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飲み会で新人が動かない喋らない本当の理由|押し付けがましい行為は控えよう

飲み会で新人が動かない喋らない本当の理由|押し付けがましい行為は控えよう

飲み会で動かない新人にイライラして、楽しめないという経験はありませんか?

  • 新人が上司を気遣うのは常識でしょ?
  • なぜ動かないのかわからない
  • 動かない新人に一言言いたい

動かない新人に一言を言いたくなる気持ちもわかりますが、グッとこらえましょう。

新人に一言申す前に、動かない理由やこちらが気を付ける行動、対処法を知る必要があるからです。

本記事では、飲み会で動かない新人にイライラしているあなたに、理由や控える行動、対処法を紹介します。

  • 新人が飲み会で動かない本当の理由
  • 控えるべき行動
  • 新人に動いてほしいときの対処法

対処法を知ることでイライラを抑えられ、リスク回避にもなります。

ぜひこの記事を読んで、新人がいても楽しい飲み会にしてください。

※当記事のリンクには広告が含まれる場合があります。

飲み会で新人が動かない喋らない本当の理由

飲み会で新人が動かなかったり喋らないのには、5つの理由があります。

  • 動かなくていいと幹事に言われた
  • どう動けばいいかわからない
  • ガチで緊張している
  • アルハラされると嫌
  • 早く家に帰りたい

飲み会で新人が動かないのを見て、なぜ動かないのか?とイライラしている人も多いはずです。

まずは新人が動かない、喋らない理由を順番に解説します。

動こうとしたら幹事からいいよと言われた

新人に限らず誰しも、幹事から動かなくていいと言われたら、動こうと思っていたとしても動きません。

特に新人は右も左もわからない状況なので、幹事に動かなくていいと言われたら、動かないのが正解だと思うでしょう。

幹事の人が動かなくていいという理由には、自分の動きをしっかり見て覚えてほしいという意図があると考えられます。

いつか新人にも、幹事が回ってくるからです。

新人が幹事の意図を理解しているかわかりませんが、幹事に動かなくていいと言われ、動いていない可能性があります。

飲みにケーションが減りどう動けばいいかわからない

そもそも飲み会での動き方が分かっていない新人もいます。

コロナで飲み会が減り、学生時代や入社時に飲み会を経験してこなかったからです。

ここ数年、学生時代の飲み会や入社時の歓迎会などが中止になっていたため、このツイートのように感じている新人も多いでしょう。

動き方を学ぶのは、飲み会で経験するのが一番です。

飲み会自体を経験できなかった新人は、動きたくても動き方がわからないと悩んでいる可能性があります。

上司先輩がいるためでガチで緊張している

緊張しすぎて喋れない、動けないという新人も少なくありません。

新人が緊張する理由
  • 上司や先輩がいるので、行動や発言など失敗できない
  • 10歳以上年の離れた人との会話に慣れていない

友達との飲み会と違い、上司や先輩がいるのでお酒を飲んでいても失敗は許されません。

また、上司に関しては10歳以上離れている人もいるので、緊張しない方が難しいでしょう。

その緊張感から動けない、話しかけられても変なこと言ったらどうしようと喋れなくなってしまうのです。

ただ、この場合は上司や先輩と打ち解けられれば、動けるようになる場合もあります。

緊張してて動けてないのだと感じたら、こちらから少しずつ話しかけると良いでしょう。

アルハラされると嫌だから

新人の中には、アルハラされたら怖いと思い、話しかけることを避けている人もいます。

話しかけやすい新人には、悪気なく「もっと飲めるでしょ」など冗談を言いやすいのです。

冗談で言ってるしアルハラにはならないと思っている人は要注意です。

飲み会での自分の行動がアルハラに該当しないか、厚生労働省が示しているアルハラの定義を確認しましょう。

アルハラの定義
  1. 飲酒の強要
  2. イッキ飲ませ
  3. 意図的な酔いつぶし
  4. 飲めない人への配慮を欠くこと
  5. 酔ったうえでの迷惑行為

参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

こちらは冗談で言っているとしても、新人にとっては上司からの飲酒の強要だと感じる可能性があります。

アルハラと言われてしまっては、新人との関係性悪化だけではすまされません。

飲み会はお酒が入るので冗談を言いやすくなりますが、アルハラに繋がるリスクがあると覚えておきましょう。

【本心】飲みにケーションアホくさ・・早く家に帰りたい

新人は、仕事終わりに上司と飲みたくないし早く帰りたいという本心から、喋らないという可能性もあります。

仕事よりプライベートを充実させたいと考えている若者が多いからです。

 

さらに、日本生命保険総合会社のアンケートでは、半数以上の人が飲みにケーションは不要と考えているという結果が出ています。

 

社会の半数以上が不要と思っている飲みにケーションに、新人が参加したくないと思っても不思議ではありません。

そもそも飲みにケーションは時代遅れなのか?と感じた人は、飲み会が不要だと感じている理由や飲み会のメリットを知っておくのもおすすめです。

飲み会で新人が動かなくても押し付けがましい行為は控えるべき4つの理由

新人に対して、押し付けがましい行動は控えるべき4つの理由を解説します。

  • 昔話はうっとうしいと思われる
  • マナーは必要だが、強要は良くない
  • 幹事が動いた方が良い
  • 新人が今後飲み会に参加したくなくなる

飲み会で動かない新人がいると、イライラしてしまいますよね。

動かない新人に一言言いたくもなりますが、気持ちを押し付けては逆効果になる可能性があります。

4つの理由を、それぞれ解説します。

自分の時代は〜と語ってもうっとおしいと思われる

新人に限らず、昔はこうだったという話を好んで聞く人は少ないでしょう。

昔話には、未来がないからです。

特にこれから頑張っていこうという新人が昔話をされても、うっとうしいと感じてしまいます。

もしどうしても話したいのであれば、昔話だけでなくこれからの話もプラスして話すようにしましょう

「いつか君に幹事が回ってくる時が来るよ、その時動けないと大変だ」など、新人にもいつか訪れると伝えるのがポイントです。

ただし話をする際、昔話は長々とせず、なるべく新人が聞きたくなるような未来の話をするよう心がけましょう。

最低限のマナーは必要だが強要はよくない

飲み会での最低限のマナーを教えるのは大切ですが、教え方によっては強要になりかねません。

新人が強要されたと感じ、SNSなどに「上司に飲み会でマナーも知らんのかって怒られた」など投稿されるリスクもあります。

飲み会での最低限の6つのマナー
  1. 遅刻しない
  2. 座る場所には上座と下座のルールがある
  3. 乾杯時のグラスは先輩や上司より下に当てる
  4. 相手のグラスが空になっていたら声をかける
  5. 空いているグラスや皿は端に寄せる
  6. 飲みすぎない

最低限のマナーは飲み会に限らず、仕事でも大切です。

グラスや皿は飲み会だけだと思いがちですが、周りが見えていないと仕事でも失敗する可能性が高くなります。

他にもビールの注ぎ方など細かいルールはありますが、まず新人には最低限のルールを伝えましょう

ただ、伝える際には強要しないよう注意が必要です。

強要とは

無理に要求すること。無理やりさせようとすること。

参考:goo国語辞典

最低限のルールはやれ!守れ!と、無理に新人にやらせては強要になってしまいます。

ルールを伝える時は、守るべき理由を教えましょう。

ルールを守るべき理由
  • 相手に思いやりの気持ちを伝えられる
  • 飲み会だけに限らず、仕事にも活用できる

こちらがルールと理由をしっかり伝えても、すぐに実践できない新人もいます。

そこで無理にやらせては強要になってしまうので、何度か経験させて身に付くまで様子を見ましょう。

幹事がまとめて動いた方がいいから

新人がすべて動くべきだと、一概には言えません。

幹事が動いた方がいい場合もあるからです。

幹事は飲み会のために、場所やメンバーの確保、席の配置などさまざまな準備をしています。

席順は、幹事の配慮や余興のためなど理由がある場合も。

そこで新人がむやみに動いては、幹事の準備が無駄になってしまいます。

また、追加注文や最後の支払いなどのお金の管理は、幹事がまとめて動いた方がスムーズです。

幹事が動かなくていいと言っている場合、新人を動かすような言葉はかけなくて良いでしょう。

今後の飲み会に新人が行きたくなくなるから

こちらの対応によっては、今後新人が飲み会に来なくなる可能性もあります。

緊張しながらも頑張って参加した飲み会で、動けと押し付けられては新人も嫌な気持ちになります。

もう飲み会行きたくないと思ってしまう可能性が高まるでしょう。

新人を呼ぶ飲み会は、新人との交流を深めるために開催されます。

今後来たくないと新人を嫌な気持ちにさせては、飲み会を開催する意味がありません。

新人との交流を深めるためにも押しつけがましい行動は控え、新人が今後も参加したくなるような雰囲気作りを意識しましょう。

飲み会の良い雰囲気作りについては、この後紹介します。

飲み会で新人に動いてほしいときの対処法

新人に動いてほしいと感じた時におすすめの、2つの対処法を紹介します。

  • 率先して自分から動く
  • 新人が居心地がいい雰囲気を作る

飲み会で動かない新人を見ていると、一言言いたくもなります。

言いたくなる気持ちをグッと抑えて、紹介する2つの対処法を実践してみてください。

率先して自分から動く

飲み会で新人に動いてほしいなら、まずは自分が動いてお手本を見せましょう。

言葉で伝えるより行動を見せた方が伝わる場合もあります。

例えば、新人に「グラスが空いてる人には声をかけて」と伝えたとします。

新人は頭ではわかっていても、声をかけていいタイミングがわからず動けてない場合があるのです。

こちらが先に動けば、見ていた新人も声をかけるタイミングが分かり、次からできるようになるでしょう。

言葉で伝えるよりも行動で示した方が、新人も理解しやすく動きやすくなります。

新人が居心地がいい雰囲気を作る

飲み会の雰囲気を居心地よくすることも、新人に飲み会で動いてもらいやすくなるポイントです。

新人は、先輩や上司など目上の人と一緒に飲む状況に慣れていないため緊張しています。

緊張しているときに飲み会での居心地も悪いと、新人は萎縮してしまうでしょう。

萎縮してしまっては、動きたくても動けず、喋る元気もなくなります。

そのため、こちらから積極的に話しかけて親しみやすさを作り「ちょっとした失敗なら許してもらえそう」と思われる雰囲気づくりをしていきましょう。

ただ、話しかけるときの話題選びは重要です。

おすすめの話題
  • 仕事慣れた?など仕事の話
  • お店のご飯について
  • 新人の趣味や出身地

仕事やお店のご飯の話は、共通の話題なので盛り上がりやすく、新人も話しやすいでしょう。

また、新人の趣味や出身地の話題であれば、こちらが合わせることで話題が広がります。

間違っても、プライベートに踏み込むような話題は振らないよう注意しましょう。

まとめ

今回は、飲み会で動かない新人について、理由や控える行動、対処法を紹介しました。

  • 動かなくていいと幹事に言われて動かない
  • 動き方が分からなかったり緊張している新人もいる
  • アルハラが怖かったり、早く帰りたいと思っていることも
  • 飲み会での昔話やマナーの強要は気を付ける
  • お金の管理などは幹事に任せた方がスムーズ
  • 新人に動いてほしい時こそ自分から動く
  • 新人がまた参加したいと思う雰囲気作りを心掛ける

飲み会で動いていない新人を見ていると、イライラして一言言いたくもなります。

ただ、言い方によっては、アルハラやSNSに悪口を書かれるなど、こちらが被害を受けるリスクもあります。

一言言いたいと感じた時はグッと気持ちを抑えて、紹介した2つの対処法を実践してみてください。

一言言うよりも効果的に新人にこちらの思いが伝わり、飲み会を心から楽しめるようになるでしょう。