- 仕事を辞めたら生活できるか不安
- 収入のない期間が不安で仕事が辞められない
このように考えて仕事を辞められない人は多いのではないでしょうか。
仕事を辞めたいけど生活が不安…という状態でも、お金の心配をするより先に退職するのがおすすめです。
- お金が無くても仕事を辞めたほうが良い理由
- 仕事が辞められないと思う原因
- 退職後の生活が不安でも転職成功させるコツ
生活が厳しい状況でも、安心して仕事を辞められるポイントを抑えれば、仕事を辞めても生活していけます。
あなたの状況に合った対応を取って、仕事を辞めたいけど辞められないという生活から脱出しましょう。
仕事を辞めたい!生活できない状況でも辞める選択をすべき4つの理由
お金が無くて生活が苦しい状況でも、仕事を辞めたほうがいい理由を4つ紹介します。
- 仕事はいくらでもあるから
- 辞めたい仕事を続けるほうがストレスだから
- 生活できないと思うのはそもそも給料が低いから
- 生活や転職を支援する制度があるから
必ずしも仕事を続けることが正しいとは限りません
理由を具体的に解説していくので、思い当たる節があったら、次のキャリアを前向きに検討しましょう。
仕事はいくらでもあるから
少子高齢化により人手不足は年々加速しているため、仕事は探せばたくさんあります。
2022年に行われた帝国データバンクの調査によると、企業の49.3%は人手不足となっています。
正規社員でなくてもアルバイトや派遣、フリーランスなど働き方を選ばなければ数多くの仕事があります。
正社員の仕事が見つからなくても、いったんアルバイトや派遣で働きつつ仕事を探すという働き方も視野に入れましょう。
辞めたい仕事を続けるほうがストレスだから
仕事を辞めたいと思いながら働くのは非常にストレスが溜まるため、そのまま働き続けると心身に不調をきたす恐れがあります。
ストレスが原因の病は数多くあるため、ストレスを溜めない働き方を検討しましょう。
- めまい
- アトピー
- 頭痛
- 自律神経失調症
- パニック障害
今の仕事をこれからもずっと続けていくのも1つの選択ですが、頑張った結果、病気になってしまっては本末転倒です。
ストレスで体調を崩す前に仕事を辞めるか転職することを検討しましょう。
生活できないと思うのはそもそも給料が低いから
仕事を辞めた後の生活が不安でも退職したほうが良いのは、生活が不安になる原因がそもそもの給料の低さにあるからです。
給料的に厳しい状態で働き続けたところで、不安がなくなるわけではありません。
そんな中で退職を考えても、もっと生活できない不安が強くなるのは当然です。
しかし、リクナビNEXTが転職活動の調査によると、約7割の人が活動費用10万円以下で転職できていることがわかります。
引用:リクナビNEXT
10万円ほどであれば、働きながらであれば十分に準備できそうですよね。
退職後のお金の心配で転職活動に不安を感じている方は、今から備えておきましょう。
生活や転職を支援する制度があるから
退職後の生活費が心配で、今の仕事が辞められないという人は、生活や転職を支援する制度を利用しましょう。
再就職までの費用を補助してもらえるので、安心して再就職先を探すことができます。
- 失業手当・・・前職給与の最大70%の給付
- 職業給付金制度・・・職業訓練を受ける費用の20%を給付
- 再就職手当・・・転職が早く決まったら給付金
失業手当の支給は手続きの申請をして2~3か月後になりますので、その間の生活費は事前に用意しておく必要があります。
2~3か月分の生活費を準備できていれば、生活費を心配することなく安心して次の就職先を探すことができます。
仕事は辞めたいけど生活できないと思う人がハマる思考の罠3選
仕事を辞めると生活できないと不安になる人がハマりやすい思考の罠を3つ紹介します。
- 嫌でも働き続ければお金は安心
- 転職できずお金がなくなってしまうかも
- この会社以外に転職できるところがないかも
このような考えで転職をためらっているのであれば、注意が必要です。
詳しい理由をそれぞれ解説します。
嫌でも働き続ければお金は安心
今の仕事を長く続けるのは嫌だけど、働き続ければ生活の心配はしなくていいから辞めないという人は多いです。
余裕がないと、「働き続ければお金はもらえて安心」と、つい目先の安心感を優先してしまうからです。
お金がもらえるだけ安心にすがって嫌でも働き続けるという考え方には、以下のようなリスクがあります。
- 転職の出来る時期を逃す
- 停滞したまま成長できない
- ストレスが溜まる
成長や視野を広げるために退職するという発想の転換をして、よりよいキャリアや人生を描くため早めの一歩を踏み出しましょう。
転職できずお金がなくなってしまうかも
「仕事を辞めたら転職がうまくいかずお金に困るかも」という悩みも、多くの人が抱える転職活動を始められない理由の1つです。
特に1度も転職したことがない人は、転職活動について知らないことも多いため、不安になりがちです。
- 自分の能力が他社に通用するか分からない
- 異なる業界へ転職できるか不安
- 仕事を続けながら転職活動できるか不安
仕事を辞めた後の生活が不安であれば、働きながら転職活動するのをおすすめします。
マイナビが2022年に調査した結果では、転職した人の73.1%の人が在職中に次の転職先を見つけています。
仕事を続けながらでも転職活動はできます。
在職中に転職先を探せば、転職活動がうまくいかなくても仕事が続けられるので、お金に困ることはありません。
この会社以外に転職できるところがないかも
「この会社を辞めたら次は無い」という考えで仕事を辞める決意ができない人も多いです。
仕事を辞めると収入が無くなり生活できないという不安から、いつのまにか「転職は難しそうだし、このまま転職しないでいい」と考えがちです。
しかし、仕事を辞めて次の会社が見つからないということはありません。
リクナビNEXTによると、30代以上の半数は転職を経験しており、2度、3度と転職している人も珍しくはありません。
引用:リクナビNEXT
30代以上の半数が転職を経験しているため、1度会社を辞めて次が見つからないということはありません。
また、人手不足の職業はたくさんありますので、条件を広げれば何かしらの仕事に就くことはできるでしょう。
仕事を辞めたいけど生活できない不安を少しでも減らす2つの方法
仕事を辞めたいけど、辞めたらお金の不安が・・・と悩んでいる人は、下記2点についてしっかり把握しておきましょう。
- 失業保険について
- 転職エージェントについて
何も知識がないと、漠然とした不安に襲われてしまいます。
しかし、辞める前にしっかりと準備をして、お得に転職活動できる制度やサービスをフル活用すれば、今抱えている不安は軽減されるでしょう。
失業保険について把握しておく
退職を検討してるなら、絶対に「失業保険」について把握しておきましょう。
失業保険とは、退職前の給料の50%~80%の金額を離職してから1年間受け取れる制度です。
- 退職後にハローワークで申請
- すぐに給付を受け取れるわけではなく、約3か月の待機期間がある
- 給付は一括ではなく分割
失業保険があるため、退職した後に転職活動を始めてもお金の心配することは減ります。
ただし、自分の都合で辞める場合、失業保険を受け取るために3ヵ月の待期期間が必要です。
その期間分はあらかじめ生活費を用意しておきましょう。
失業保険についてよくわからない、サポートしてもらいながらガッツリ給付金をもらいたい人は退職コンシュルジュに相談しましょう。
退職コンシュルジュは失業保険や給付金など、退職者ひとりひとりの状況に合わせて申請などのサポートをしてくれるサービスです。
退職コンシュルジュのサービスについて詳しく知りたい人は下記の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
→退職コンシュルジュが怪しい?失業保険で損をしたくない人におすすめ
転職エージェントに相談する
お金が無くて転職活動ができないという方は、まずは転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントは、転職について無料で相談できます。
さまざまな人の転職をサポートしてきたプロが、自分の状況に合わせた適切なアドバイスしてくれるので、積極的に利用しましょう。
- 無料で転職について相談できる
- 面接の練習や書類の添削をしてくれる
- 日程調整などの手続きを代行してもらえる
転職エージェントを利用すると、無料で様々なサービスを受けられます。
お金をかけずに転職を目指すのであれば、積極的におすすめの転職エージェントを利用しましょう。
まとめ
今回は、お金が無くても転職したほうが良い理由と、仕事を辞めたいけど収入が無くなったら生活ができない人が取るべき対応をお伝えしました。
お金が無くても転職したほうが良い理由は以下の4つです。
- 仕事はいくらでもある
- 辞めたい仕事を続けるほうがストレスが溜まる
- 転職すれば年収が上がる可能性がある
- 生活や転職を支援する制度がある
仕事を辞めたいけど収入が無くなると生活できないと不安な人は、
- 転職エージェントを活用する
- 失業保険について把握しておく
これらを活用することで、安心して仕事を辞めて次のキャリアを目指すことができます。
「お金がないから仕事が辞められない」という思い込みは捨てて、自分が思い描く人生を目指しましょう。