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社員寮はやめとけの理由8選|メリデメを知ってストレスない生活を送ろう

社員寮はやめとけの理由8選|メリデメを知ってストレスない生活を送ろう

会社の社員寮って、家賃負担安いから入りたいと思ってもあまりいい話を聞かないので心配になりますよね。

寮に入るしかない状況だけど、寮生活に耐えられるか不安という人もいるでしょう。

結論からいうと、社員寮は数年であれば住むメリットがあります。

  • 社員寮に入って後悔する原因
  • 社員寮のメリット
  • 社員寮が向いていない人

この記事では、社員寮に入ろうか迷っている人へ、やめとけと言う人が多い理由と入った場合のメリット・デメリットを解説しています。

「もし寮に入ったら」を想像して、アリ or ナシを考えてみましょう。

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社員寮はやめとけの理由8選

社員寮で暮らしてから気付く、8つの問題点をご紹介します。

  • 寮の規則が思ったより厳しい
  • 相部屋の場合がある
  • 設備の一部が共有の場合アリ
  • 寮生にきついシフトを回しがち
  • 職場と寮が近く残業が増える
  • 常に職場の人がいて気が抜けない
  • 愚痴や悪口は筒抜け
  • 家が理由で退職しにくくなる

社員寮の利用経験がある人は、たいていこれらの理由が原因で入寮を後悔しています。

後悔しないよう、寮の申し込みをする際の参考にしてください。

ルールや規則が厳しい

社員寮には共同生活ならではの規則があり、会社によってはかなり厳しい内容となっている場合があります。

  • 価値観の異なる人をまとめるため
  • 一定の秩序を保つため
  • セキュリティのため
  • トラブルを最小限に抑えるため

「何それ!?」と思うような厳しいルールがあった場合、過去の入居者が起こしたトラブルなどでルールが追加されてきた可能性があります。

前もって規則を聞かされていた場合でも、実際生活してみると厳しすぎると感じる人は少なくありません。

経験していない寮生活を想像するのは難しいですが、思った以上に自由がなく「寮に入るのやめればよかった」と思う人が多いのは事実です。

相部屋の可能性がある

企業によっては、他の社員と相部屋になる場合があります。

社員寮は福利厚生の一環であり、一人暮らしと比べて安価にするため2~4人で一室の利用としているケースがあります。

相部屋は話し相手がいて孤独を感じないので楽しいと感じる時もあれば、個人の空間や時間を確保しにくく気が休まらないと感じる場合もあります。

性格や価値観が違いトラブルが起きたとしても、部屋移動などの対応をしてもらえるとは限りません。

ストレスに感じても、「あなたが出て行けば?」と言われたら困るので黙って耐える事が多くなります。

部屋割りは自分の希望通りにならず状況によるので、相部屋になった時のために対策を考えておきましょう。

共用部分が多い

社員寮は、管理のしやすさやコストの面から多くの場合で共有スペースがあります

共有スペースは、入居者が掃除するルールがあると面倒ですし、出入りする人全員を信用できる訳ではないので防犯面での不安が大きくなります。

ちょっとの置き忘れで大切なものを失う場合があり、周りへの不信感も高まってしまいます。

掃除当番があると手間ですし、手を抜く人もいるでしょうからキレイ好きな人には耐えられなくなる可能性もあります。

家族以外の人と場所や物を共有することに抵抗がある人には、厳しい環境と言えるでしょう。

近いという理由から早番遅番のシフトに

会社から近い場所に社員寮があると、近さを理由に理不尽なシフトを組まれる場合があります。

通いの人と比べて通勤時間が短かく、会社が住宅を補助しているという点から個人の都合は配慮されにくい傾向があります。

会社側から見る寮生のメリット
  • 遅番・早番でも間に合う
  • 急なシフト変更に対応
  • 緊急時に直ぐ出勤出来る

早朝・深夜でも移動時間が短いから楽だろうという認識により、体力的にきついシフトを入れられる場合があります。

社員寮に入る人は、会社から近く通うのが楽という利点が逆に仇となって、早番遅番になる可能性が高いと認識しておきましょう。

近いという理由から残業させられる

社員寮に入ると、通いの人と比べて残業させられる機会が増える可能性があります。

なぜなら、公共交通機関を使用しないため終電の時間を気にする必要が無く、悪天候でも出退勤が可能だからです。

遅い時間の帰宅であっても、寮利用者が数人でまとまって帰宅するので危険性が減ると考える会社もあります。

台風の時に寮住まい社員の多くが緊急動員に選任されると、一人だけ休むのは不公平感があって断りにくいですよね。

会社まで近いと朝ゆっくり寝ていられる反面、通いの人よりも悪い条件でも働かなければならない状況が考えられるんです。

職場の人間ばかりで心が休まらない

社員寮だと、仕事から帰ってきても職場の人とコミュニケーションをとらなければいけない状況が続くため、心が休まらないと感じる人もいます。

常に職場の人がいると、私生活も仕事のように監視されている気がして落ち着きません

プライベートな時間や空間を保つと休息できるという人にとって、リラックスするための環境を作りにくいので疲れが取れない可能性があります。

ご飯もお風呂も部屋も一人になる環境がないとなると、気が散って考え事をするのも難しいですよね。

帰宅後は会社から離れて自分の時間が欲しいと思う人にとっては、社員寮の環境がストレスとなる可能性が高いでしょう。

愚痴や下手なことを言えない

軽い気持ちで言った会社の愚痴や不満が本人や上司にまで伝わっている場合があります。

人の口に戸は立てられないもので、社員寮で話した内容が社内に筒抜けになってしまう可能性があるらです。

共同生活をしていると仲間意識が生まれて何でも話してしまいがち。

同じ会社に勤めているので会社での出来事に共感してもらいやすく、ついつい愚痴ることもあるでしょう。

愚痴る相手が話そうとしている内容や人物とどの程度関係があるか把握できないうちは、下手なことは言わないように気を付けましょう。

軽い気持ちで話した愚痴が大ごとになる可能性があるので、寮で話す内容には注意が必要です。

仕事を辞めると家も失う

社員寮に入っている場合、会社を退職すると同時に寮も出なくてはいけないので新しく住むところを探さなければなりません。

一般的に、社員寮の利用は勤務する間だけに限定されているからです。

会社によって条件は異なるので契約時に確認しておく必要がありますが、通常は退職日から1~2週間以内の退寮となります。

滅多にありませんが、問題があって退職する場合は即日退去もあり得るので注意が必要です。

加えて、引っ越しにかかる荷物搬送費用や入居初期費用などを用意しておく必要があります。

経済的な理由で社員寮に入っている場合は、物件探し+コスト面でも負担がかかるので要注意です。

次の家が決まらないうちに退職してしまうと路頭に迷う危険があるので、仕事を辞める際は新しい家の入居まで視野に入れ計画してください。

ずっとは辛いけど社員寮に住むメリット

明確な目的があって社員寮を利用する人にとって、基本的には必要な設備やサービスが揃っている社員寮の生活は5つのメリットがあります。

  • 生活費が削減でき経済的にラク
  • 食堂のおかげで食生活が安定する
  • 通勤のストレスが少ない
  • 一人じゃない安心感
  • 数年なら良い人生経験と言える

社員寮に住む人の多くは、新卒の若者や地方から上京してきた独身の人達です。

寮での生活は一時的で、お金が溜まって一人暮らしできるまで、または結婚するまでの数年間だけ利用する人がほとんどです。

短い期間利用する場合、何がメリットとなるのか確認していきましょう。

家賃が安く給料が低くてもなんとかなる

新卒で就職したばかりの若者にとって、社員寮は経済面で非常にメリットがあります。

新入社員や給料が安い人は、一人暮らしだと家賃などの生活費は大きな負担です。

家賃の安い社員寮ならお金に余裕ができ、引っ越しなどのライフプランを立てやすくなります。

光熱費まで負担してくれる会社なら、ライフラインを止められることもないので安心ですね。

入寮は一時的と考え「✖年で〇〇万円貯める!」など目標を立てている人には、金銭的なメリットの大きい社員寮はオススメと言えます。

食堂付属で自炊なし栄養も偏らない

自炊が苦手な人や食事を作る余裕がないと感じている独身の人にとって、社員寮に食堂があれば凄く助かります。

  • 自炊の必要なし
  • 高い調理家電を買う必要なし
  • 栄養バランスの良い食生活ができる

食事は有料のところがほとんどですが、朝300円前後、夜500円前後とかなり安い場合が多く、自炊する場合とかかるコストに大差ありません。

自炊だと料理の幅が狭くなり偏食になりがちですが、栄養バランスが良く温かくて美味しい食事が摂れるので実家を出た人には嬉しいサービスですね。

食堂なら外に食べに行く必要が無くて楽なのもいい点です。

食事の手間と時間を節約できバランスの取れた食事がとれる食堂付きの社員寮なら、食事面で不安を抱える人にはメリットが大きいと言えるでしょう。

通勤時間が短い

社員寮は会社から近い事が多く通勤時間が短いので、時間の節約とストレス軽減に繋がります。

通勤時間を有効活用できるので、朝は遅刻の心配が減り帰宅後の時間をプライベートに充てられます。

通勤ラッシュを避けられストレスが減るのも良い点です。

特に東京の通勤ラッシュは本当にヒドくて、毎日地獄のような満員電車に乗るのは本当に苦痛です。

座れない長時間の満員電車。具合悪くなりそうなんだけど・・・

通勤2時間でうつになるなんて事も珍しくありません。

会社まで近く通勤のストレスが無ければ、仕事に集中できる時間が増えて効率も上がります。

短い通勤時間のおかげでストレスが少なくプライベートの時間が作りやすくなるので、社員寮を利用すると生活がより豊かになるでしょう。

一人暮らしに不安を覚える人にとっては安心感がある

一人暮らしを不安に感じている人に、社員寮はおすすめです。

近くに同僚や上司がいるので孤独感や不安を和らげる事ができ、時には助けを求めることもできます。

近くに頼れる人がいるのは心強いですよね。

防犯面でも、社員寮なら会社がしっかりセキュリティ管理しているので一人暮らしと比べて安心です。

社員寮は周囲にいつも人がいる状態なので、一人暮らしを始めるにあたって感じている不安は軽減できるでしょう。

数年間であれば良い人生経験になる

短い期間でも、社員寮では今後の人生の役に立つ経験ができます。

  • 部分的に一人暮らし体験ができる
  • 人間関係が豊かになる
  • 自己成長につながる

安い家賃で一人暮らしの予行練習ができるので、不便だった点、便利だった点を次の生活に活かしより快適な環境を整えられます。

寮で出会った人から新しい分野の体験談や知識を聞くことで、仕事や趣味の幅が広がり自己成長につながる可能性もあります。

寮生活の期間が長いとストレスが溜まり疲弊する可能性がありますが、1〜2年であれば人生経験として今後の生活を豊かにする際の教訓を得られるでしょう

社員寮はやめとけ!おすすめできない人

社員寮が向いていない人には、3つの特徴があります。

  • 神経質な人
  • きれい好きな人
  • プライベートを重視する人

入寮してから後悔しないよう、自分の性格が社員寮の生活に向いているかどうかチェックしましょう。

他人の行動が気になってしまう

自己肯定感が低く神経質な人は、社員寮は向いていません。

他人の言動に敏感なので、自身と比較して違いがあると不安やストレスを感じやすいからです。

例えば、いつも寮の決まりを守らないルーズな人がいた場合、その人の行動を見逃せますか?

行動を無視できなくて「自分はちゃんとやってるのに!」とイライラすると感じた人は社員寮だとストレスを溜め込むリスクが高いでしょう。

もし指摘して相手が逆ギレした場合、トラブルに発展する可能性もあります。

他人の言動が気になりモヤモヤしてしまう性格の人は、価値観が異なる人と毎日同じ空間で生活を送る社員寮は不向きでしょう。

キレイ好きで清潔感のある暮らしがしたい

きれいに整頓されている部屋が好き、常に清潔感のある水回りが安心だという人は、社員寮はおすすめできません。

価値観の異なる人が集まっており多少汚れていても気にしない人もいるので、個人の力だけでは清潔感を保つのが難しい環境です。

社員寮は古い建物の場合が多く、使用頻度の高い共有スペースや水回りなどは汚れが目立つ場合があります。

部屋の清掃を全くしない人がいると、そこから虫が湧く事も考えられるのでゾッとしますよね。

下記SNS投稿のように、築年数が浅ければキレイという訳ではありません。

入寮してから後悔しても遅いので、下見ができず不安を覚えるようなら社員寮は避けた方が良いでしょう。

会社とプライベートは完全に分けたい

会社とプライベートを分けたいと考えている場合、社員寮はおすすめできません。

仕事とプライベートを分けたいと思う人は、仕事と同じかそれ以上にプライベートを重要だと感じています。

社員寮では一人の時間を作るのが難しく、生活導線の中で共有エリアが多いため休みの日も同僚や上司と顔を合わせる事になります。

このため、仕事とプライベートの境が無いと趣味やリフレッシュに集中できず、充実した時間を過ごせないので幸福感が減ってしまいます。

オンオフの線引きができない上に仕事後も会社の人と関わる社員寮にいると、仕事の比重が大きくなりストレスや疲労が溜まってしまいます。

公私を分けてプライベートに集中する時間を作るには、社員寮は不向きな環境です。

まとめ

本記事では、「社員寮に入った場合のメリットとデメリット」を解説しました。

入寮を選んだ時に後悔しないよう、事前に確認すべき4つのポイントは下記の通りです。

  • 規則やルールを事前に確認する
  • 退寮までの目標を立てる
  • 一人暮らしが無理な原因を把握する
  • 出来るなら下見する

一人暮らしではなく社員寮がいいと思うポイントと、会社の社員寮の情報を集めメリデメに優先順位をつけましょう。

良い人生経験ができたと思えるような、「脱実家ライフ」を送ってくださいね。