電話の方がいいから
つまり、会社側にとってプラスがあるからこそ、電話営業を続けているのです。
100件中1件取れればいいから
電話営業がなくならないのは、100件中1件成約が取れればいいからです。
1件の成約が取れれば成果としては十分な場合、他の99件が空振りだったとしてもまったく問題ありません。
- 高額不動産
- 高額な設備
- 年間サービス
以上のような商品・サービスは、電話営業で1件成約するだけで利益が出る可能性もあります。
かなり低い確率だったとしても、必ずプラスになるなら電話営業の努力を続けるべきだと捉えているのです。
見込み客に電話をしているから
見込み客に電話をすれば利益が出る場合は、電話営業はなくなりません。
見込み客とは、商品・サービスを購入する可能性が高い顧客を示します。
見込み客は購入までのハードルが低いため、会社側も多方面からアプローチするのが一般的です。
時代遅れだと言われる電話営業ですが、以下のような活用の仕方で売上を伸ばしている会社もあります。
- 顧客のリアルな声を聞ける
- その場で質問に答えられる
- ニーズを聞いた後に他の商品を提案できる
商品・サービスとの相性はありますが、電話営業がオワコンではない業種もあるのが実態です。
ネットリテラシーが低い人は電話の方がいいから
高齢者を中心としたネットリテラシーが低い人には電話営業の方が対応しやすいとの理由も挙げられます。
スマホやパソコンが苦手な人向けには、まだまだ電話営業が有効です。
- 細かい字を見たくない
- 調べるのが面倒
- 人に聞いた方が早い
ターゲット層の中に以上のような人が多く含まれる場合は、電話を使った営業が喜ばれます。
取り扱う商品・サービスが高齢者向け、ネットリテラシーが低い人向けであれば、電話営業はオワコンではないと言えるのです。
テレアポは完全オワコンではないけどやりたくない人は早く辞めるべき
電話営業は完全なるオワコンと断言できませんが、やりたくない人は早く辞めるべきです。
早い段階でテレアポを辞めた方がいい理由は4つあります。
- メンタルが弱いと辛くなる
- 成果につながりにくく評価が上がらない
- 特別なスキルが身に付くわけでもない
- 時代遅れのテレアポばかりさせる会社に将来性を感じないから
電話営業を積極的にやりたいのでなければ、電話営業を続けるべきか考えてみるのもいいかもしれません。
メンタルが弱いと辛くなる
もともとメンタルが弱い人が電話営業を続けてしまうと、心の病にかかりやすくなります。
電話対応が主な仕事の場合、相手からの反応は以下のパターンが多いのではないでしょうか。
- 当たり前のように断られる
- 冷たい言葉をかけられる
- ほとんど感謝されない
電話をかけても相手に迷惑そうにされ、断られ続ければ、落ち込むのは当たり前ですよね。
ずっと辛いと思いながら仕事をしていると、ストレスがたまったり、精神的に不安定になったりする可能性があります。
そうなると仕事どころではなくなり、キャリアや生活に支障が出る場合もあります。
成果につながりにくく評価が上がらない
電話営業は成果につながりにくいと言われています。
どれだけ頑張っていたとしても、結果が出ていないと評価されないのが一般的だからです。
たとえ、あなたが精神的に辛い仕事だと感じていても、会社側としてはクリアすべきタスクを渡しているだけにすぎません。
もし電話営業が自分に合っていないと身に染みているのなら、仕事を変える決断をした方がいいでしょう。
特別なスキルが身に付くわけでもない
電話営業をしていても、特別なスキルが身に付くわけではありません。
主に、会社のマニュアルに沿った対応ができるようになるのが一般的ではないでしょうか。
いざ転職をしたくなったときに役に立つのは、これまで身につけてきたスキルです。
特別なスキルがあった方が転職もしやすく、収入アップも見込めます。
電話営業だけではなく、それ以外の仕事に就きたいと考えているなら、別のスキルを取得するために行動を起こした方がいいでしょう。
時代遅れのテレアポばかりさせる会社に将来性を感じないから
電話営業がオワコンだと感じているのに、時代遅れのテレアポばかりさせる会社には将来性を感じられないのではないでしょうか。
成長している企業は商品・サービスを売るための手段をいくつも持っています。
- 広告出稿
- PR
- SNS運用
業績が伸び悩んでいる会社は、戦略を間違えている可能性が高いです。
電話営業をする中で会社の成長が鈍っていると感じるなら、今の仕事にばかり囚われず、新たなチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、電話営業が時代遅れでオワコンな理由と、それにも関わらずなくならない理由などを紹介しました。
- 電話営業は基本的に時代遅れでオワコン
- 環境・技術の変化で電話営業はますますオワコンに
- 会社側にはオワコンな電話営業を続ける理由がある
- 電話営業をやりたくなければ早く辞めるべき
それでも電話営業をしたくない場合は、思い切って転職してしまうのも1つの選択です。
「テレアポやりたくない」と悩み続けるより、まずは小さな一歩から行動してみましょう。