職場の飲み会、飲みにケーションってうざいと感じていながらもお付き合いしている20代は多いのではないでしょうか
- 飲み会好きな上司が飲みたいだけでは?
- 同調圧力で参加せざるを得ない
- ハラスメントにあいたくない
- 飲みにケーションって…時代遅れ
令和の今、社員を強制参加させる飲みニケーションは時代遅れと言えるでしょう。
会社の飲み会に行っても嫌な思い出しかなく、飲み会を敬遠する人が多いのもまた事実。
本記事では、うざい飲みにケーションは不要な人の口コミとともに、なぜそれでも会社では飲み会を開催するのかについて解説いたします。
- 飲みにケーションは時代遅れについて
- 飲みニケーションの必要性について
- 飲みニケーションが時代遅れでうざい口コミ
- それでも飲みニケーションを開催する理由
この記事を読めば、「飲み会だるいな…。」と感じているあなたの気持ちが、スッキリします。
なぜ会社が飲み会を開催するのかについても紹介しているので、広い視点を持って読み進めてください。
飲みニケーションは時代遅れか?
飲みにケーションは結論、時代遅れになりつつある文化です。
なぜなら、コミュニケーションを取らなくても情報が得られる時代になったからです。
- 社会の変化
- 働き方の変化
- 情報共有方法の変化
- 文化の廃れ
飲みニケーションは時代遅れと言われて理由について、4つの変化から解説していきます。
社会の変化(時代の変化)
まさに、時代が変化するにつれて、飲みにケーションに対しての考え方もだいぶ変化してきています。
飲みニケーションは、一般的には職場や社会人同士が、飲み会を通じ交流したり情報を楽しみながら交流を深める場としての認識が高く、昭和~平成にかけて日本でも飲みにケーションを積極的に取り入れる会社が多かったでしょう。
しかし、古き時代の文化はいずれ廃れていくものです。
働き方の変化や、仕事とプライベートは全く別と考える人も増加しており、職場の飲みにケーションも当たり前ではなくなってきています。
働き方の変化
多様な働き方により、わざわざ飲みにケーションしなくても良いという人も増えてきました。
以前は、会社員として働くのが当たり前でしたが、今はフリーランスや出社しないテレワークを導入する会社も増え、職場での飲み会は行わない会社もあります。
また、飲み会じゃなくてもコミュニケーションは取れるので、仕事終わりや、テレワークなのにわざわざ飲み会に行きたくないという人も。
情報共有方法の変化
飲みにケーションが時代遅れと言われるもっともな理由が、情報共有方法の変化ではないでしょうか
今の時代、情報はネットやSNSを使えばいくらでも自分で探すことができます。
しかし、スマホやインターネットも普及していなかった時代では、人と交流することで情報取集を行っていたのです。
テレビや雑誌などでも情報収集はできますが、情報の共有は実際に会わないと難しかったでしょう。
現代であれば、スマホ1つでLINEのメッセージやテレビ電話も無料ですぐにでき、わざわざ飲み会でのコミュニケーションは必要ないことから時代遅れの文化と捉えている人が増えてきています。
飲み会文化の廃れ
20代の若者中心に、飲みにケーション文化が廃れてきていますが、その背景には若者のアルコール離れも影響しているでしょう。
下記の画像は厚生労働省が調査した、「厚生労働省令和元年国民健康・栄養調査報告書」の飲酒の頻度についてです。
上記資料の通り、20代の飲酒率はどの年代より低い傾向にあることがわかります。
ネットが普及していなかった時代では、すぐ検索や調べることはできないので、飲み会が一つの楽しみであり娯楽と考える人も多かったでしょう。
しかし現代においては、飲み会以外にも多くの娯楽施設や楽しみもそれぞれあり「なぜ仕事帰りに、職場の人と飲み会をしないといけないの?」「早く自分の好きなことをしたい」と考えるのも普通です。
そのため、まさに飲みにケーションは時代遅れと言われているのです。
飲みニケーションは必要か?
そもそも飲みにケーションは必要なのかという疑問がありますが、日本生命保険総合会社のアンケート結果の通り、必要より不要と考えている人が多いことがわかります。
- 必要派は45.6%
- 不要派は54.4%
男女別で比較すると、飲みニケーション必要派は男性が53.0%で女性が37.1%という結果に。
引用:日本生命保険相互会社
- 女性は不要派が多い
- メリットは本音を聞ける・距離が縮む
- 否定派の理由は気疲れするから
男性に比べ女性の方が「不要」と感じる割合が高い傾向にあります。
女性の場合は、気遣いを求められていると感じることも多く否定派がやや多い傾向にあるようです。
誘っている本人としては、部下や後輩を飲みに誘い、話を聞くのがコミュニケーションの一環という認識なのでしょう。
しかしコミュニケーションを取るために、わざわざお酒の席に参加したくないという意見が多いのも実情です。
飲みにケーションは時代遅れでうざい人の口コミ
ここからは飲みニケーションが時代遅れであり、うざいから行きたくない人の口コミを紹介します。。
- パワハラやセクハラがある
- くだらない話やどんちゃん騒ぎばかり
- 説教にうんざり
- 上司の自慢話がうるさい
- 仕事外で関わりたくない
- お酌やとりわけに気を遣う
- 体育会系のノリについていけない
飲み会では、ハラスメント行為も多くなるため、ハラスメントに厳しい時代だからこそ、飲みにケーションは時代遅れの文化になってきています。
①ハラスメントされて気持ち悪い
飲みニケーションと言えば、ハラスメントはよくハラスメント問題に発展しがちです。
お酒の席では、酔っぱらっている上司からのパワハラやセクハラを受ける場面に出くわすこともあります。
特に社会人経験が少ない人や部下の場合は、容易にハラスメントされて苦痛を強いられるなんてことも。
酔っぱらっているのを理由に、昨日の出来事はまっさらなかったことになっていたりもします。
上司からのハラスメントは、続けばあなたの体力が奪われていくでしょう。
ハラスメントは気持ち悪いですし、飲みニケーションが時代遅れと言われる大きな理由の1つと言えます。
昔職場の飲み会で上司が女性職員にセクハラして大問題になりました。上司は辞表を書くわ、女性職員はトラウマになるわ、職場の飲み会の度に法人本部からお目付役は来るわ…。
今のご時世、飲み会どころか食事に誘うだけでハラスメント扱いされそうですな。
個人的には職場の飲み会なんて必要無い👓。
— sb.careworker(2ndシーズン) (@CareworkerSb) June 29, 2023
②くだらない
お酒の席の会話は、ただのどんちゃん騒ぎになってくだらない話ばかりの場合もあります。
お酒が入ると判断力が鈍るので、普段なら言わないような節度のない発言をしてしまいがち。
くだらない話に付き合わされるくらいなら、参加したくないと思うもの自然な感情です。
せっかくの華金、会社の飲み会とかいう世界一くだらないイベントあるのクソすぎる
— しるく (@silcgrbl) June 22, 2023
昔からの友達や、仲が良い間柄であれば、ぐだらない話でも盛り上がり楽しい時間になりますが、会社の上司とでは苦痛の時間でしかないですよね。
③説教される
飲みニケーションを良いように使って、いつの間にか説教話にすり替わっていることがあります。
飲み会の場は、会社の延長と考えている上司も多く部下にグチグチ説教してくる人もいるのです。
飲みニケーションっていうけどさ
飲んで酔ってるときに
説教の如く、持論を押し付けてきたり、
くどくど話し続けてくる人、苦手やなぁ。。。— ねこナース。 (@B1ackcatU) June 3, 2023
「部下よりも上の立場でいたい」「ストレス発散」といった理由で説教の流れになりがち。
それが飲み会の席での説教に繋がってくるのでしょう。
説教されると聞いているほうは萎えますよね。
怒るならせめて業務中にしてほしいものです。
④上司の自慢話に興味がない
お酒の席では、上司の自慢話を延々と聞かされる場面に出くわすこともよくあります。
上司の自慢話や武勇伝をひたすら聞いて、上司だけ気分が良くなって周囲は疲労困憊という図を何度も目にします。
飲み会が復活してきたことでオジサンたちの「自慢話」「昔話」「説教」を聞かされることも復活してしまった。
ほんまでっかTVみたいに「チンのベル」鳴らしてターン終了させたくなるわ。
— Dr.ゆんわん (@kankan8313) June 3, 2023
上司の自慢話にはこちらは何1つとして興味がないので、得るものがないんですよね。
上司を持ち上げながら、興味がない自慢話をされ続ける時間は苦痛以外の何ものでもありません。
飲みニケーションが時代遅れなのは、自慢話がうざいのも要因です。
⑤業務以外で関わりを持ちたくない
仕事は仕事、プライベートはプライベートと区別したい人にとっては、「飲みニケーション」が苦痛でしかありません。
業務時間外で職場の人との関わりを極力避けたいと思う人は、若者に特に多いです。
仕事が終われば自由時間なので、好きに過ごしていい時間です。
仕事にかこつけて行われる飲み会は、強制的な感じがして、「なぜ業務以外で職場の人に合う必要があるのか」と思い、ますます行きたくなくなるのが本音です。
⑥お酌や料理の取り分けをしたくない
職場の飲み会では、お酌を注いだり料理を取り分けたりと常に気配りしないといけないため全く楽しめない人も多いでしょう。
ついに今日から受付事務も
始まったぜ。゚(゚´Д`゚)゚。
しかも明日歓迎会をしてくれる
みたいなんだけど新人だし
お酌とかだるいし気遣って
くそ疲れるんだろな、、、— さそおっおっ( ^ω^ ) (@sasooon333) August 18, 2017
飲みの席は、上司の飲み具合とお皿の上を常に観察して、タイミングをみて注文など、誰の何のための飲み会なのか全くわかりません。
上司の顔色を伺いながら、色々と気を回さなければならないので部下にとっては苦痛の場になってしまう人も少なくありません。
常に気を張っていて疲れますし、参加したくないと感じるのも当然です。
⑦時代遅れのノリについていけない
お酒の席ではコールや、大きな声を出して楽しむ人もいますが、いわゆる「体育会系」のノリがうざくて参加したくないという意見もあります。
飲み会でもその雰囲気のまま時が過ぎるので、苦手な人からすれば地獄です。
15人くらいの中で私ともう1人女の人だけ
なんかめちゃ疲れた飲み会だった
おっさん達のノリについていけない🙄— かがみもち (@kagami0901) June 28, 2023
行きたくない場合は、無理に行く必要もありません。
そう思うこともあります。
飲みにケーションに行きたくないなら、思い切って断ってみましょう。
下記の記事で使える飲み会の断わり方の例文を紹介しています。
飲み会を上手に断る方法を知っておくと、今度誘われても精神的負担を軽くできますよ。
メリットは?若者に時代遅れと言われても飲み会を開催する理由
年々「飲み会不要論」が強くなっている中でも、職場で飲み会を開催する理由は以下の4つです。
- 親睦が深まる
- 知見が広がり仕事しやすい
- 普段聞けない情報を知れる
- 自分を上司や他部署にアピールできる
飲み会は普段の話す機会のない人とも話せたり、先輩上司からの有用な情報を得られたりと、良いこともあるのです。
親睦が深まり職場で仕事がやりやすくなる
職場をはじめ、他者と親睦を深めると仕事がスムーズに運びます。
やはり会社は組織であり従業員同士の人間関係が非常に重要になるからです。
「仕事のために酒を飲みたくない」とか「仕事は結果で評価されたい」という考えもあるでしょう。
しかし、仕事で結果を出すには周囲の協力が必要不可欠です。
営業職であれば、お客様をはじめ、会社内の事務職や経理など、多岐に渡る職種と連携する場面もあります。
コミュニケーションをうまく取れると、あなたの仕事がさらに捗るかもしれません。
現代ビジネスにおいても、飲みニケーションで他者と親睦を深めるのは重要なのです。
人脈や知見が広がる
「飲みニケーション」は、業務時間内で話す機会のない同僚や上司とも話せる場になるので、新たに人脈や知見が広がるといったメリットもあります。
仕事中はなかなか話せない悩みや、上司の経験談から学べることもあります。
飲み会が面倒と感じているのであれば、飲み会に目的をもって参加すると、意味ある時間になるはずですよ。
また、飲み会に参加すると、職場の人とコミュニケーションを取りやすくなるメリットもあります。
普段はなかなか話さない人とも話せるので「飲みニケーション」をきっかけに、苦手と感じていたあの人の以外な一面を発見し、職場での人間関係も良い方向に転じるかもしれません。
普段の職場では聞けない新たな情報が手に入る
飲みにケーションを通して、仕事では話しにくいことも開示でき、新たな情報を手に入れられるのもメリットです。
オトナから吸収するものがたくさんあるのです。
- 経験からの仕事のノウハウ
- これからのキャリアに参考になる話
職場の人の熱量と温度感を直に感じながら話を聞ける飲み会の席は、臨む気持ち次第で新たな情報が手に入る有益な場にもなります。
また、「自分はこうしたい。こんなことやりたい。」などの未来の話や、チャレンジ溢れる話をできるのも飲み会の席ならではでしょう。
役に立つ深い知識を得られ、飲みニケーションが良い情報収集になるかもしれません。
上司や他部署の人に自分をアピールできる
飲み会では、仕事上でしか話さない人と近づける機会にもなります。
飲みニケーションを利用して上司や他部署の人、同僚などと話してみると、距離が縮まり仕事がしやすくなるかもしれません。
他人に気に入られるのは、会社でうまく立ち回るために大切です。
お酒の席で相手の心が開放的になっているタイミングは、他者と話して自分をアピールする良い機会です。
貴重な時間だと思って話しかけてみるのも良いでしょう。
まとめ
「飲みニケーション」が敬遠される理由と、飲み会のメリットについて解説しました。
- ハラスメントを受けて嫌
- 説教や自慢話ばかり聞かされる
- お酌などに気を遣って疲れる
- 体育会系のノリがうざい
- 一方で飲み会は人間関係を円滑にさせる
- 本音で話しやすくなる
- 仕事の有益なヒントを得られる
- 自分をアピールできる
「飲みニケーション」は時代遅れと言われることが増えています。
しかし、人間関係を作るにあたっては、実質的に有効な手段であることは間違いありません。
コミュニケーション不足の職場は軋轢が生じやすいのもまた事実です。
飲みニケーションの場にいる人同士のかかわり方次第で、楽しい場にもなるでしょう。
もし本当に飲み会が苦手で行きたくない人は、断っても大丈夫です。
会社の飲み会の断り方については下記の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
⇒会社の飲み会は断ってもいい!不快にさせない上手な断り方例文