退職の悩み

退職の引き止めやっぱり辞めたい!残ったら後悔、良かったどっち?口コミも紹介

退職を引き止められても断る方法

退職したいと伝えたあとに上司にしつこく引き止められて承諾してしまったけど・・・本当はやっぱり辞めたいと悩んでいませんか?

1度退職を切り出して引っこめた手前、また「辞めたい」と思っても、言いにくい状況になってしまいますよね。

今回の記事では退職を引き止められて残った場合に後悔してしまう理由について詳しく解説します。

引き止められて一度は残ったけど、やっぱり辞めたいと感じた時の具体的な対処法についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

しつこい引き止めに困っている、断り方の例文を先に見たい人は以下の記事がおすすめです。

退職引き止めも論破!上司も納得する断り方例文

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退職引き止められたけどやっぱり辞めたい!それが正解

対立している様子

結論から言うと、退職を引き止められて残った後に「思いとどまって良かった」と思っている人の話はあまり聞いたことがありません。

退職を引き止めようとする上司は、あなたに甘い言葉を囁くかもしれませんが、よく考えてみてくださいね。

「退職引き止められたけど・・・やっぱり辞めよう!」

この判断は正解です。

なぜなのか解説していきます。

【退職引き止め】上司の本音は自己保身

上司があなたを引き止める理由は、自分と会社の保身のためであり「損失を出したくない」という気持ちが正直なところ。

あなたが辞めることで会社が被るデメリットとして、以下のようなことが考えられます。

  • 新人を採用して育成するコスト
  • 取引先との関係悪化
  • 他の社員の仕事負担
  • 他の人も辞め始めるかも

あなたが辞めることで会社も人員が減り困るので、なんとかとどまって欲しい気持ちが大きいでしょう。

ただ、一度辞めたい思った会社なので、残ったとしても「やっぱり辞めたい」とすぐに思ってしまいます。

会社より、自分優先に考えて問題ありません。

引き止められても現状は変わらない

退職の際に引き止められて不満を聞いてもらい、その時点で気持ちがスッと落ち着くこともあるでしょう。

しかし考え直さなくてはいけないのは、落ち着いたのはあなたの気持ちだけであり、社内での問題は何一つ解決されていないということです。

  • 一時的な口約束だった
  • キツイ言い方をされる
  • 改善すると言われたけど変わってない
  • 残業させられる
  • 嫌な仕事ばかり振られる

心は深い切り傷を負っているのに、絆創膏を貼っただけの対処は「治療」になっていません。

あなたの不満に対して上司が「君が言ってくれたことは必ず改善する」と言っても、本当に改善してくれる保証はどこにもありません。

「会社を辞めると伝えたら何もかもが改善されて最高の職場になった」

という話を聞いたことがあるでしょうか?

そもそも指摘されてすぐに悪い部分を改善できる会社なら、このような問題が起こる前に手が打てたはずです。

引き止められても職場が変わることはないので辞めて正解です。

退職引き止め残って良かった?甘い誘惑に注意

退職したいと伝えて引き止められた時の上司の対応次第では、心が揺らいでしまうのも仕方のないことです。

しかし決意が揺らいでしまうと退職ができなくなるので、上司の甘い言葉には注意しましょう。

上司や周囲から優しい言葉をかけられる

「絶対に辞めてやる」と心に誓って上司に退職を伝えたのに、優しい言葉で引き止められて心が揺らいでしまうというのは珍しいことではありません。

  • もう少しだけ頑張ってみない?
  • 苦しい思いに気付かなくてごめんね
  • どうしてもあなたが必要だ
  • 君ならもっと活躍できるよ

怒られたりトラブルになるかもと不安になっていたのに、優しい言葉を掛けられたことで「戦意喪失」してしまうパターンですね。

これを防ぐためには、自分の中で辞めたい理由を改めて認識しておくことです。

  • どうしても会社の人間関係に耐えられない
  • 今の給料では将来が不安
  • 仕事が向いてない、楽しめない
  • ストレスが多すぎる

優しい言葉で気持ちが落ち着くのは一瞬だけです。

根本的な社内の問題は上司の優しい言葉だけでは解決されませんから、ほんの少しの安らぎに惑わされないようにしましょう。

昇進や給料アップを提案される

あなたを引き止める交渉材料として昇進や給料アップを提案されるというのは、よく聞くパターンですよね。

もしその提案が魅力的だったとしても、結局何も変わらず問題も放置されことはよくあります。

おすすめポイント

待遇の改善を理由に引き止められた場合は、「改善されなければ即座に退職する」といった内容で書類に一筆書いてもらい証拠に残しましょう。

書面に残すことをためらったり、一瞬でも嫌そうな顔をした場合は口約束のハッタリにすぎないので、それを見れば退職する決意も固まります。

約束を形に残して本当に改善されれば喜ばしい事ですし、そうでなければ辞める決意ができますよ。

退職引き止めで残ったら後悔する理由

退職引き止められたけど、残ったら後悔する4つの理由について解説します。

もし、会社に残った場合、今度どのようなことが起こり後悔してしまうのか、しっかり把握しておくことで正しい選択ができるようになります。

①退職するタイミングを見失う

引き止められて会社に戻ると、「やっぱり辞めたい」と思っても、すぐに退職できません。

しかし退職するという言葉を撤回した手前、上司に「やっぱり辞めたいのですが」と伝えるのは心理的にも抵抗があり、言い出しにくくなります。

やっぱり最初に伝えた時に何としても辞めておくべきだった

と後悔する可能性が高いので、引き止めに応じて会社に残ることはおすすめできません。

②自分自身の可能性を潰す

退職を踏みとどまれば、新しいキャリアの可能性は完全に閉ざされてしまいます。

  • 転職していればキャリアアップできたかも
  • 年収アップしていたかも
  • やりがいのある業務ができたかも
  • 仕事もプライベートももっと充実していたかも

もちろん会社に残ることで「あの時退職を思いとどまって良かった」と感じられる可能性もあるでしょう。

しかし、「辞めたい」と感じた職場でもう一度楽しく仕事ができるでしょうか?

たとえば会社を辞めたい理由が人間関係のストレスだった場合、他人は変えられないので引き続き嫌な思いをすることになります。

引き止められて会社に残ったものの「やっぱり転職しておけばよかった」と後悔する人は多いので、自分の将来についてもう一度本気で考えてみてください。

③社内でも気まずくなる

退職を伝えた後に会社に戻ると、社内で気まずい思いをするケースもあります。

例えば「会社の仕事量があまりにも多い」という理由で退職を伝え、実際に会社が業務量を減らしてくれたという事例を聞いたことがあります。

これだけだと「残ってよかったね」と感じますが、この話には続きがあります。

本人の仕事量は減ったのですが、その分の仕事が他の社員に割り振られてしまい、自分以外全員の負担が大きくなってしまったようです。

そうなれば当然、「あの人だけ仕事が楽になってなぜ自分が大変な思いをしなければならないのか」と不満に思うのも仕方ありません。

引き止められて会社に残る場合、社内の人間関係が変わってしまう覚悟も必要です。

④曖昧なポジションのまま

退職を伝えてポジションの改善を約束してくれたとしても、あまり期待できないというのが現実です。

昇格させるから

ポジションを変えるように上を説得するよ

と引き止められる方もいるでしょう。

結論から言うとそれは口約束に過ぎず、いつまでたっても曖昧なポジションのまま飼い殺しにされてしまう可能性が非常に高いです。

本当にポジションが与えられたとしても微妙な役回りだったり微々たる昇給だったりして、特に不満も解消されなかった人も多く見てきました。

何より一度退職を考えた人に重要なポジションを与えたら、もう一度辞めたいと言われときに上司や会社は余計に困りますよね。

退職の引き止めで残った!残留して後悔している人の口コミ

ショックを受ける人

実際に引き止められたあと会社に残り後悔してしまった方の口コミも見てみましょう。

退職引き止めで「残って良かった」「残留してよかった」という口コミは見受けられず…やはり残って後悔の口コミが圧倒的でした。

毎日しつこい引き止め攻撃にあい、折れる形で会社に残った結果後悔しているという方のツイート。

優しい人ほど、何度も頼み込まれると了承してしまいがちです。

退職を伝えた時点で心が疲れ切っていたのに、会社に残った結果大きく体調を崩されて結局退職することになった方もいます。

会社に迷惑をかけたくない気持ちはわかりますが、あなたが動けなくなってしまっては元も子もありません・・・。

この方は引き止めにあって会社に残ってあげたのに減給されてしまうという最悪のパターンになってしまったようです。

退職を考えた人を減給してまで引き止める意味がわかりません

このように会社の引き止めに応じてしまった結果、体調を崩したり給料を減らされたりと余計に状況を悪化させてしまった方もいます。

退職引き止め残って良かった人の口コミはほとんど見受けられないため、引き止めを受け入れて後悔しないか、しっかりと考えて決断しましょう。

【退職引き止め】辞めたいのに上司がしつこい理由

そもそも、なぜ「君の気持ちはわかった、今後も応援しているよ」と気持ちよく送り出してくれないのでしょうか?

ここからは上司がしつこいくらいに、あなたの退職を引き止めたい3つの理由について解説します。

  • 新人教育にコストや時間がかかる
  • 上司の評価が下がる
  • 残った社員への業務負担

①新人教育にコストや時間がかかる

あなたが退職した場合、新たに人材を採用したり育成するのにはお金と時間が掛かります。

多くの上司は、その労力を考えたくない一心で引き止めているのです。

上司としても

「せっかくここまで育てたのに」

「また新人を採用して育成しないといけないのか」

時間をかけてやり込んだゲームのセーブデータが突然消えてしまい、また1からキャラクターを育て直さなければならないような状況です。

ただ、あなたが「会社を去ると迷惑がかかる」なんてことは考える必要はないですし、罪悪感を覚える必要もありません。

従業員が辞められた穴をどう埋め合わせるか、新人の採用・育成をどうするかを考えるのは上司と会社の仕事です。

②上司の評価が下がる

なぜ上司があなたを引き止めるかというと、部下に辞められることで自分の評価が下がることを恐れているからです。

  • 部下の教育ができてない
  • 職場の管理ができていない

あなたがどのような理由で辞めたとしても、会社は上司に「部下の管理ができていない」という評価を下すことになります。

本当に部下の能力や人間性を高く評価していて「辞めてほしくない」と言う上司もいますが、多くは自己保身のために引き止めているに過ぎません。

上昇志向の強い上司であれば、出世を阻むような出来事を何としても阻止しようとするでしょう。

もしもあなたより先に退職した人がいたとしたら、なおさら強く引き止めてくるでしょう。

③残った社員への業務負担

会社を辞めることで、残った社員への業務負担が大きくなることを懸念して引き止めている可能性も考えられます。

こういう会社は人手不足に陥っており、すでに限界ギリギリの状態で仕事を回している可能性が高いです。

自分が辞めたことで他の人が辞めてしまう可能性や、会社に与える影響をあなたが考える必要はありません。

人手不足になっているのは会社の経営努力が足りていないからであって、あなたのせいではないからです。

辞めたいのに上司の引き止めがしつこい、会社が辞めさせてくれない人は、下記の記事がおすすめです。

退職したいのに辞めさせてくれない非常識な会社の特徴

退職引き止められたけどやっぱり辞めたいときの断り方

しつこい上司でストレスも溜まりますが、引き止められたときの断り方を例文つきで紹介します。

しつこい上司には、納得できる理由で断るのが一番ですよ。

「〇月で辞めます」と断言する

引き止めがしつこい場合は、

「〇日に辞めようと思っています」ではなく、「〇日に辞めます」と断言する形ではっきりと意思表示をしてください。

引き止められて残ってしまう方に共通しているのは、意思表示が一貫していないことです。

上司から残ってくれといわれて「いやぁ・・・」「でも・・・」などと曖昧な返しをすると「押せば行ける」と思われてしまいます。

断り方例文

引き止めのお言葉ありがとうございます。

以前からやりたい仕事があり、先日転職先が決まりましたので〇月で退職いたします。

〇〇さん(上司)には、新入社員のころから大変お世話になり心苦しいのですが、新たな環境で挑戦したい気持ちが大きいです。

ポイントは、「これは説得してもムダだな」と思わせることです。

引き止められないようにするためには、絶対に辞められる理由を伝えることも大切です。

ポジティブな理由で断る

体調不良であれは仕方ないですが、なるべくポジティブな理由で断るようにしましょう。

  • 〇月〇日から海外留学する
  • 稼業を引き継ぐ
  • 結婚して他県に引っ越す
  • 挑戦したい仕事が見つかった

ポジティブで前向きな理由は、素直に応援したいという気持ちになりやすいからです。

直属の部下が辞めるのであれば、上司としても多少なりとも寂しさを感じます。

それでも、新しい夢や目標に向かって挑戦するのであれば、残ってほしい気持ちもあるけど「頑張れよ」と前向きに背中を押してくれるようになります。

それでも、引き止める上司は自分のことしか考えていない人になりますね。

しつこい引き止めに困っている、パターン別に断わり方を知りたい方は以下の記事がおすすめです。

退職引き止めも論破!上司も納得する断り方例文

まとめ

今回の記事では退職を引き止められて残ると後悔する理由について詳しく解説しました。

上司があなたを引き止める理由の大半は

  • 自分の評価を下げたくない
  • 会社の利益を守りたい

それだけのことです。

あなたが退職を成功させるために大切なのは「なぜ辞めたいと考えたのか」をもう一度思い返す事です。

辞めたくなるほど嫌になった今の会社に残って改善を期待するより、思い切って転職した方が多くの問題を解決できますよ!