「退職代行を使って辞めたことが、もし転職先にバレたらどうしよう」
「その後の転職に悪影響が出そうで怖い」
このように悩んでしまい、利用をためらってる人も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、退職代行業者が個人情報を勝手に漏らすことはないので、転職先にバレるリスクはほとんどありません。
本記事では、退職代行を使っても転職先にバレない理由を3つの根拠から解説しています。
- 退職代行を利用しても転職先にバレない3つの理由
- 退職代行を利用しても転職に影響や不利にならない理由
- 退職代行を利用してバレてしまうレアなケース
- 万が一転職の面接で聞かれたさいの答え方
退職代行を利用した後の不安を取り除き、退職代行に頼って辛い職場から脱出しましょう。
退職代行を利用して退職しても転職先にバレない3つの理由
退職代行を使うと、転職に響くのではないかと不安な人も多いようですが、そのような悪影響はないため安心して利用できます。
なぜ退職代行を利用しても転職先にバレる危険性がないのか、その理由について解説していきます。
個人情報保護法で前職調査ができない
転職先に退職代行を使って辞めた経歴がバレることはありませんので、安心して利用できます。
なぜなら、個人情報保護法により前職調査が簡単にできない状況だからです。
転職者の職歴や経歴、勤務態度など聞き取り調査をすること。
2005年から個人情報保護法が施行されたことにより、本人の意向を無視して個人情報を他人に提供できなくなったため、現在は前職調査を行わない企業が多くなっています。
前職調査は違法ではありませんが、個人情報保護法があるため企業が前職調査を行うのは手間となり難しい状況です。
勝手に第三者に個人情報を提供してはいけない
退職代行業者が、あなたの許可なく第三者にあなたの個人情報を提供することは、違法行為にあたります。
個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。(第23条)
引用元:e-Gov 法令検索
退職代行業者が、あなたの情報を勝手に漏らすことは絶対にありませんので、安心してください。
退職代行と転職は無関係
退職代行と転職先は全くの無関係なので、バレるリスクはないでしょう。
退職代行サービスと提携している転職サポートで就職活動を行うと、転職先にバレてしまうのではないかと不安になる人もいますが、その点も安心してください。
退職代行業者と連携している転職エージェントもありますが、転職先に「退職代行からの紹介で」など常識的に考えても転職先に漏らす人はいないでしょう。
転職エージェントは、企業に人材を紹介し転職者が実際に入社することで、企業から成功報酬をもらっています。
転職エージェントの仕組みから考えても、転職で不利になってしまう情報を、企業に漏らすことはないと言えるでしょう。
個人情報はしっかりと守られていますので、安心して転職活動に集中できます。
退職代行が転職先にバレてしまうケース
個人情報を勝手に提供するのは違法行為に当たるため、バレるケースはほとんどありませんが、転職先にバレてしまうレアなケースもあります。
同系列の業界に転職した場合は注意
「前職で磨いたスキルを活かして同業他社へ転職したい」と考えている人は要注意です。
同じ業界やグループ会社に転職すると「経営者同士が知り合いだった」ケースもあり得るため、あなたが退職代行を利用したことが転職先にバレてしまうリスクがあります。
退職代行サービスは、まだ歴史が浅く、世代によっては理解を示さない人もいるでしょう。
世間話として「うちの〇〇が退職代行で辞めたんだよな」と退職代行を使って辞めたことを話しているかもしれません。
特に年配の世代に退職代行を使用した事実が知られると「ゆとり世代」「無責任」といったネガティブなレッテルを貼られかねません。
転職初日からネガティブな目線で見られると働きづらいですし、転職前に内定が取り消されてしまうことも考えられます。
とはいえ、あくまでも「可能性」の話であり稀なケースではあるため、そこまで心配しすぎる必要はないでしょう。
人口の少ない田舎で転職した場合
都会と違い、人口の少ない田舎はみんな顔見知りで、繋がりも濃いため要注意です。
田舎の情報網はバカにできませんので、住んでいる地域によってはバレてしまうリスクもあるでしょう。
マイナンバーカード、個人情報を抜かれるのが嫌だから作らない、みたいな話をたまに聞くんだけど、一般市民の個人情報なんてたかが知れてて、ビックデータで一山いくらになって初めて価値があるぐらいに思ってる。それよりも、親戚の家族構成から行動範囲まで全部筒抜けの田舎の情報網の方が余程怖い。
— まるまる (@canaan18) August 6, 2022
しかし退職代行を使って辞めたことが地域の人にバレても、転職先が他県など関係なければ新しい職場にバレることはありません。
堂々としていれば大丈夫です。
退職代行を利用しても転職に影響なし不利にならない
退職代行を利用して辞めたとして転職先に影響はありません。
企業はどうやって辞めたのではなく、なぜ前の会社を辞めたのか知りたいからです。
また転職で企業が求めているのは、即戦力として働ける人材です。
退職代行を利用して辞めたことがバレたとしても、企業が求めているスキルを持っている人材であれば歓迎されます。
退職代行は世の中にも浸透してきているサービスなので、自信を持って転職活動をしましょう。
転職の面接で退職代行について聞かれたら
退職代行が勝手に転職エージェントや転職先に情報を漏らすことはあり得ませんが、万が一退職代行について聞かれたら正直に話しましょう。
退職代行を使ったのは事実なので、隠さず話した方が会社の本心もわかります。
そこで、もしあなたをバカにするような発言があれば、それまでの会社だということです。
退職代行を利用した事実もしっかり受け止めて、そんなの関係ないから一緒に働いてほしいと言ってくれる会社を選んだ方がいいですよね。
退職代行と転職先の接点がなければ、バレる心配は無用ですが、もし聞かれたら堂々と話してください。
まとめ:退職代行は転職先にバレないし不利になることもない
今回の記事では、退職代行を利用してもバレることはない理由と、その後の転職に悪影響は無いことを解説しました。
人口が少ない田舎や同業者など、情報が広まりやすい環境にいる方は注意が必要ですが、基本的に転職に影響はしません。
2005年に個人情報保護法が施行されたため、前職で退職代行を使って辞めた事実が知られる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
転職活動の足をひっぱることはないので、退職代行を利用して速やかに会社を辞めてしまった方が時間を無駄にせず次のステップへ進めます。
退職代行を活用して、新しいキャリアへの一歩を踏み出しましょう。
転職先にもバレないおすすめの退職代行を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。