転職活動の悩み

転職で年収下がるのが怖い|給料下がる20代の要因と後悔しないための対策

転職で年収や給料下がる20代の要因は?上がるコツと後悔しないための対策

転職したいけど、年収が下がる可能性もあり怖くて踏み出せないこともありますよね。

  • 転職したいけど年収が下がるのは嫌
  • 年収が下がるくらいなら今の仕事を続けてたほうが良いのかな
  • 転職で年収が下がったら後悔しそう
  • 20代の転職は年収が下がるって聞いたけど

このような心情で転職を迷うこともありますよね。

しかし、結論から言うと20代の転職でも年収を上げることは十分可能です。

年収が下がってしまう要因を明確にすれば不安はなくなり、転職活動に集中できるようになります。

今回は、20代が転職で年収や給料が下がる原因と年収が上がるコツを解説します。

転職したいけど、年収が下がりそうで不安な20代の人はぜひ参考にしてください。

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転職で年収下がるのが怖い|20代の転職で年収が下がるパターン6選

ダウン

時間やエネルギーを使って転職をするなら、給料アップはしたいですよね。

20代の転職は、年収が下がる人が多いと言われていますが、実際には転職で給料アップしている人も。

なぜ20代は年収が下がってしまうのか、その理由を頭に入れてから転職活動をすることが重要です。

知識があれば、給料が下がる問題を未然に防ぐことも可能になります。

20代の転職で年収が下がると言われている理由は以下6点。

  • 20代はスキルや経験が浅いため
  • 第二新卒転職の場合
  • 未経験職に転職
  • 大手から中小企業へ
  • 前職が残業ありき
  • 時給から固定給に

それぞれ詳しく解説していきます。

①20代はスキルや経験が浅い

一番多い理由は、スキルや経験が浅いこと。

20代の人は30代、40代の社会経験が長い人に比べればスキルや経験は少なくなります。

日本はまだまだ年功序列の企業も多くあり、たとえ仕事がめちゃくちゃできたとしても20代での年収アップは難しい環境と言えるでしょう。

企業の採用担当者からすると、20代にしかない若さやポテンシャルに期待している部分も多く前職の経験は考慮されないことも。

今の仕事で成果を大幅に出していて、年収や月収が入社時に比べて大きく上がっている人であれは、転職時に年収が下がってしまう可能性は高くなります。

専門的なスキルがあり企業が求めている人材であれば年収アップも見込めます。

あなたの可能性をそのまま評価してくれる会社もあるため、肩の力抜いて取り組みましょう。

②第二新卒転職になるため

第二新卒者とは、一般的に「新卒で入社後、3年未満で退職をした求職者」のこと。

第二新卒という言葉そのものに法的な定義はなく、企業によっても第二新卒に対する認識は異なります。

卒業後少なからず企業での就労経験がある場合は第二新卒に。

企業によっては応募枠が「第二新卒枠」と設定されており、社会人経験が少ないためポテンシャルとやる気で採用を判断されがち

反対に一般枠は、即戦力や経験を判断基準にされる傾向にあります。

第二新卒枠で転職をする場合は、中途採用とは違う枠組みとなり、前職の年収を元にして同じくらい下がりやすい傾向にあるのです。

とはいっても、一般的な年収がどのくらいか気になると思いますので、紹介します。

厚生労働省の調べによると、

  • 20~24歳の平均月収は21万5,400円
  • 25~29歳の平均月収は24万9,600円

参考:厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査

いわゆる第二新卒である年代と比べると、ある程度経験やキャリアを積んだ20代後半は3万円ほど月収が多いという結果になっています。

第二新卒枠で入社しても、経験を積み20代後半になれば年収アップも上がっていくでしょう。

③未経験職に転職

20代であれば新たな可能性や環境を求めて、未経験の職種に挑戦する人も多いですよね。

前職とは全く違う職種であれば、最初は教育コストもあり給与は想像より低いことも。

これが仮に40代の社会人であれば、

  • ベテラン
  • 経験が豊富
  • マネジメント経験もある

など未経験でも年収が上がる可能性はありますが、20代の場合は難しい傾向です。

ただ殆どの企業では、人事評価制度を導入しているのでチャンスは有り。

会社によって時期や方法は異なりますが、日々業務を熱心にこなしていれば上司や周囲からの評価も自然と高くなります。

転職1年目は年収が下がってしまっても、自分の頑張り次第ではどんどん評価され年収アップも可能です。

どんな人でも最初から年収が高いわけではありません。

④大手から中小企業への転職

大手から中小企業に転職すると、当然資本にも差がありますし、経営状況や社員に支払うことができる給料にも差があります。

たとえ経験のある業種であっても大企業から中小企業に転職すると、年収が下がってしまう可能性は高いでしょう。

少しでも年収を下げないためには、大手企業での経験やあなたのスキル・知識などをしっかりアピールすることと、転職先でなにができるのかを明確に伝えることが必要となります。

それでも中小企業の場合、大企業ほどお金を払うことはできない可能性もあるので、注意しましょう。

⑤前職が残業ありきだった場合の転職

前職が残業が多くて、年収が高かった場合、転職先で残業が減れば当然年収は下がってしまいます。

あくまで基本給で比べた場合に転職先のほうが高くても、前職に比べて残業が30時間など変わってしまえば年収に影響がでるのも当然でしょう。

しかし、残業の体制は会社によって違い、仕方のないことです。

転職をする前に今の会社と新しい会社で残業の差がどのくらいあるのかを把握しておくことが大切です。

残業込みでも年収が高いほうが良いと考えている人は、必ず残業の予測をした金額で計算し考えるようにしましょう。

⑥時給から固定給の会社に転職

20代の転職と言っても現職がフリーターや派遣社員など雇用形態はさまざまです。

時給で働くと、固定給の会社に転職して「え、これだけ?」と思うことがあるかもしれません。

総合的に考えると時給より固定給の方が何かと安心です。

時給は、あくまでも労働時間に対しての賃金となり、稼ぐためには自分の時間を費やす必要があります。

よっぽど好きな仕事であれば別ですが、大抵の人は時間を奪われて苦しくなるだけ。

不景気になれば、労働をカットされることもあります。

将来性を考えると給料が下がったとしてもやっぱり固定給。

20代の転職で年収が上がるパターン

20代の転職で年収が上がる

転職する目的はさまざまですが、せっかく転職するならやはり年収アップしたい人が殆ど。

年収は職種や業種、会社の規模や業績により変化するため見極めが非常に重要です。

20代の転職で年収が上がりやすいパターンについて紹介します。

  • 同じ業種で即戦力となる転職
  • 年収の高い業種への転職
  • 20代後半での転職

①同じ業種で即戦力となる転職

現職と同じ業種に転職することで、年収を上げられる可能性は高いです。

特に専門性を求められるスキルを持っているのであれば、企業側はお金を出してでも採用したいと考えます。

とにかく自分をアピール。

会社は経験のない人を雇うよりも経験のある人に多少余分にお金を払ってでも働いてもらい、業績を伸ばしたいのです。

ただ、即戦力と認められるためには同じ業種で働いていたということだけを伝えても意味がありません。

転職先では仕事に対する目標や意識、20代ならではの若さも武器にしてアピールすることが重要です。

②年収の高い業種へ転職

年収を上げたいのであれば、そもそも年収が高い業種に転職しましょう。

当然のことながら職種や業種によって、平均年収は変わります。

お金の動きがあまりない業種に転職をすると、あなたがどれだけ優秀でも会社が払える給料に限界があります。

たとえ未経験でも平均年収の高い業種に転職してしまえば、今より年収が上がることも。

年収が高い業種例
  • コンサルティング業界 933万円
  • 金融業界 757万円
  • メディア業界 737万円
  • エネルギー業界682万円

出典:CLABEL

日本の平均年収440万に対して、20代でも500万や600万以上もらえる業種です。

実績やスキルなどによって1,000万円以上の年収をもらっている人も少なくありません。

市場が縮小している業界であれば、給料の頭打ちになることも十分考えられます。

年収アップのためには、業界リサーチは欠かせません。

③20代後半での転職

第二新卒ではない20代後半は、経験やビジネスマナーも身についているため年収が上がりやすい傾向にあります

  • プロジェクトでの成功経験
  • 中間管理職の経験
  • 企画や運営

このような経験があれば大きなアピールとなります。

注意点としては20代後半は企業から即戦略としての価値を求められるという点です。

20代後半として相応しい能力をアピールすることが大切。
  • コミュニケーション能力
  • ポテンシャルの高さ
  • ビジネスマナー
  • 判断力

 

20代後半は、会社によっては中核を担う存在に。

求められることも多くなりますが、それに答えていくことで年収アップにつながります。

20代の転職で年収を上げる方法6選

20代の転職で年収を上げる方法

20代の転職で年収を上げる方法について解説します。

  • 年収アップの交渉
  • 成果報酬の上乗せがある会社へ転職
  • 大企業にこだわらない
  • 給与形態を知る
  • 業界市場の把握
  • 転職エージェントの利用
年収アップの交渉や転職エージェントの活用など様々な方法がありますが、自分にできることから取り組むことが大切です。

①年収アップの交渉

面接時に企業に直接年収を上げてくれないか交渉することにより、上がる可能性があります。

ただし、ただ年収を上げてほしいとだけ伝えても企業からはなんのメリットもありません。

経験やスキル、強みなどをしっかりアピールして、入社したことによるメリットを提示することが大切。

企業からすれば、他の人と比べて会社に対して貢献してくれる人であれば、手放したくないのは当然です。

あまりにも大幅な年収交渉でなければ、あなたのメリットを伝えることにより年収が上がる可能性はあります。

年収を上げたい人はぜひチャレンジしてみて下さい。

②成果報酬の上乗せがある会社へ転職

成果報酬の上乗せがある業種の場合、基本給にプラスして自分の実績の分だけ給料が上がるためオススメです。

有名なところでは、営業があります。

営業はインセンティブと言われる歩合があり、契約をとれた分だけ給料の上がるところがほとんどです。

そのため、頑張った分だけお金として入ってくるのでやる気もキープしやすいでしょう。

営業は20代に特におすすめできる職業です。

20代はポテンシャルもあり、基本的なビジネスマナーも備わっています。

たとえ未経験であっても営業は経験の有無を気にしない業種のため安心です。

コミュニケーション能力に自信がある、やった分だけ成果として給料をもらいたいという人にはピッタリの職業。

③大企業にこだわらない

年収をアップする転職を考える場合、安定感がありそうで、ネームバリューもある大企業に拘り過ぎてしまうと失敗する場合があります。 

大企業は本当に安定しているところもあれば、今の情勢で赤字になっているところもあります。

また大企業は希望者が多いため、採用されるまでが大変なうえ仕事がつまらないことも多いのです。

大企業に入ったけど仕事がつまらなくて辞めていく人もいるため、慎重に選びましょう。

大企業で働くメリットデメリットについては下記の記事をご覧ください。

20代の転職で大企業はぬるい!やりがいもない

④給与形態を知る

年収をアップする転職を考える際は、年収の額だけでなく、どのような給与形態に基づいて給料がもらえるかをチェックすることが大切です。

  • 基本給が高いのか
  • 成果に見合ったインセンティブが高いのか
  • どんな手当てがあるのか
  • 自分はどの手当てがいくらもらえるか
転職先の給与形態にあてはめて、実際に試算をしてみましょう。

自分のもらえる予想額を具体的に知ることで、本当にここに転職してもいいのか判断ができます。

⑤業界市場の把握

転職で年収をアップするためには、将来性のある会社に転職することがとても重要です。

転職先の現状をしっかり把握して、現段階の経営状態や業績の推移などを調べてみましょう。

自分なりに分析して、将来性のある会社なのかきちんと判断して転職することが大切です。

ここを間違わなければ、給料面での心配は少なくなるでしょう。

しかし突然経営難になることもあり、絶対ではありません。

未来のことは誰にも予測できない。

 

⑥転職エージェントを利用して転職する

年収を上げるためには、転職エージェントを利用することも有効的です。

転職エージェントでは、担当のキャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を進めます。

キャリアアドバイザーと面談をする際に、あなたの今の年収を伝えると同時に、もっと年収の高い求人を紹介してほしい旨を伝えます。

あなたの希望に沿った求人を探してくれたり、将来性のある業界にも詳しいでしょう。

20代の転職|年収が下がってもメリットはある

仕事をする上で大切なのは年収だけではありません。

確かに生活をする上で、お金というものはとても重要なものです。

年収だけに注力していては大事なものを見失うことも。

  • 仕事がつまらい
  • やりがいを感じられない
  • 残業が多すぎるブラック企業

たとえ年収が下がってもメリットがある転職をすれば後悔することも少なくなるでしょう。

①希望の働き方が見つかる

仕事に対して、やりがいや希望の働き方というのは大切です。

  • 残業が少ない
  • 定時に帰れる
  • 人間関係が充実
  • やりたい仕事ができる

 

人によって希望の働き方がどういうものかは違いますが、たとえ年収が下がったとしてもストレスもなく充実した日々を選択する人も多いのです。

②福利厚生が充実する

企業から受けられる恩恵は何も年収という形の給料だけではありません。

福利厚生には様々な種類があります。

  • グループ会社の社員優待制度
  • 住宅手当
  • レジャーの優待
  • 会社負担の備品(PC・スマホの通信費)

実際の金額となって受け取れる訳ではありませんが、年収に含まれない部分で受けられる恩恵は大きいです。

旅行やレジャー優待は、自分だけでなく家族や恋人にも適用されることもあるため喜ばれます。

福利厚生が充実している企業であれば、たとえ年収が下がったとしてもメリットは大きいです。

③ボーナスや長期的な年収アップが見込める

給料で大切なのは今もらえる金額や月々の月給だけではありません。

ボーナスが多かったり年収アップが長期的に見込めたりするのであれば、結果的に生涯年収が上がります。

まとめ

20代の転職は、決して給料が下がると決まっているものではありません。

転職活動の仕方や、現状のスキルや経験によって上がることも下がることもあります。

せっかく労力と時間をかけて転職するのであれば、年収だけでなくさまざま角度から今後の自分にとってプラスになるように考えてみましょう。

ただ転職に疲れてしまったときは、いったんストップして休むことも大切です。

20代であれば、チャンスは多くあります。

やりがいや充実感などもしっかり考えて、まずは続けられる、続けていてツラくない仕事を選ぶことも重要です。