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勤務地希望が通らない6つの理由とは?新卒の勤務地の決め方について解説

勤務地希望が通らない6つの理由とは?新卒の勤務地の決め方について解説

「地元で働きたいけど、新卒の勤務地希望は通らないと聞いて不安」

「できれば実家に近い場所で働きたいけど、新卒の勤務地希望って通るの?」

こういった不安や疑問を持つ就活生は多いでしょう。

実際のところ、新卒の勤務地希望が通る可能性は高くありません。

しかし諦めるのは、本記事を読んでからにしてください。

  • 新卒の勤務地希望が通らない理由
  • 新卒の配属先の決定方法
  • 確実に勤務地希望を叶える方法

記事の最後には、勤務地希望が通る確率を上げる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

※当記事のリンクには広告が含まれる場合があります。

新卒の勤務地希望が通らない6つの理由

人事が新卒の勤務地希望を通してくれないのは、会社の都合が大きく起因しています。

人事が新卒に対して嫌がらせをしているのではなく、様々な思惑があって勤務地を決定しているのです。

会社も社員には不満なく働いて欲しいので、希望を叶えてあげたい気持ちはあります。

新卒の勤務地希望が通らない理由は、以下の6点が考えられます。

  • それぞれの希望を配慮していたらキリがないから
  • どうしても配慮しないといけない人を優先させたいから
  • 仕事には適材適所があるから
  • 新人の希望より企業の成長のために配置したいから
  • 先輩や上司も希望勤務地じゃないけど我慢して働いているから
  • 社会人として希望が通らない現実も受け入れて頑張ってほしいから

それぞれの理由について、筆者の経験を交えつつ、詳しく解説していきます。

それぞれの希望を配慮していたらキリがないから

会社には数十、数百、数千の社員が働いているため、一人一人の希望を聞いていたら、会社の経営が成り立たなくなります

会社は経営を安定させるために、各支社の仕事量に応じて、必要な人員数を配属させています。

しかし新卒だけでなく、若手からベテラン社員まで全員が勤務地希望を叶えたいと思っているため、全員の希望を聞いてしまうと社員数のバランスが崩れてしまうのです。

全員の希望を叶えると、人気の勤務地では人数が多く、人気のない勤務地は社員が全然いない状態になりますね。

会社の経営を健全に進めていくために、全員の勤務地希望を通すわけにはいかないのです。

どうしても配慮しないといけない人を優先させたいから

社員の中には、特定の勤務地で働かなければ生活に大きな支障が出る人がおり、人事はその社員の希望を優先します。

勤務地希望を叶えてあげないといけない社員の中には、以下のような状況の方がいます。

  • 地元に住む親が病気にかかっていて、自分が看病しないと生きていけない。
  • 妻が病気がちで、単身赴任してしまうと子供の面倒を見る人がいない。

こういった方達の希望を聞いてあげなければ、社員もしくは社員の家族に大きな支障が出てしまいます。

もちろん、勤務地を配慮すべき理由を持った新卒もいるでしょう。

特別な事情がある場合は入社前に事情を伝えましょう。会社が配慮してくれて、勤務地希望が通る可能性が高くなります。

しかし多くの場合、特別な事情を持っている新卒は少なく、勤務地希望が通りにくいのです。

仕事には適材適所があるから

仕事には適材適所があり、人事は社員の特性を考えた上で勤務地を選定するため、勤務地希望が通らないのです。

会社は利益のために動いているので、社員には一番力を発揮できる場所で働いてもらいたいと考えています。

そのため、勤務地希望先で社員の能力が活かせないと判断されると、希望先以外の場所に配属させられます。

勤務地希望先に自分の能力が活かせる部署がなければ、勤務地希望が通る可能性は低いでしょう。

新人の希望より企業の成長のために配置したいから

会社は新卒が成長できる環境の勤務地へ配属させるので、勤務地希望は通りません。

会社は新卒に、将来会社の利益を上げる人材に育ってほしいと考えています。

そのため新卒の希望よりも、会社の成長のために配属先を決められるのです

会社によっては新卒の成長のために、あえて忙しい支店に配属するところもあります。
筆者は新卒のとき、大きなプロジェクトを抱えている支店に配属されて、とても忙しく仕事をしていました。

また、人員が足りていない職場に新卒を配属させる場合もあります。

会社にとって人員不足は深刻な問題で、企業が新卒を人員補充のために配属先を決めてしまうのです。

人手不足ということは、配属後の仕事は忙しい場合が多いです。

人手不足の職場では、新卒はいきなり戦力扱いされてしまうので、何もわからないままひたすら忙しく仕事をさせられます。

先輩や上司も希望勤務地じゃないけど我慢して働いているから

新卒だけでなく、社員の多くは勤務地希望を通してもらえていません。

先輩や上司も、当然勤務地希望を会社に伝えていますが、希望が通っている人は少ないでしょう。

サラリーマンの中には、希望が通らず通勤に片道2時間以上かけている人もいます。

そんな中、新卒の勤務地希望だけを通してしまうというのは考えづらいでしょう。

むしろ筆者の勤務していた会社では、50歳になれば希望が通りやすくなると言われていました。

勤務地希望が通らなくても、周りの先輩や上司も同じ境遇にいることを、頭に入れておきましょう。

社会人として希望が通らない現実も受け入れて頑張ってほしいから

会社は新卒に希望が通らない現実を受け入れてもらい、社会人として当たり前なことだとわかって欲しいため、あえて勤務地希望を通さない場合があります。

社会人になると自分の希望や意見が通らないことは多々あります。

そんな厳しい社会で生き抜くために、まずは勤務地希望を通さずに、現実を受け入れてもらおうとしているのです。

新卒の人たちは、高校や大学から出たばかりで、社会の厳しさをあまり理解していません。

勤務地希望を通さないのは、会社からの試練と言い換えてもいいでしょう。

筆者の勤務していた会社は、新卒の希望は絶対に通さないと有名でした。

勤務地希望が通らなくても、会社からの最初の試練だと考えて仕事をしましょう。

よくある新卒勤務地の決め方

新卒の勤務地は人事が決定していて、決め方は会社によって異なります

各支店の人員や仕事内容などによって、決め方は多様なのです。

そのため、必ずしも新卒の勤務地希望が通らないとは限りません

新卒の意見を聞いてくれる社風の会社もありますよ。

新卒の勤務地の決め方は、大きく次の4つが挙げられます。

  • 職場の人員体制で決める
  • これまでの経験や個々のスキルで決める
  • 新卒が働きやすい環境を配慮して決める
  • 離職を防ぐために新卒の意見を優先して決める

それぞれの理由について、詳しく解説します。

職場の人員体制で決める

職場の人員体制の関係で、配属先が決定する場合があります。

本人の勤務地希望に関係なく、会社が決めた人員体制によって配属先が決まってしまうのです。

例えば、とある会社の東京支店で、常に経理部が3人体制で仕事をしている会社があり、3月に退職による欠員が1名出たとします。

4月に勤務地希望を名古屋にしている経理部志望の新卒が入ってきた場合、配属先はどこになるでしょうか。

東京支店の経理部の欠員を補充するため、東京支店に配属させられる可能性が高いですね。

前任が退職や育児休暇で抜けた直後に配属されていれば、人員体制の調整で配属先が決められた可能性が高いでしょう。

これまでの経験や個々のスキルで決める

会社が新卒の経験やスキルを考慮して、能力を活かせる仕事ができる勤務地に配属する場合があります。

会社は利益を求めているわけですから、社員の能力は最大限に活かしたいと考えているのです。

そのため新卒であっても経験やスキルを考慮して、勤務地を決定する会社もあります。

新卒であれば高専や専門学校、大学で学んだ専門科目の知識や経験を活かせる場所に配属される場合が多いでしょう。

会社によっては、入社時の研修期間で判断した適正結果をもとに、勤務先を決定するところもあります。

心配なら就職活動の際、勤務地希望先に自分のスキルが活かせる場所があるのか確認してみましょう。

新卒が働きやすい環境を配慮して決める

新卒が働きやすい環境を優先して勤務地を決める会社もあります。

新卒は将来会社を背負うであろう大切な人材なので、手放したくないのです。

また、新卒が辞めると新しい人材を雇用する必要があり、採用コストがかかってしまいます。

新卒の採用コストは約100万円と言われています。(参考:就職白書2020,p11)

会社側からすると大切な人材とお金を両方失うので、避けたい事態ですよね。

ただし、働きやすい環境=希望勤務地ではない可能性があります。

例えば新卒の希望勤務地に、パワハラで恐れられている上司がいたり、人員不足でいつも残業が発生していたりしたら、働きやすい環境とは言えませんね。

勤務地希望が通らなくても、あなたの勤務地希望先には地獄が待っていたかもしれません。

会社の善意で勤務地希望が通らないパターンも頭に入れておいて、希望が通らずに落ち込み過ぎないようにしましょう。

離職を防ぐために新卒の意見を優先して決める

会社が新卒の離職を恐れていて、新卒の勤務地希望を通す場合もあります。

会社にとって社員の離職は経営に関わるので、絶対に避けたい事態です。

特に新卒は会社との間にギャップを感じて離職しやすい傾向にあるので、会社が離職防止のために勤務地希望を通すのです。

自分の働きたい場所で仕事ができれば、仕事のモチベーションが高まるので、離職率は下がります。

また、採用ページに「3年以内の離職率〜%」と記載している会社もあるので、数字が高くなれば印象悪化にもつながってしまいます。

新卒の希望は必ず通らないわけではなく、新卒の希望を優先してくれる会社もあるのです。

希望勤務地で働きたいなら支社がない会社を選ぼう

希望勤務地で確実に働く方法があります。

それは、支社がない会社で働くことです。

支社がなければ、勤務地を選択する必要がありませんね。

自分が希望する勤務地にある支社のない会社を探して入社すれば、確実に希望する場所で働けるのです。

また、フルリモートの仕事を探して好きな勤務地で仕事をするのもいいでしょう。

近年ではテレワークにより多様な働き方が実現し、フルリモートの仕事も珍しくありません。

フルリモートの仕事であれば、どこへ住んでいても仕事ができるので、好きな場所で仕事ができます。

就職先の選択肢を狭める必要がありますが、希望勤務地で確実に働く方法を試してみるのはいかがでしょうか。

まとめ:新卒の勤務地希望は通ったらラッキーくらいの気持ちでいよう

本記事では新卒の勤務地希望が通らない理由と、新卒の配属先の決め方について解説しました。

以下に、本記事で解説した内容を4つにまとめます。

  • 新卒の勤務地希望が通らないのは、会社側の都合が原因
  • 新卒の勤務地の決め方は会社によって異なる
  • 新卒の勤務地希望が全く通らないわけではない
  • 支社がない会社に就職すれば、確実に希望の勤務地で仕事ができる
本記事を読んで「新卒の勤務地希望が通りにくいのはわかった。でも、少しでも勤務地希望が通る確率を高めたい!」という方もいるでしょう。

勤務地希望が通る確率を上げたければ、履歴書の書き方や面接の答え方を工夫する必要があります。

次の記事を参考にしてください。

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人員不足や仕事内容などの会社都合によって、新卒の勤務地希望は通りにくいのが現状です。

そのため、新卒の勤務地希望は通ったらラッキーくらいの心構えの方が、希望が通らなかったときの落ち込みが少なくて済みます。

しかし紹介した記事を参考にすれば、希望勤務地で働ける可能性がアップします。

理想の働き方を目指して、就職活動に臨みましょう。