仕事の悩み

出戻り転職は惨めで後悔する?その後どうなってしまうの

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一昔前なら、転職後に元の職場への出戻りはありえませんでしたが、今では「出戻り転職」を認めている会社が増えました。

転職先で仕事や人間関係がうまく行かなくなってはじめて「前職の環境のありがたさや心地よさに気付いた」という人も多いです。

ただ、

「辞めた会社に戻るなんて、惨めで恥ずかしいかも」

「出戻り転職をしたら会社の人たちにどう思われるんだろう」

と、一度辞めた会社に戻りたい気持ちと、周囲に何を思われるのか分からない不安で選択を迷っているという方もいるはず。

出戻り転職は気まずくなる可能性が高いですが、退職時の人間関係や出戻り後の働き方次第で、より働きやすい環境になる可能性があります。

今回の記事では出戻り転職は本当に惨めで後悔するのか、出戻り転職を成功させるためのポイントを含めて解説していきます。

出戻り転職に失敗した時の具体的な対処法も解説していますので、元の職場へ戻ろうかと悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください!

出戻り転職は惨めで後悔することが多い7つの理由

膝を抱えている女性

一般的には、出戻り転職をしても惨めに感じて後悔する人は多いです。

理由は、具体的に7つあります。

  • 前職に戻るのは気まずい
  • 悪いことはしてないけど恥ずかしい
  • 転職に失敗したと思われる
  • 出戻りを歓迎していない人もいる
  • 雑務をやらされることも
  • 以前と雇用条件が変わってしまうことも
  • どうしても浮いた存在になり惨め

それぞれについて、具体的に解説しますね。

前職に戻るのは気まずい

退職が円満であろうと無かろうと、一度辞めると断言した会社に戻るのは気まずいものです。

「この会社に不満があるので辞めます!」と断言しておきながら、「やっぱりこの会社が良いのでもう一度働かせてください」というのは、少々都合の良すぎる話ですからね。

退職した理由や事情にもよりますが、あなたの都合で会社を辞めたのなら、出戻り転職はほぼ間違いなく気まずい思いをします。

この記事を読んでいるあなたは「出戻りすると職場で気まずくなるかもしれない」と不安を感じているかと思いますが、きっとその不安は実現するでしょう。

なぜなら、出戻り転職という行動自体に疑問や怒りを覚える社員が必ずいるからです。

「一緒に働いた仲間だから、また受け入れてくれるだろう」と甘えたイメージで戻ると、落差でショックを受けるかも。

出戻り転職という選択肢を取るからには、厳しい対応をされる覚悟が必要です。

悪いことはしてないけど恥ずかしい

多くの人は転職先でうまく行かなくても、一度不満があって辞めた会社に戻ろうとする人は、あまりいません。

つまり普通では考えられない行動をしているので、あなたが「恥ずかしい」と自覚したり、周りが「恥ずかしい行為だ」と感じる可能性はあります。

恋愛で例えるなら、自分から恋人を振っておきながら「次の恋人がダメな人で、やっぱり君が良いんだ!」と復縁を迫るようなものですよね。

出戻り退職は自分勝手な恋愛とほぼ同じで、人としてちょっと恥ずかしい振る舞いだと否定できないでしょう。

円満退職だったのに出戻りによって「どういう神経か分からない」という視線を感じ、想像以上に恥ずかしい思いをする可能性もありますね。

出戻り転職をする人は少ないので、周囲からの理解を得られるまでにどうしても時間がかかります。

転職に失敗したと思われる

出戻り転職をすると「転職先で失敗したから戻ってきたんだ」と思われる可能性は否めません。

「転職に失敗してしまったから出戻りしよう」という考えは「甘えている」と捉える社員も何人かはいるはずです。

本来なら転職先がダメだったら、また新しい転職先を見つけようとするのが一般的ですよね。

もともといた職場なら受け入れてくれるだろう!

という考えの甘さを見抜かれれば、「失敗した上に自分に甘い」という評価をいきなり叩きつけられるでしょう。

「失敗した人」というレッテルを貼られながら仕事をするのは日々神経をすり減らしますし、ストレスがじわじわと積み重なっていきます。

出戻りを歓迎していない人もいる

あなたは「一度仕事をした仲間だから快く受け入れてくれるだろう」と考えているかもしれませんが、出戻りに否定的で歓迎していない人もいます

退職した際に、あなたの仕事を負担して大変な思いをした社員がいたとしたら、出戻りに良い気はしませんよね。

「いやいや、人に仕事を押しつけておいて結局戻ってくるのかよ」と反感を買い、決していいイメージを持たれません。

「あなたのせいでどれだけ大変だったか」と言ってやりたい気持ちを我慢している人がいる可能性を忘れてはいけません。

仕事においても「戻ってくるからにはそれなりの働きをしてもらうぞ」という目で見られるので、業績が悪いと「出戻りのくせに使えない!」なんて厳しい意見も。

悲しいですが、今の日本では産休や育休という、当然の権利を使って休んだ人に対しても風当たりが強い風潮が残っています。

自分の都合で退職して戻ってくる人は余計に歓迎されない可能性がありますので、それなりの覚悟を持って手戻りしなければなりません。

出戻り転職をするつもりであれば、「歓迎されない前提」で考えたほうがショックが少なくて済むはずです。

雑務をやらされることも

出戻り退職で、いきなり退職時と同じポジションで雇ってくれるケースは少ないでしょう。

一度辞めた人にいきなり重要な仕事を任せてはくれないでしょうから、新人でもできるような雑務をやらされる可能性があります。

辞めた会社に戻るというワガママを許してもらえているので、それくらいの指示は甘んじて受け入れなければなりません。

当分はやりがいのある仕事も回ってこないかもしれませんが、人によってはプライドが許さず惨めな思いに耐えきれなくなる可能性もあります。

ですので、出戻り後にいきなりメインの仕事に携われないと考えておいてください。

出戻り転職をするのなら、「どのような扱いをされても人一倍頑張ってみせる!」くらいの覚悟は必要です。

出戻り転職をしたら、そういった仕事に関する姿勢すべてが周囲に見られているという意識が欠かせません。

以前と雇用条件が変わってしまうことも

出戻り転職によって、今までよりも低いポジション・給与や、希望していない部署への配属など雇用条件が変わると考えられます。

これは会社の業績や、ずっと働いてくれている社員とのバランスによって決まります。

会社側としては「一度辞めた社員をもう一度雇う」のはリスクがありますので、退職を想定した上で、採用するかを決めなくてはなりません。

あなたが新しい転職先を見つけるのではなく、出戻りという「妥協」を選択するのであれば、会社が提示した条件で「妥協」する必要があります。

「多少ポジションが下がっても働く」くらいの意気込みを見せなければ、再度雇用されません。

出戻りを決意したときは、退職時より低いポジションになろうと給与を下げられようと、「もう一度認められるまで頑張る!」と意気込みが大切です。

しかし実際に働いて時間が経過するにつれて、惨めさや気まずい思いにメンタルが耐えられなくなり「やっぱり辞めたい」と思う可能性もあります。

そもそも今より良い雇用条件で「辞めたい」と感じた職場だったわけですから、条件が悪くなればなおさら辞めたくなるのは当たり前です。

雇用条件が変わっても、本当に働き続けたいと感じる職場であるか、長期的に見て考えなくてはなりません。

どうしても浮いた存在になり惨め

一度退職しておきながら時間が経って戻ってくるとなれば、どうしても周囲から浮いた存在になるため、人によっては耐えられません。

辞め方やタイミングによりますが、転職者は裏切り者のような扱いをされるパターンが多いからです。

あなたが最適なタイミングで引き継ぎなども完璧に行い、会社に負担が少ない状態で円満退職が出来ていた場合はすんなりと戻れる可能性があります。

しかしそうではなかった場合、職場の仲間意識の強い人間からハブられたり敬遠する空気を出されたりするので、雰囲気に馴染めない苦しみを味わうかもしれません。

要するにずっと気まずい思いをします。

あなたが退職して経過した時間によっては、新人が入ってきていたりチームメンバーが変わっていたりして、人間関係が大きく変化している場合も考えられます。

例えば今までは飲みに誘われていたのに、出戻り転職後は自分だけ誘われなくなったりと、仕事以外の面で「悲しくなるような瞬間」と対峙する可能性も。

様々な場面で「避けられているのかもしれない」と感じる場面が増え、慣れ親しんだ職場に戻るつもりが、逆に浮いてしまっていると実感して毎日気疲れしてしまいます。

つまり、あなたが退職したときの人間関係が、出戻り転職を成功させられるかどうかを左右する重要なポイントになります。

退職した時の人間関係を思い出せば、出戻り転職をするべきかどうかが見えてくるはずです。

出戻り転職は惨めなことばかりではない!メリット3選

出戻り転職では惨めな思いや気まずい気持ちを感じる一方、メリットもあります

出戻り転職のメリット
  • ①即戦力として期待される
  • ②仕事を一から覚える必要がない
  • ③教育コストが下げられる

それぞれのメリットは具体的に詳しく解説していきます!

①即戦力として期待される

出戻り転職が認められた場合、あなたは過去の経験を活かせる即戦力として期待されます。

未経験の新人を雇うコストが1人分省けたようなものですから、会社としても期待せざるを得ません。

しかしそれはポジティブなだけでなく、ネガティブな意味合いも含まれています。

一度辞めている分「かなり厳しい目線」で働きが期待されるため、人一倍の成果を出さなければ認めてもらえないからです。

新人であれば加点評価ですが、出戻り組は「減点評価が基本」です。

今までの経験を活かして出戻りを認めてくれた会社に恩返しする気持ちで働きましょう。

最初は出戻りをよく思わない社員の視線などもあり、気まずい思いをする可能性もあります。

経験を活かして今まで以上に会社の役に立とうとしている姿勢を見せれば、もう一度仲間として受け入れてくれるはずです。

即戦力として期待される出戻り後の最初の1年は特に頑張ってください!

②仕事を一から覚える必要がない

新しい職場に転職する場合は、仕事を一から覚えなければなりません。

出戻り転職であれば、既に経験している仕事であったり、会社内での仕事の動かし方を知っているのですぐに仕事の勘を取り戻せるでしょう。

学生時代に打ち込んだスポーツは、ある程度の時間が経っていても少しプレーするとそこそこ動けますよね。

会社の戦力になるまで時間はかからないはずですし、仕事ができなさすぎて迷惑をかける場面も少ないはず。

注意点としては、あなたが退職してから時間が経っている場合、会社内での仕事のルールや作法が変わっている場合も考えられます。

全体的な作業フローに変更はないかもしれませんが、細かい部分が変更されている可能性もあるので、退職前の感覚だけに頼らないよう注意してください。

③教育コストが下げられる

出戻り社員は既に会社の文化やルール、業務に対する知識を持っています。

そのため、研修を受けさせたり会社のルールを教えたりといった金銭的・時間的なコストがかからないという会社側にメリットがあります。

出戻りするあなた自身も一から研修を受けに行ったり、仕事のために必要な本などを買ったりする必要がないので負担も少なくて済むでしょう。

教育にコストがかからないからこそ、前述のように即戦力としての働きが求められます。

出戻り転職のその後はどうなる

悩んでいる人

出戻り転職のメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、実際に前の会社に戻った後にはどのような未来が待ち受けているのでしょうか。

ここからは出戻り転職後の「その後」について詳しく解説していきます。

  • 腹をくくって一からスタートで頑張る
  • 惨めさと気まずさから結局退職する

腹をくくって一からスタートで頑張る

出戻り転職後にあなたが職場でやるべきは、腹をくくって1からスタートする気持ちで「本気の仕事に取り組む」です。

ほぼ間違いなく、出戻り転職をした人は周囲から厳しい目で評価されます。

「戻ってきたからには即戦力になって当たり前」という目線で見られているので、本気で覚悟を決めて一からスタートするしかありません

「また受け入れてくれるだろう、なんとかなるだろう」という甘い考えでは、ほぼ100%失敗します。

事情はどうあれ過去に退職した時点で「会社やチームメイトに迷惑をかけている」という事実があるからです。

迷惑をかけておきながら帰ってくるわけですから、会社の全員から優しい目で見守られません。

出戻り転職をするのであれば、周囲からキツい視線を浴びてでも「もう一度仲間として認められるように本気を出す」くらいの覚悟が必要です。

惨めさと気まずさから結局退職する

甘い考えで出戻り転職した人ほど、「いつまで経っても消えない気まずさ」に耐えられずに結局また退職してしまうパターンも考えられます。

入社してすぐ辞めるのはアリ? ▶

正直に言って出戻り転職する事例はそこまで多くありませんし、出戻り転職が成功している人はほとんどいないでしょう。

社員達のあなたに対する「ちょっとした違和感・不信感」が寄せ集まると、大きな気まずさとなって空気感を変えてしまうのです。

人のちょっとした表情や話し方で微妙な空気感が伝わってきます。

また、一度辞めた人は、重要なポジションを与えてもらえず出世できない可能性があります。

例えば新しいプロジェクトを進めるチームのトップを任せた後に「やっぱり辞めます」なんて言われたら、会社としても困りますからね。

一度退職した事実がある以上、「いつか辞めるかもしれない人」というレッテルは剥がれません。

また、自分の同期や後輩が出世していく仲、自分だけが曖昧なポジションで働き続ける可能性もあります。

このように気まずい思いや惨めな気持ちになり、結局退職する可能性があります。

出戻り転職は、率直に言えばキャリアを妥協している選択肢です。

「転職活動でもっと良い職場を探す」よりも、「多少不満があってもそこそこ良い前職」に戻るというのは、消極的な姿勢と言わざるを得ないでしょう。

だからこそ出戻り転職をせずに済むように、転職活動は入念に行わなければなりません

出戻り転職は惨めだから転職活動は入念に

やはり組織を一度去っている以上、戻ってくる人に対しては当然ながら厳しい目で見られます。

自分が逆の立場で辞めた人に苦労させられていたとしたら、「いったいどのツラ下げて帰ってきたんだ?」と怒りや不信感を覚えてもおかしくはないでしょう。

個人的な都合で会社を去って戻ってくるという行為は、自分勝手で甘い行為だとみなされる可能性を覚えておいてください。

そもそもあなたが前職を辞めた理由は何でしたか?

根本的な原因が解決されていない職場に戻っても、いずれまた不満がぶり返して辞めたくなるだけではないでしょうか。

大切なのは「出戻り転職をしてしまうような転職活動をしない」です。

軽い気持ちで何となく転職してしまうと、すぐに後悔して前の職場に対する「ホームシック」が発動してしまいます。

前の職場はあなたを無条件に受け入れてくれる実家ではありません。

出戻り転職はなるべくしない・できないという前提で転職活動を行ってください。

あなたが本当に働きたい環境は、前職でも転職先でもなく、「これから探す会社」にあります。

出戻り転職という選択肢もありますが、あなたがもっと自分を活かして楽しく活躍できる道を進みたいのなら、もう一度転職に力を入れるべきでしょう。

あなたの理想的な転職を実現するために参考となる記事を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

実際に使って良かった転職サイト ▶