「会社で出世できないとわかってしまった」
「出世できないと気持ちが腐る」
あなたが感覚的や見聞きし出世できないと悟ってしまったかもしれませんが、本当にこのままなのでしょうか。
結論からお伝えすると、年齢によっては挽回の余地があります。
本記事では、出世できないとわかっても腐る前に挽回する方法や出世できない理由について紹介しています。
- 出世できない3つの理由
- 出世できないとわかった時にやるべき行動
- 出世にこだわらなくて良い5つの理由
出世できないと給料も上がりませんし、思うところがありますよね。
しかし、現代は出世したくない人や、選択肢の幅も広がっています。
本記事で出世できない原因を探るだけでも、あなたの働き方が変わるきっかけになるのでぜひ最後までご覧ください。
出世したいのに出世できない3つの理由
出世したいのに、なぜか評価されない人の理由は以下の3つ紹介します。
- 業務に必要な能力不足
- 仕事の管理ができない
- 動機や従業員が多すぎる大企業
出世できない人は、人の上に立つ技量やマネジメント能力が足りていない場合が大きいです。
それぞれ解説していきます。
①業務に必要な能力不足
出世するには、基本的な業務や不具合が起きたときの問題解決力が必要です。
そのほかにも下記の内容が求められます。
- 基本的な業務を確実にこなす
- 不具合に対処する能力
- マニュアルを改善する能力
会社で出世するには、基礎業務をこなせるのは前提で、臨機応変に対処できる能力や作業効率を上げていく施策の検討・実行できる行動力が必要です。
②仕事の管理ができない
会社で出世するには、マネジメント力が必須です。
- 仕事の進捗管理
- チームの仕事量の管理
- 部下や後輩への指導力
係長や課長などの役職に就くと、上記のようなマネジメント力が求められます。
係長から出世できない…という人は、マネジメント力が足りないのかもしれません。
課長となると、全体の仕事を見ないといけないので、マネジメント力は必須です。
③同期や従業員が多すぎる大企業
あなたが出世できない原因に「ライバルが多すぎて出世できない」可能性があります。
従業員の多い会社では出世競争が激化します。
優秀な若手社員や、高学歴のエリートに揉まれながら出世を目指すのはとても大変です。
大企業に働いていると、なんのスキルも付かずに下積みだけで終わってしまう場合もあるので、注意が必要です。
私は新卒入社では圧倒的に日系大企業をオススメしますが、やはり大企業に10年も15年もいてはいけないと思っています。
基礎を学ぶ20代の期間は良いですが、30代になっても「下積み」が終わらない。どんなに優秀でも年功序列でほとんど出世できないので、若くて優秀な人ほど大企業にいると損をします。
— 安斎 響市 @転職デビル (@AnzaiKyo1) March 27, 2021
【年代別】出世できないとわかったら腐る前にやるべきことを解説
ここからは、出世できなくて腐ってしまう前に、やるべきことを年代別に解説します。
年齢によって内容が大きく変わるので、あなたの年代に合わせて読み進めてください。
出世できないとわかったら【50代】
50代で出世できないとわかったら、素直に受け入れて今後の働き方を考える必要があります。
残りわずかの社員生活です。
出世にこだわるよりも自分らしい働き方を見つけた方が楽に働けます。
- 出世できないことを素直に受け入れる
- 出世を諦めて今後の働き方に目を向ける
- 出世はできないけど別のスキルを身につける
- 今後の人生の楽しみや自分なりの働き方を探す
出世できないことを素直に受け入れる
50代では出世を諦めることで、新しい働き方を見つけるチャンスとも考えられます。
また、出世を諦めると下記のメリットがあります。
- 仕事のプレッシャーが少なくなる
- 人間関係を良好にできる
- 自分の時間が増える
50代になると、体力的にも難しい年齢です。
今後の働き方を考えて、出世できない事実を素直に受け入れる心が大切です。
出世を諦めて今後の働き方に目を向ける
出世を諦めて、若手社員の育成やメンタルサポートに徹するのがおすすめです。
出世できないとしても、あなたは経験豊富です。
下記の仕事に取り組むと、やりがいが見つけられるかもしれません。
- 若手社員の育成
- 人生経験を生かした社員のメンタルサポート
- 作業指導書などのマニュアル作成
会社の将来を担う若手社員の育成にチカラを入れ、仕事のやりがいにつなげてみてはいかがでしょうか。
出世はできないけど別のスキルを身につける
50代で出世コースから外れてしまうと、リストラ候補に挙げられる可能性があります。
そのため、別のスキルを身につけて生き残るすべを考えましょう。
- 知識を生かして交渉力を鍛える
- 雑談力で周囲を和ます
- 理論的思考をいかした改善力
ビジネスで鍛えなければいけないスキルはたくさんあります。
上記の3つを鍛えて、50代になっても会社に必要とされる人材を目指しましょう。
今後の人生の楽しみや自分なりの働き方を探す
50代で出世できなくても会社のポジションの確立や、自分なりの働き方を探しましょう。
というのも、出世を諦めることで自分なりの働き方ができます。
- 趣味に時間を使う
- 若手社員とのコミュニケーションを図る
- 若手社員の育成を楽しみにする
若手社員の育成は会社のためになります。
別の働き方を見つけ、人生の楽しみを探してみましょう。
出世できないとわかったら【40代】
40代は働き盛りですが、出世できない劣等感を抱いている方は多いです。
年齢的にも出世の可能性は低いことを受け入れなければいけません。
ではどのような気持ちで働けばいいのでしょうか。
40代が出世できないとわかったら、やるべきことを3つ紹介します。
- 年代的に出世の可能性は低い現実を受け入れる
- 出世するより自分のための時間を作る
- 思い切って転職してみる
年代的に出世の可能性は低い現実を受け入れる
40代になると出世は難しくなります。
年下の社員にもどんどん抜かされ、40代では出世できない現実を受け入れるしかありません。
下記の表にあるように、課長に出世できる確率はたったの7.2%です。
出世できる割合は10人に1人です。
残りの90%の社員は平社員になるので、頑張って出世するよりも自分のために時間を使った方がいいのではないでしょうか。
出世するより自分のための時間を作る
40代で出世にこだわるよりも、自分の時間を有意義に楽しんだ方が残りの人生も楽に働けます。
出世すると給料は増えますが、下記のものを失います。
- 自分や家族との時間
- 良好な人間関係
- 仕事のプレッシャーで健康維持が難しくなる
無理に出世するよりも自分や家族との時間を大切にした方が充実した毎日を送れます。
思い切って転職してみる
40代ではまだまだ転職可能な年代です。
可能性は低いものの、あなたのスキルを必要としている会社はたくさんあります。
また、40代ならではの経験を生かして即戦力をアピールできれば幹部候補として入社することも可能です。
- 幹部候補として就職できる
- 自分のやりたい仕事をできる
- 労働環境が改善される
どうしても出世を諦めきれないときは転職して新しい環境で出世を目指すことも必要です。
出世できないとわかったら【30代】
30代で出世できないとわかっても、努力次第では評価を得られます。
資格取得やスキルアップをして市場価値を高めることで今の会社に依存しない働き方を探しましょう。
他の会社でも通用するポータブルスキルがあれば社外に出ることを視野に入れるのも大切です。
下記では、30代で出世できないとわかったときの対策を紹介します。
- スキルアップをし市場価値を高める
- 社内に残るか社外に出るか検討をする
スキルアップをし市場価値を高める
30代で出世できないとわかったら、新しいスキルを習得し、自分の市場価値を高める必要があります。
他の会社でも通用するスキルを身につけ、転職市場でも有利に進められます。
- 新たなスキルを習得する
- 市場価値の高いスキルを見つける
- 資格を取得する
今の会社で出世できなくても諦める必要はありません。
転職して他の会社で活躍できれば出世は可能です。
スキルアップをして、いつでも転職できる体制を整えておきましょう。
社内に残るか社外に出るか検討する
このまま会社に残り続けていて出世が難しいときは、社外に出るか検討しましょう。
30代になると、同期の社員はどんどん出世ルートを進んでいきます。
後輩にも抜かされるかもしれません。
30代は転職できるラストチャンスです。
このまま社内に残るより、新しい環境であなたのスキルを発揮できたほうが、出世できる確率はグッとあがります。
出世できないとわかったら【20代】
20代で出世できなくても、努力次第で出世できる可能性があるので諦める必要はありません。
しかし、どうしても出世できないと感じているなら、転職も視野に入れて下さい。
行動すれば、年収アップと社会的な地位を獲得できるかもしれません。
詳しくは下記にて解説します。
- 20代なら出世のチャンスはまだまだある
- 出世したいなら転職も視野に入れて検討する
20代なら出世のチャンスはまだまだある
あなたが20代の場合、上司は出世させる社員を見極めています。
同僚が出世コースにいてもまだまだ逆転のチャンスはあります。
下記のことを意識し、積極的にアピールしましょう。
- 上司にアピールする
- 困ったときは上司にアドバイスをもらう
- 仕事を積極的にこなす
あなたの努力次第では、上司に認めてもらうチャンスはたくさんあります。
出世したいなら転職も視野に入れて検討する
どうしても出世できない場合は、転職をして他の会社で成績を残したほうが出世は早いです。
- 若手社員が不足している
- 就職先にはないスキルを発揮できる可能性がある
- 転職者は出世できる可能性が高い
人材を募集している企業は、人手不足の可能性が高いです。
就職先にはないスキルを発揮できれば、出世できる確率はグッと高まるでしょう。
出世できなくても腐らない!人生みじめじゃない5つの理由
あなたがどうしても出世したい理由はなんでしょうか?
今のご時世、会社で出世するだけが全てではありません。
むしろ、出世すれば大きなデメリットを抱えてしまうことになるかもしれません。
ここからは、出世できなくても人生惨めじゃない5つの理由について解説します。
- 出世しても給料アップとは限らない
- 出世競争は正直疲れる
- 終身雇用の時代ではない
- 出世できなくても副業できる時代
- 出世したくない人も急増中
出世しても給料アップとは限らない
出世できても、手当は低いわりに仕事ばかり増えます。
会社によっては、残業代も支給されない可能性もあります。
下記のように残業代が多い社員は出世させることで、会社が残業代を払わなくていいようにするためです。
昇進して下がった給料。
今年の4月、旦那が課長へ昇進しました。
本来は喜ぶべき事なんですが、残業代のカットにより年収が100万ぐらい下がる事になりました。
旦那本人は、ノンキというか出世欲なし、向上心なし。『俺は一生平社員で良い』と言っており、今回の人事にはビックリした様子でした。
『課長になると何か変わるの?』と主人に聞いた所、『基本給があがって、残業代がカットされる』と… 実際、半年経過し このままいけば100万年収ダウン それだけ残業代が多きかったんだと、改めて旦那に感謝しました。
引用:yahoo!知恵袋
このような現実を知ってしまうと、なんのために出世するべきかわからなくなります。
- 名前ばかりの役職
- 残業手当がなくる
- 給料は上がるが仕事内要に伴わないほど安い
会社のために働いても給料が下がってしまうなら一般社員の方が楽ではないでしょうか。
出世競争は正直疲れる
職場には出世するために頑張っている社員は大勢います。
出世競争に巻き込まれてしまうと、仕事を休んでいると罪悪感に包まれてしまったり、働いていないと遅れをとっている気持ちになってしまうとのこと。
頑張りすぎて体調を崩してしまう前に、出世競争からは外れてしまった方が楽に働けるのではないでしょうか。
出世競争の激しい世界にいます。
休日をまったり過ごすと、「仕事をしていない罪悪感」や「レースに遅れてしまっている感覚」みたいなものを抱き、漠然とした不安心労につながります。
他方で、週7日働いていると体調崩したり、多方面でのリスクが予見されます。 休日の心労をどのようにすれば低減できると思いますか??
引用:yahoo!知恵袋
終身雇用の時代ではない
同じ会社で働き続ける人生は終わりを迎えようとしています。
下記の記事では、世界のトヨタで有名な従業員でも「一生雇い続けることはできない」との言葉を述べています。
豊田社長は「今の日本をみていると、雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない」と指摘した。
経団連の中西宏明会長も「企業からみると(従業員を)一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」と話し、雇用慣行の見直しを唱えている。
自分で市場価値を見つけ、年収を上げることで出世できなくても生きていける力を養う必要があります。
出世できなくても副業もできる時代
近年では、出世するよりもワークバランスを意識しつつ、副業にチャレンジしている方が多いです。
下記の表にあるように、2022年の調査では20歳〜24歳男性の副業実施率は14%にもなることが明らかになっています。
このように20代の社員では、「出世するよりも副業してお金を稼いだ方が自分のスキルアップにや収入アップになる」との意見も多くなってきているようです。
出世したくない人も急増中
近年の20代を中心に、出世したくないと考える人は77.6%にもなるというデータがあります。
責任ばかり押し付けられて疲弊している管理職を目の当たりにしていると「自分も疲れきった大人になるのかな…」と考えてしまい出世したくないとのこと。
会社のために尽くして出世する時代は終わっているのかもしれませんね。
出世したくない人間はダメ人間ですか? 給料上がらなくてもいいから、楽に仕事したいです。 楽といっても、そこそこきついですが。 出世したら、また別の辛さがくるでしょう。
引用:yahoo!知恵袋
まとめ
本記事では、出世できないとわかったときにやるべきことについてまとめました。
出世できない人にあてはまる理由は以下の3つです。
- 業務に必要な能力不足
- 仕事の管理ができない
- 動機や従業員が多すぎる大企業
会社で出世できる確率は10人に1人なので、ほとんどの社員が平社員です。
無理して出世するよりも、あなたらしい働き方を見つけた方が、今後の人生でも幸せに暮らすこともできます。
出世できなくても、自分らしく働ける環境に身を置くことが大切です。