転職の悩み

転職で内定承諾後に辞退はよくある?辞退するリスクや伝え方のコツ!

承諾後の内定辞退

転職に成功し、内定承諾をもらったけど「やっぱり辞退したい」と考えることはありますよね。

じつはあまり知られていませんが、転職内定承諾後に辞退することは珍しくありません。

  • 業務内容が合わない
  • 想定外の事情で辞退せざるを得ない
  • やっぱり別の会社に挑戦したい
  • 労働時間が長い休みが少ない

このように、様々な事情で辞退したくなるときもあるでしょう。

せっかく内定をもらったのに内定承認後に即辞退は誰だって言いにくいものですよね。

転職は今後の人生にも大きく影響するため、辞退したいときは速やかに決断しその意思を企業に伝える必要があります。

その選択が正しいのか迷い一歩踏み出せないこともありますが、内定承諾後の辞退はけして悪いことではありません。

ただし、あなたを必要として採用してくれた企業ですから、配慮ある伝え方をするべき。

やむを得ない事情で辞退する場合であっても、企業への十分な配慮を忘れずに伝えましょう。

転職で内定承諾後に辞退はよくあること?

結論から言うと、転職で内定承諾後に辞退してしまう人は少なくありません。

人事のミカタが調査したアンケート結果を見ると下記の通り、中途採用で選考辞退をしている人の割合が多いことが分かります。

 

画像出典:en人事のミカタ 辞退の心理

転職活動をする中でよくあることの1つと言えますが、逆を言えばもっと慎重に転職先を探すべきとも言えるでしょう。

辞退した企業に費やした時間や労力を考えると、もっと効率良く転職活動を進めるべきです。

内定承諾後に辞退してしまう理由についてもしっかり把握し、辞退する状況をなるべく回避しましょう。

転職内定後に辞退するパターン

転職内定後に、企業とのミスマッチや思いも寄らないハプニングが起こり、「辞退したい」と悩むこともありますよね。

内定承諾後に辞退する理由

画像出典:en人事のミカタ 辞退の心理

転職するなら前もって不安要素を解消し、クリアな状態じゃないと、入社後に後悔するだけです。

ここでは転職で内定承諾をもらったけど、辞退してしまう理由をパターン別に紹介します。

  • 別の企業からのオファーがあった
  • 勤務地や給料などの折り合いがつかない
  • 社風が合わない
  • 家族からの反対
  • 予期せぬ事態で就業が困難

別の企業からのオファーがあった

転職エージェントや転職サイト、wantedlyのようなマッチングサイトが増えたことにより、前よりも求職者と多くの企業が接点を持ちやすくなりました。

プロフィールを見た企業から、内定承諾後にオファーをもらうケースも増えています。

長いキャリアにおいて、転職は何度もできるものでなく、今後の人生を左右するといっても過言ではありません。

オファーの内容が優れていた場合、心移りするのは無理ないでしょう。

勤務地や給料などの折り合いがつかない

転職する人は、年収や給料アップが第一条件の人も多いのではないでしょうか?

  • 前職以上の給料が貰えない
  • ボーナスは支給されない

など条件が合わないため辞退する人は多くいます。

また勤務地が自宅から遠い、転勤が多い場合も辞退する理由として多くあげられています。

現状の生活状況が変わり、ワークライフバランスが崩れる状況は避けたいですよね。

社風が合わない

実際に入社するまで、企業の内情は分からないことだらけです。

転職エージェントを経由しなければ、ホームページのみが情報源のところもあります。

転職内定後に、面接時に聞いた話と異なる雇用条件を提示してくる企業は少なくありません。

中には、劣悪な環境で働かせようとするブラック企業も多くあります。

  • 残業を含む額で基本給が低く抑えられている
  • アルバイト採用に変更された
  • 超絶に厳しい営業ノルマがある
  • 休日出勤がひと月で何度もある

転職内定承諾後の辞退につなげないためにも、企業の内情を深く知る転職エージェントの利用は必須といえます。

家族からの反対

家族から転職を反対され、内定承諾後に辞退を余儀なくされるケースも少なくありません。

  • 給料が減り、生活に支障が出る
  • 就業時間の関係で、家族との時間をもてなくなる
  • 仕事内容に関して不安を持たれる

明確な入社意思があれば、内定を獲得した時点で転職する目的とキャリアパスや仕事内容も含めて、家族に相談する必要があります。

内定承諾後に相談してトラブルに発展するケースは多いので、事前に相談した上で決断しましょう。

転職活動に追われていると、自分だけの意思を優先しがちです。

自分の決断で少なからず家族にも影響が出そうなら、しっかりと相談して理解をしてから判断したいものです。

予期せぬ事態で就業が困難

身内や自分の体調不良、話にはない転勤命令など、予期せぬ事態で就業が困難になるケースはゼロではありません。

このように、自分ではコントロールできない問題が起こったら、1人で抱え込まずに周囲に相談しましょう。

自分が動ける状況でなければ、転職エージェントや友人などに協力してもらうことも必要です。

予期せぬ事態が起こり、入社が難しくなってしまった場合、内定承諾後の辞退は仕方がありません。

ただし、企業が状況を全く把握していない状態で、一方的に辞退の意思を伝えるのだけは止めましょう。

周囲に協力してもらってでも、順を追って辞退理由を説明することが必要です。

転職内定承諾後の辞退は違法?

内定承諾後辞退の違法性

内定承諾後に辞退しても、違法ではありません。

内定承諾書とは、企業に入社の意思があることを誓約する書類

入社はしていないものの、企業と労働契約が結ばれた状態と考えていいでしょう。

しかし、内定承諾書には法的な拘束力はなく、たとえ内定承諾書にサインしたとしても辞退することに問題はありません。

労働者には「退職の自由」があり、民法627条で示されています。

期間の定めのない雇用の場合(民法第627条第1項)労働者には「退職の自由」がある。そのため、退職を希望する労働者は自由に退職することができ、退職の意思表示から2週間が経過すると雇用関係が終了(=退職)する。

引用:日本労働組合総連合会

内定承諾後の辞退は違法ではありませんが、企業はあなたのために入社準備をしているため、早急に対応するようにしましょう。

転職内定承諾後に辞退する3つのリスク

内定承諾後の辞退は可能ですが、実際に辞退した場合、想定される3つのリスクについて解説します。

  • 転職エージェントとの関係性
  • 損害賠償を請求される可能性も
  • 心身的な負担や疲労

予定が決まった後の辞退は、選考に関わっている全ての人に相当な迷惑をかけます。

スケージュールを練りなおすのは、想像以上に大変です。

内定承諾後の辞退は、企業側で準備を進めていたのにもかかわらず、採用の段階からやりなおす必要があります・・・。

信頼関係の低下をまねき、最悪の場合は損害賠償の請求もゼロではありません。

転職活動は関わっている人が多い分、多くの謝罪と説明が必要になります。

何よりも、本人の心身の健康に影響を及ぼすリスクは大きいでしょう。

リスク①転職エージェントとの信頼関係が無くなる

転職エージェント経由で応募した場合、アドバイザーと信頼関係の維持が難しくなるのは否めません。

継続してサポートを受けることはできますが、そのまま同じ転職エージェントを利用するのはやや気まずいですよね。

また転職エージェントは、企業に紹介した人材が採用された場合に報酬を受け取ります。

ノルマもあるので、内定辞退は非常にマイナスです。

転職エージェントとして、求職者を企業に紹介した責任もあり辞退理由によっては、企業との信頼関係を下げてしまうでしょう。

このような状況になると、転職エージェントとしては内定承諾後に辞退は迷惑行為とも受け取れるのです。

ただ転職エージェントはたくさんあるので、他の転職エージェントを利用して同じ失敗を繰り返さなければ大丈夫です。

リスク②損害賠償を請求される可能性

結論を言えば、損害賠償を請求されるケースはほぼありません。

内定承諾書にサインすると「労働契約を締結した」ことになるものの、労働契約の解約はいつでも申し入れることができると法律で定められているからです。

参考元:doda

ですが、内定承諾の時点で、企業側もあなたを受け入れるために体制を整えるなど、何かしら費用をかけてる可能性が高いです。

すでに研修が始まっているなど企業は教育コストを割いていることもしっかり頭に入れておきましょう。

企業側のコストに配慮せず急に音信不通にするなど、自分勝手で非常識な対応をした場合、損害賠償問題に発展させるケースがゼロとは言い切れません。

どんな理由であれ、辞退する場合は誠実に対応しましょう。

リスク③心身的な負担や疲労

内定承諾後に辞退するとなれば、企業にその旨を伝えなければいけません。

電話で伝えるのが普通ですが、気まずい気持ちや心苦しさを感じることでしょう。

内定承諾後に辞退することは、関係者に対する説明と謝罪の責任が発生します。

選考に多くの時間とお金がかかっている分、多少の批判を言われるかもしれません。

説明や謝罪には相当なエネルギーを費やすので、精神的なストレスを感じるでしょう。

それでも、自らがまねいた事態なので、了承を得られるまで責任を持って対応する必要があります。

転職内定承諾後の辞退はいつまでに伝えるべき

転職内定承諾後に辞退する場合、下記の点に注意しましょう。

  • 辞退を決めたらすぐ動く
  • 基本的に電話で伝える
  • 電話が繋がらない場合は先にメールをする
  • 連絡する時間帯に注意
  • 自分で伝えにくいなら転職エージェントに頼る

それぞれ具体的に解説します。

内定後に辞退を決めたらすぐ行動

内定承諾後、企業は入社準備をスタートします。

  • 備品の購入
  • PCの設定
  • 研修準備
  • 人員配置

など、1人の社員が入ってくるために会社は、準備をお金と時間を使っています。

要するに、内定承諾から辞退の連絡までに時間を要した分だけ、迷惑をかけるということです。

何日という正解はありません。

辞退を決めたら、担当者のスケジュールに配慮しつつ、早急に辞退の意志を伝えましょう。

基本的に電話で伝える

下記の理由から、内定辞退の連絡は電話で伝えることがベストです。

  • メールは見落としの可能性がある
  • 誠意の気持ちが伝わらない
  • メールだけではやりとりに限界がある

何か言われるのが嫌だからとか、メールのみで全ての連絡を済まそうとする行為は、責任感や社会常識がないと判断されがち。

電話で誠意を持って伝えるからこそ、気持ちを理解してもらえます。

自分が頑張ったのに、不採用のテンプレメールだけが送られてきた時、何ともいえない気持ちになりますよね。

たとえ担当者と連絡が付きづらくても、自分の口から辞退理由を伝えましょう。

電話が繋がらない場合は先にメールをする

電話が繋がらない場合、担当者が多忙である可能性が高いです。

電話のほうがいいからと電話にこだわって、意志の伝達が遅くなっては本末転倒です。

そのため、電話がつながりにくい場合は、先にメールを送りましょう。

メールで伝える際の例

×NG

ストレートに「内定辞退に関するメールを送りました」と伝えると角が立つ。

◎OK

「今後のスケージュールに関しまして、メールを送りました」と曖昧な伝え方がおすすめ。

データを送っている分、辞退の意思を示した証拠もしっかり残せます。

後から言った言わないのトラブルも防げるので、メールを送ること自体にデメリットはありません。

いずれにしても、連絡が取れない状態で放置すると、後戻りできない状況になります。

メールを送っても「電話は繋がらないから」とメールだけで終わりにせず、後で電話がつながるタイミングを見て改めて自分の口から直接、内定辞退の意志を伝えましょう。

連絡する時間帯に注意

担当者のスケジュールには十分に配慮しましょう。

電話をかける場合は、つながりにくく、かけると迷惑になる時間帯はさけてください。

電話がNGな時間帯
  • 就業開始直後(朝礼などで慌ただしい)
  • 昼休み(おひる中で外出している場合が多く、マナー的にもNG)
  • 就業終了間際(残業時間に突入してしまう)

電話で連絡する場合、午前中の10時~11時、午後の13時~14時ぐらいが最適でしょう。

相手の都合を考えた行動は、社会人の基本です。

最低限のマナーを守り、自分はもちろん、仕事を紹介した転職エージェントの評価を下げないよう意識しましょう。

自分で伝えにくいなら転職エージェントに頼る

全ての対応を転職エージェントに頼りきることはできません。

しかし、入り口部分の対応に関しては、転職エージェントに頼った方がリスクは少ないでしょう。

企業に紹介した責任はあるとはいえ、転職エージェントは第三者の立場。

直接の責任はないので、企業から激しく責められることはありません。

対応は最初が肝心

最初だけは慣れている転職エージェントに対応してもらい、辞退理由を伝えてもらうのが賢いやり方です。

自分から伝えにくければ、遠慮せずに転職エージェントを頼りましょう。

転職内定承諾後の辞退を電話で伝えるコツ

電話はメールとは違い、口にした内容は修正できません。

伝え方1つで印象が良くも悪くもなるので、マナーや注意点を押さえておきましょう。

電話で伝えるときのマナー

会社員は、社内外かかわらず日々多くの人とやりとりをしています。

「自分が誰なのかをわかりやすく伝える」ことが必須。

最低でも、面接を受けた日時とフルネームは伝えましょう。

苗字のみだと社員や取引先の同姓の方などとかぶる可能性があり、特定しにくい

電話は直に印象が伝わりやすいです。

不安な人は、伝えることをメモして見ながら話しましょう。

電話で伝えるときの例文とコツ

お忙しいところ、失礼します。

私〇月〇日の選考でお世話になりました(フルネーム)と申します。

少々、お時間いただいてもよろしいでしょうか。

先日は、内定のご連絡をいただきありがとうございます。

大変申し上げにくいのですが(クッション言葉)、検討いたしました結果、今回の内定は辞退させていただきたくご連絡しました。

(辞退理由)

本来であれば、直接おわびを申し上げにお伺いするところ、お電話でのご連絡になり大変申し訳ございません。

転職内定承諾後の辞退をメールで伝えるコツ

素早く遅れるメール

辞退をメールで伝える時のコツは、電話で伝える時と注意点は殆ど同じです。

読み手に負担をあたえず、誠意と謝罪の気持ちが端的に伝わるメールの書き方を覚えましょう。

内定辞退の連絡をメールのみで済ませるのは、常識的にNG。

ただし、電話や対面など、直接の対応がいつでもできるとは限りません。

辞退の意思を伝えられないと、企業側は入社の準備をどんどん進めてしまいます。

担当者と連絡がつかなくても、辞退の意思を早く伝えられるメールは有効です。

メールで伝えるときの注意点

以下を意識して、辞退理由を分かりやすく伝えましょう。

  • 長文にしない
  • 結論から具体的を意識する
  • 文字は感情が伝わりにくいので、クッション言葉と謝罪のフレーズを付ける
  • 悩んだ末の苦渋の決断である気持ちを表現
  • 後から、直接の謝罪と説明をする旨を伝える(今後の対応)

自分の気持ちを素直に表現することも、忘れないようにしましょう。

メールで伝えるときの例文

(会社名)(担当者のフルネーム)様

〇月〇日の面接でお世話になりました、(フルネーム)です。

先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。

誠に勝手ではございますが(クッション言葉)、内定を辞退させていただきくご連絡いたしました。

(辞退理由)できるだけ早く辞退の意思をお伝えすべきと考え、まずはメールにて連絡いたしました。

後ほど、お電話もしくは直接ご説明にお伺いしますので、ご都合のよい日時をご教示いただけますと幸いです。(今後の対応)

多くの時間を割いていただきながら、このような結果になりましたことをお詫び申し上げます。

まとめ:転職内定承諾後に辞退するなら早めに伝えよう

理由が何であっても、内定をもらった企業で働く気がなくなってしまえば、転職内定承諾後の辞退も仕方ありません。

しかし、個人的な都合で辞退する場合、理由の伝え方はしっかり配慮し、自分はもちろん、機会を繋いでくれた転職エージェントの信用を落とさないことが大事です。

社会人として企業に対するマナーと配慮を忘れず、できるだけ早急に動きましょう。