マイナビ転職を利用したいけど、サービスが本当に自分に合っているのか、登録前に実態を知っておきたいですよね。
転職サイトといえば、多くの人は、下記の国内トップ3サイトを思い浮かべるのではないでしょうか。
- doda
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
大手のサービスなので登録しておいて間違いないサイトに思えますが、ネット上を調べると、良い口コミも悪い口コミも様々です。
この記事では、マイナビ転職の口コミやサービスに対するメリット・デメリットを詳しく解説しています。
マイナビ転職の利用を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください!
マイナビ転職とは
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 約2万件 |
求人エリア | 全国 |
おすすめ | 20代や第二新卒向 |
公式サイト | https://tenshoku.mynavi.jp/ |
マイナビ転職は、株式会社マイナビが提供する転職支援サイトです。
いわゆる総合型の転職サイトとして、営業・販売・事務を中心に幅広い職種から求人を探せます。
掲載求人数は業界最大手のdoda、リクナビNEXTなどと比べると少ないものの、会員数は670万人以上。
転職に慣れていない人に向けたコンテンツ、イベントなどを多数用意し、第二新卒、20代の転職に注力する形で着実にシェアを伸ばしているサービスです。
マイナビ転職の悪い評判
マイナビ転職の悪い評判を調べてみると、大きく以下の4つが挙げられていました。
- ハイクラスやミドル層の求人が少ない
- 求人内容と企業の実情が違う
- スカウトメールがうざい
- 的外れな企業からスカウトがくる
それぞれ具体的にどんな口コミがあるのかみてみましょう。
ハイクラス・ミドル層の求人が少ない
マイナビ転職の口コミには、「求人数が少ない」といった声が見られます。
“求人が少ない!転職サイトとして致命的では?人材紹介のサービスも利用したがこちらもリクルートやdodaと比較して紹介数が全然少なかった。
出典:口コミランキング
“求人数はそれなりにあると感じました。ただ、アラフォー近くの方ですと求人数はかなり減るような印象です。
出典:みん評
求人内容と企業の
これらは30代以降のミドル層、もしくは高年収を目指すハイクラス層の意見であることがほとんど。
その理由は、マイナビ転職は20代や第二新卒など、若手向けの求人を充実させる方針で運営されているからです。
ミドル層やハイクラスの転職を求めている人は、
- doda
- ビズリーチ
- jacリクルートメント
など、その方面に強いサービスを利用しましょう!
実情が違うことがある
口コミには、求人広告に載っている内容と企業の実情がまったく違ったという声があります。
ネット上では残業10時間〜20時間、休暇取りやすい等書いてあったので応募して面接に行ったら記載内容と全く違くて散々でした。初めから正直に書いてくれてたら受けなかったのに、、、と思いました。
出典:みん評
マイナビ転職を使って何度か面接を受けましたが、まあ本当に嘘ばっかり。給与は実は残業代込の金額だったとか(求人ページには一言も書いていない)転勤なしと書いておいて当然転勤はあると言われたり、年間休日は年によって全然違うとか。
出典:みん評
ただ、これは正直マイナビ転職に限った話ではありません。
ブラック企業が会社の情報をそのまま載せてしまうと、求職者からの応募はきません。
そのため、どの転職サイトにも実情と違う情報を載せている企業は一定数あります。
虚偽の情報に運営が気づけば指導が入りますが、膨大な求人数のすべてに対応するのは難しい話。
このあたりは、求人内容や企業とのやり取りを含めて、利用者が精査していかなければいけない部分だといえるでしょう。
スカウトメールがうざい・的外れな企業からスカウトがくる
マイナビ転職には、利用者がマイページに掲載した履歴書を見た企業からスカウトが届く、スカウトメールの機能があります。
そしてこのスカウトメールに関して、
- メールが大量に届くのがうざい
- 微妙な企業からばかりスカウトがくる
という口コミが多数見られました。
転職考えたのはいいけどどーしたらいいか分からず、とりあえずマイナビ転職のアプリを入れたけど、毎日大量のメールが来て見る気失せる…
2〜3日放置しただけで200通以上溜まってる
出典:Twitter
マイナビ転職のアプリは結構企業からスカウトメール来るのは良いんだけど…
評判調べてみたら微妙な所ばっかり…
出典:Twitter
これには理由があって、マイナビ転職のスカウトメールは、希望条件や職種経験などに応じて自動で送られる仕組みになっているからです。
少しでも条件に当てはまればスカウトメールが送信されるため、採用担当者は一切履歴書に目を通していない場合もあります。
マイナビ転職の良い評判
マイナビ転職の良い評判には、大きく以下の3つが挙げられていました。
- マイナビ転職にしか載っていない求人がある
- 求人広告から企業の実情をイメージしやすい
- 転職に関するノウハウが学べる
それぞれ具体的にどんな口コミがあるのか見ていきましょう。
マイナビ転職にしか載っていない求人がある
マイナビ転職は、中小企業への営業に力を入れているので、大手サイトが持っていない独自の求人が多数掲載されています。
掲載求人の8割以上が独自案件という話も聞きます。
そのため、競争率が下がり良い条件で転職が決まったという人も多いです。
求人数も多いですし、他社サイトには載っていない企業も載っていたので、マイナビ転職を使って応募した企業から内定を貰ったこともありました。
毎週新しい企業が更新されていくので、いち早く自分に合った企業を探して応募する必要があるサイトです。
出典:みん評
求人広告から企業の実情をイメージしやすい
悪い口コミには、求人広告と実情の違いがありましたが、実はマイナビ転職は、求人広告から実情のイメージが湧きやすいことに定評があります。
就業に関する条件だけでなく、先輩社員のインタビューやどういう人に向いている企業なのか、といった編集部のコメントもあるので、参考になるという意見は多数見られました。
求人広告の比較も容易なので、正社員になるための条件を簡単に確認出来たのも驚いた点です。求職に関するサポートも充実しているので、利用して良かったと満足しています。
出典:みん評
求人情報と実際入社してからのギャップもありませんでした。ページは使いやすく見易い。
出典:みん評
転職に関するノウハウが学べる
マイナビ転職には「転職MYコーチ」というサービスがあり、履歴書の添削や面接のアドバイスをそれぞれ1度だけ受けられるサービスです。
これらのサービスを利用して、転職ノウハウの勉強になったと感じている人が多いです。
マイナビは職務経歴書サンプルや履歴書コーチが良かった。結局ハロワで見つけた企業に就職したが、マイナビで得たノウハウが応募書類にプラスになったように思う。
出典:くちこみランキング
職務経歴書の添削サービス、2回までですが、転職相談等を無料で行ってくれるサービスはとてもいいです。私も相談し、納得できる回答を頂きました。
出典:くちこみランキング
この他にもマイナビ転職のサイト上には、履歴書の書き方など転職ノウハウを学べるコンテンツが充実しています。
若手の転職支援に注力しているので、転職に慣れていない人へのサポートは手厚いです。
マイナビ転職がおすすめの人
ここまで見てきた評判を総括して、マイナビ転職は特に
- 第二新卒・20代の人
- 新しい職種に挑戦したい人
におすすめのサービスといえます。
そもそもマイナビは新卒の就活支援に実績がある企業。
新卒の採用で定員を補充できなかった企業の求人を多数持っています。
そうでない企業に関しても、基本的には若手向けの求人を中心に掲載する方針が取られています。
転職活動のノウハウを学べるサービスも充実しているので、はじめて転職する人にも使いやすいでしょう。
未経験OKの仕事も多く掲載されているので、まったく経験がない分野の仕事に挑戦したい人にもおすすめです。
マイナビ転職を利用するメリット
マイナビ転職を利用するメリットを4つ紹介します。
- 「適性診断」「転職MYコーチ」などサポートの質が高い
- 転職フェアへの参加で企業の情報収集が捗る
- 地方の求人が探しやすい
- 専門サイトで条件を絞った仕事探しができる
「適性診断」「転職MYコーチ」など、サポートの質が高い
マイナビ転職のサイト上で受けられる「適性診断」は、玉手箱などの適正テストを手がけるSHLグループと提携して作られたもの。
他サイトと比べて診断の正確性が高いと評価されています。
- 自分に向いている仕事がわからない人
- やりたい仕事がわからない人
にとっては特に重宝するでしょう。
履歴書の添削、面接のアドバイスをそれぞれ一度だけ受けられる「転職MYコーチ」サービスも、転職初心者にはうれしい仕組みです。
このほか、掲載されている3割ほどの求人では、キャリアパートナーのサービスも利用できます。
転職フェアへの参加で企業の情報収集が捗る
マイナビ転職では、会員登録とアプリのインストールをしていることを条件に、全国各地で行われる転職フェアに参加できます。
転職フェアでは、企業の採用担当者と直接話ができたり、転職についての講演が行われたりと、サイト上では得られない情報収集が可能。
キャリア相談コーナーでキャリアカウンセラーに直接転職の相談もできますよ。
こういったイベントの開催で、情報提供の場を多く設けているのもマイナビ転職の特徴です。
地方の求人が探しやすい
マイナビ転職には、地方の求人を探しやすいというメリットもあります。
マイナビは全国52箇所と、業界最多の営業拠点を構えている企業です。
各地域の専属スタッフの企業把握が行き届いており、地方求人においては質量ともに他社を凌ぎます。
サイト内では市区町村レベルまで地域を絞った検索も可能なので、地元で仕事を探したい人はマイナビ転職で求人を探すと見つけやすいでしょう。
専門サイトでより条件を絞った仕事探しができる
マイナビ転職には専門サイトが用意されています。
それぞれの分野に特化して求人が掲載されているので、ニーズに合ったサイトを選べば、より条件の合う仕事を見つけやすいです。
特に「女性のおしごと」のような分類の仕方は珍しいので人気!
マイナビ転職は女性が転職活動を行いやすいサイトとしても評価されています。
マイナビ転職のデメリット
マイナビ転職利用のデメリットは、以下3つが挙げられます。
- 転職エージェントほどのサポートはない
- スカウトメールの頻度が多く、質も低い
- ミドル、ハイクラスの求人が少ない
それぞれ項目ごとにみてみましょう。
転職エージェントほどのサポートはない
マイナビ転職は、基本的にサイト上の求人を自分で検索して、自分で転職活動を進めるサービスです。
転職MYコーチなどのサポートはありますが、応募や企業とのやり取りはすべて自分で行う必要があります。
このあたりが不安な人は転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントなら、応募書類や面接の対策、日程調整、年収交渉まですべて、専任のキャリアカウンセラーが行なってくれるため、転職初心者にはおすすめです。
スカウトメールの頻度が多く、質も低い
マイナビ転職のスカウトメールは、希望条件や職種経験など、一部が合致しただけで一斉送信されます。
スカウトメールの機能はあまり使えないと考えておいたほうがいい。
わずらわしい場合は、マイナビ転職にログイン後「各種設定の変更」からスカウトメールの停止を選べます。
ミドル・ハイクラスの求人が少ない
マイナビ転職は、第二新卒や20代など若手を中心にサービス展開しているため、30代以降のミドル層、高待遇を狙うハイクラス層の転職には向きません。
そういった転職を望む場合は「doda」や「ビズリーチ」など、ミドル、ハイクラスを多く扱うサービスを利用しましょう。
マイナビ転職利用の流れ
マイナビ転職を利用する際の具体的な流れを解説します。
①会員登録
- マイナビ転職の公式サイトへアクセス
- トップページ右上「簡単1分 会員登録」をクリック
- 「氏名・生年月日・メールアドレス・パスワード」など必要事項を入力
- 会員規約を確認し「同意して会員登録」を押す
- 登録したメールアドレスに届くメール内のURLをクリックで登録完了
②Web履歴書の作成
会員登録のメール内でURLをクリックすると、Web履歴書を作成するページへ飛びます。
学歴や職歴などのプロフィールを入力して、Web履歴書を作成しましょう。
ここで履歴書の作成を行なっておけば、その内容を使ってワンクリックで企業へ応募できます。
もし「とりあえず求人だけ見たい」という場合は、履歴書の作成を後回しにしても問題ありません。
②企業への応募
会員登録、Web履歴書の作成が終わったら、職種や勤務地、雇用形態などの条件を指定して求人を探しましょう。
受けたい企業が見つかったら、あとは「この求人に応募する」をクリックすれば応募完了です。
応募までいかずとも、気になった企業があれば、ページ下部の「気になる」ボタンを押しておくのがおすすめ。
そうすることで、掲載企業に匿名のプロフィールが送信されるので、企業からスカウトが届くこともあります。
マイナビ転職を最大限活用するコツ
続いて、マイナビ転職を活用するうえで、いくつか押さえておいたほうがいいコツを紹介します。
転職エージェントと併用する
マイナビ転職のような転職サイトと、転職エージェントを併用することで、より効率的に転職活動を行うことができます。
転職エージェントは、キャリアカウンセラーが利用者の転職活動をサポートするサービスです。
転職エージェントなら経歴や希望を踏まえ
- 企業の紹介
- 面接日の調整
- 面接対策
など、転職活動をあらゆる面から支援してくれます。
マイナビ転職で求人を探して転職エージェントの担当者に「この求人を受けたい」と相談することも可能。
企業とのやり取りを行なってくれるほか、推薦状を書いてくれることもある
そのため、自分で応募するより採用率も高くなります。
そうでなくても、転職エージェントに紹介してもらう求人と転職サイトで探した求人を合わせることで選択肢が増えるのでおすすめです。
Web履歴書の内容を充実させておく
Web履歴書の内容は、なるべく細かく経歴やスキルなどを書きましょう。
誰が見ても、あなたの魅力が伝わるものにしておくことが大切。
応募時に役立つのはもちろん、履歴書が充実していると、スカウトメールに対しても効果があります。
マイナビ転職のスカウトメールは、ほとんどが自動送信によるもの。
履歴書に目を通してスカウトメールを送る企業もあり、書類選考や面接が免除される特典付きのメールをもらえることがあります。
Web履歴書の内容を充実させておくことで、そういった企業の目にも止まりやすくなるので、本気であれば履歴書の充実は最優先で行いましょう。
転職フェアへ足を運ぶ
マイナビ転職に登録するのなら、転職フェアには積極的に参加しましょう。
実際に担当者の話を聞いて企業の雰囲気を体感することで、転職活動が前へ進んだという利用者は多いです。
東京会場で取られたアンケートでも、
- 応募したい企業が見つかった
- 面接の予約をした
と回答している人が多数。
イベントに参加して転職活動になんらかの動きがあったと答えた人が、全体の83%に上ったという結果が出ています。
受ける企業を見定める意味があるのはもちろん、企業がどんな人材を求めているかを知ることもできるので、応募する際の事前準備や対策にも役立ちます。
マイナビ転職に関するよくある質問
マイナビ転職を利用するうえで、よくある質問をまとめてみました。
マイナビ転職は基本的にどんな人でも登録利用できます。
長くフリーターをやっていた人でも大丈夫。
未経験OKの求人など、応募できる案件が多数あります。
応募企業から連絡がない場合は、その企業の求人情報内にある「応募受付後の連絡」を確認しましょう。
ここに、連絡までにかかる具体的な日数や、連絡方法などが記載されている場合があります。
記載されていない場合でも、通常遅くとも2週間以内には連絡があります!
それでも返信がない場合は、応募企業へ直接メッセージを送り選考状況を確認しましょう。
マイナビ転職の退会手順は簡単です。
- 公式サイトにログイン
- メニューの「各種設定の変更」
- 「退会の手続き」をクリック
あとは画面の案内に従って手続きを進めてください。
まとめ
若手の転職支援に力を入れているマイナビ転職は、第二新卒や20代などの若手におすすめできる転職サイトです。
独自案件が多く、競争率が下がるという意味では、新しい分野に挑戦したい人にぴったりのサービスですね。
ただ、30代以降の転職や、ハイクラスな転職を狙っている人は、別の転職サイトや転職エージェントを利用するのがおすすめです。
どの転職サイトも登録無料なので、複数登録して情報収集しながら進めることで、効率的に転職活動を進められるでしょう。
利用しやすい、役に立つ転職サイトもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。