嫌いな上司に退職を伝えるのは本当に勇気がいるし、できることなら話さずこのまま退職してしまいたいと思ってしまいますよね。
今回は、このように「嫌いな上司に退職を伝えるべきか」と悩む人への解決策を紹介します。
- 上司に退職を伝えなくていい状況
- 伝えなくてはならない場合の心構え
- どうしても伝えたくない時の対処法
この記事を読めば「嫌な上司に退職を伝えず仕事を辞める方法」がわかります。
直接伝えなくても辞める方法があるとわかれば心が軽くなりますよ。
退職を直属の上司に言いたくない…可能ならば嫌いな上司にも退職は伝えた方がいい
たとえ嫌いな上司であっても、以下のような場合は退職を伝えることをおすすめします。
- 業務で深く関わっている場合
- 直属の上司の場合
自分の退職により業務に影響が出ないよう、引き継ぎについて相談する必要があるからです。
会社によっては「退職の希望は1ヶ月前までに上司に申し出る」などの社内規定を設けている場合もあります。
退職の際には雇用契約書や就業規則などを確認し、トラブルに繋がらないよう行動しましょう。
「円満に退社したい」と考えるなら、たとえ嫌いな上司でもきちんと退職の意思を伝えましょう。
嫌いな上司に退職を伝えなくていい場合
嫌いな上司に退職を伝えなくてもよい場合があり、それは以下の通りです。
- 互いに嫌っている場合
- 上司が嫌いな理由がパワハラだった場合
同じ職場で働く人間として信頼できるかどうかを判断の基準にしましょう。
理不尽な対応をされ上司として信頼できないと感じるなら、直接伝える必要はありません。
特にパワハラの可能性がある場合は、別の上司に相談して間接的に伝えてもらう方がいいでしょう。
直接退職を伝えることでパワハラがひどくなり、期限まで働くことを阻まれたり、引き継ぎができない状況になる可能性があります。
互いに嫌っている場合
互いに嫌っている場合は退職を伝える必要はありません。
嫌いな上司が直属の上司でないのであれば、退職を伝えなくても業務に支障が出ることがないからです。
お互いに嫌いあっているのであれば相手がどう思おうが関係ないと割り切れます。
辞める理由を無意味に詮索されたりするのも迷惑ですよね。
自分のいないところで噂され、退職日まで嫌な思いをするリスクを減らすため、退職を伝えないでいい場合をしっかり理解しておきましょう。
上司が嫌いな理由がパワハラだった場合
上司が嫌いな理由がパワハラであった場合は「他の上司」や「上司の上司」に相談しましょう。
退職を伝えパワハラがひどくなると、退職日までの居心地が悪くなる可能性があるためです。
次に転職先が決まっていたり、新たに転職先を探している場合、体調を崩すなんて嫌ですよね。
なるべく関わりを持たずに退職日を迎えるのが大切です。
「上司は間違いなくパワハラだ」という方は、「嫌いな上司に退職を伝えたくないときの対処法」をご覧ください。
嫌いな直属の上司に退職を伝える前の心構え
嫌な上司に退職を伝えなければならない場合の心構えを紹介します。
- 伝えるスケジュールには余裕を持たせる
- 嫌いな上司だからこそ簡潔に伝えて短時間で済むように練習をする
どうしても嫌いな上司に退職を伝えなければならない局面がきたときのために、ぜひ参考にしてください。
伝えるスケジュールには余裕を持たせる
上司に退職を伝えるときは、スケジュールに余裕を持たせるのが大切です。
たとえ嫌いな上司であっても以下のような点に注意して退職を進めましょう。
民法においても(引き継ぎなどがない場合)退職は「解約の申し入れから2週間経てば認められる」とされています。
民法 第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
引用:厚生労働省
相手が嫌いな上司であっても伝えるタイミングを先延ばしにせず、早めに伝えるよう心がけましょう。
転職先が既に決まっていると退職時期はそちらを優先せざるを得ない場合もありますので注意してください。
自分が想定する退職のタイミングを逃さないようにしましょう。
嫌いな上司だからこそ簡潔に伝えて短時間で済むように練習をする
嫌いな上司だからこそ簡潔に伝えて「嫌な緊張」が短時間で済むように練習しましょう。
- 退職の強い意思(キッパリ)
- 辞める時期(希望として)
- 退職理由(個人的なもの)
上記のポイントについて事前に台本を作り何度も読み返して練習しましょう。
練習すると言葉が自然に出てきますし、無駄に質問する隙を与えません。
自分の退職の意思をしっかりと伝えたあと引き継ぎをし、有給休暇の取得後退職となればベストです。
嫌いな上司に退職を伝えたくない時の対処法
嫌いな上司に退職を伝えたくない時の対処法は以下の3つです。
- 別の上司経由で退職を伝えてもらう
- 上司の上司に退職を伝える
- 【即日退社】退職代行サービスを利用する
直属の上司がどうしても話をしたくないくらいに嫌いなのであれば「別の上司」や「上司の上司」に退職を伝えてもらえます。
直属の上司であったり、業務上のつながりがある場合は仕事の引き継ぎをする必要があります。
退職を伝えた際には、業務の引き継ぎについても相談すると良いでしょう。
しかし、相談できる上司がいない場合は「退職代行サービス」を利用するのも良いでしょう。
別の上司経由で退職を伝えてもらう
直属の上司が嫌いで直接話せない場合は、別の上司に相談し退職を伝えてもらいましょう。
ただし、なんとなく話しにくいなどといった理由では別の上司も間に入りにくいので具体的に説明できるよう準備をしましょう。
業務上のデータをまとめすぐに引き継げるよう準備をし、なるべく嫌いな上司と会わなくてもよくなる工夫をします。
直属の上司が嫌いな上司である場合、自分を蔑ろにされたと感じる可能性があるので関係がより悪くなるかもしれません。
上司の上司に退職を伝える
嫌いな上司にどうしても話せない場合は、上司の上司に退職を伝えましょう。
上司の上司には「部下を管理する責任」があるので、問題を相談できるはずです。
部下同士が不仲である状態をそのままにしていたのは上司自身にも責任があると言えます。
嫌いな上司との間で意思の疎通ができない状態であることを事前に相談し退職の話を聞いてもらえるよう時間を作ってもらいます。
上司の上司はより忙しい可能性があるので必ず事前にアポイントを取りましょう。
【即日退社】退職代行サービスを利用する
とにかく退職したいと考える場合は退職サービスを利用すると良いでしょう。
- 相談できる人がいない
- 嫌いな上司しかいない
- 引き継ぎの必要がない
- 時間がない、すぐやめたい
職場には嫌いな上司がいるだけで相談できる相手がいないけれど、次の転職先も決まったし早くやめたい。
未払いの残業代や有給休暇、退職金が心配で急には退職できないと考える場合も相談すると良いでしょう。
とにかく辛くて会社にいきたくないと思う場合にも【退職代行サービス】をお奨めします。
嫌いな上司に合わなくていいおすすめの退職代行サービス
嫌いな上司に合わなくていいおすすめの【退職代行サービス】を2つ紹介します。
- 未払いの残業代や退職金がある場合:弁護士法人みやび
- 安く即日退社したい場合:退職代行モームリ
嫌いな上司についての相談だけじゃなく、残業代や退職金の未払いなど法律に基づいた助けが必要なんです。
【退職代行サービス】って高いんじゃないですか?ほんとに即日辞められるのかな?
このような悩みに役立つ情報を紹介します。
未払いの残業代や退職金がある場合:弁護士法人みやび
未払いの残業代や退職金がある場合におすすめなのが【弁護士法人みやび】です。
金銭請求は弁護士に任せるのが安心です。
また勤務先とトラブルになりそうだなと感じる場合「トラブル解決のプロ」である弁護士は心強い味方でしょう。
そんな不安が少しでもある方には弁護士事務所への依頼をお奨めします。
安く即日退社したい場合:退職代行モームリ
安く即日退社したい場合は【退職代行モームリ】をおすすめします。
退職代行を依頼したときの気になる料金はこちらです。
神奈川県労働委員会の審査に合格した「労働環境改善組合」と提携しており弁護士の監修による適正な業務を行っています。
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まとめ:嫌いな上司に退職を伝えるのは可能であればで良い
今回は嫌いな上司に退職を伝える場合について解説しました。
- 直属の上司や業務上の深い関わりがある場合は伝える
- 業務上の関わりがなく引き継ぎに影響がなければ伝えなくてOK
- スケジュールに余裕を持って伝える
- 短時間で済むように伝える練習をしておく
- どうしても伝えたくなければ退職代行の利用を検討
嫌いな上司への退職の伝え方をしっかり理解して、円満な退社を目指しましょう。