「海外赴任したいけど、すぐには無理かな…」と思っていませんか?
結論から伝えると「海外赴任できる可能性はあり」ます。
海外赴任に選ばれる人は「優秀な人」が多いですが、タイミングや日頃の行動から選ばれる場合もあります。
本記事では、あなたが海外赴任に選ばれるように「海外赴任に選ばれる人の3つの特徴」と「海外赴任に選ばれるための6ステップ」を紹介。
本記事では、海外赴任した人へ直接聞いた体験談もまとめています。
海外赴任に選ばれた人の実態を把握し、あなたの働き方の参考になれば幸いです。
海外赴任に選ばれる優秀な人の3つの特徴
海外赴任に選ばれる優秀な人は下記3つの特徴があります。
上記3つは国が「グローバル人材」と定めている特徴です。
しかし、3つの特徴は国が定めた特徴ですので、あなたの会社が重要視している項目を反映してください。
3つの特徴をもとに、会社が求める人材になる努力が大切です。
広い視野と専門性
海外赴任はマネジメントを任される場合が多いです。
それが海外進出となれば、円滑に定着させる役目を任されるので、広い視野と専門性が必要となります。
広い視野と専門性を身につける行動として、下記3つがおすすめです。
- 担当外の仕事内容とスケジュールを確認する
- たくさんの意見に触れる
- 要領を読む
会社が求める「視野が広い人材」は「事態を把握・分析し、柔軟に対応できる人材」を指します。
担当外の仕事も把握し、手伝いに入ると「事業全体を自分ごとに捉えている人材」と認識してもらえます。
コミュニケーション能力と協調性
海外赴任は「現地の人」とのコミュニケーション能力と協調性が必須です。
国が違えば、言語も価値観も違います。
- 現地の人と親しくなる
- 現地の人を円滑に仕事させる
- ミスがないように相互認識させられる
上記3つは日頃から会話ができるコミュニケーション能力と、異文化を理解できる協調性が必要です。
社内の人へ挨拶するところから始め、世間話へと発展できるように行動してみてください。
新しい価値を創造する能力
海外進出する目的が「国外の市場を求める」だった場合、新しい価値を創造する能力は必要です。
下記はビズリーチに掲載されていた「欧州事業展開担当」という求人の応募資格です。
- マーケティングスキル
- マネージメントスキル
- 事業の立ち上げ経験
上記の3つにあるとおり、価値を創造し、それを販売する能力が求められるようです。
上記の求人は海外赴任に求められる最大限の内容だと思いますので、まずはあなたが持っている仕事で成果を上げられるように行動してみてください。
海外赴任に選ばれるために行う6つのステップ
海外赴任に選ばれるための6ステップは、下記のとおりです。
- 仕事で実績を上げる
- 自主的に行動する
- 積極的に人とコミュニケーションをとる
- マネジメント経験を身につける
- 語学力を身につける
- 自己申告書で海外赴任したいことをアピールする
この項目は口コミを交えながら紹介しますので、参考にしていただけますと幸いです。
あなたの直近の行動指針に、迷いがなくなると思います。
仕事で実績を上げる
社内で実績を上げると「相談材料」になります。
あなたが海外赴任したい旨を会社に伝えても「自分はこんな仕事ができる」とアピールできなければ流されてしまいます。
- 実績は会社への相談材料になる
- 実績とともに信頼感がついてくる
- 実績が社内の存在感を上げてくれる
会社は「即戦力を送りたい」または「赴任先の後任を任せられる人材を送りたい」など、理由は様々です。
あなたに実績があれば、会社が望む状況に臨機応変に対応してくれる人材であるとアピールできます。
自主的に行動する
自主的な行動は、あなたが「状況を考え、自分の判断で行動できる人材」であるとアピールできます。
当サイトで20人の海外赴任者に話を聞いたところ、下記にような行動をしていました。
- 常に勉強をしていた
- 会社に役に立つ資格取得をしていた
- 関わりのある部署に意見などを伝えてみた
海外赴任者の多くは、自分の部署だけの行動ではなく、事業全体を考えて行動していたようです。
また、会社にとって良い人材になるために、進んで資格取得もしていました。
言われて行動するのではなく「確認したら出来ている」状況を作れる人材になると、海外赴任の可能性が上がります。
積極的に人とコミュニケーションをとる
積極的にコミュニケーションをとると「適応力がある人材」と判断されます。
海外赴任では現地の人が必ずおり、言葉や文化など異なる部分が多いです。
- 現地の人と認識を合わせられる
- 現地の人との仕事に支障がない
- 新しい環境でも対応できる
上記を会社側に期待を持たせれば、海外赴任への可能性が上がります。
また、海外赴任者の体験談では「部署の垣根を超えて、意見など交換しあっていた」と記載してありました。
まずは挨拶から始まり、意見交換などしてみると良いですね。
マネジメント経験を身につける
海外赴任は「事業の立ち上げ」や「海外の新規取引相手の開拓」を任される場合があり、マネジメント経験があると候補に選ばれやすいです。
当サイトが海外赴任者に意見を聞いた中にも、下記内容が記載されていました。
- プロジェクトリーダーをやっていた
- 進捗管理を任されていた
- リーダーになれるように仕事に尽力した
マネジメント経験は、海外赴任だけでなく年収アップの目安にもなります。
まずは、状況を分析するところから始めてみてください。
語学力を身につける
語学力は現地の人と仕事をするうえで大切です。
- 元々話せていた
- 海外赴任に備えて準備していた
- TOEICで点数を上げてアピールした
上記の内容も体験談で見られました。
また、日本の海外赴任者は、海外で仕事ができるようになるまで時間がかかると言われているようです。
きょうは仕事でオンライン勉強会に参加。日本企業の海外赴任者の語学力が低く、現場で使えるようになるまでに時間がかかるという話も話題に。長年この分野に携わる人からは「40年前と同じ話」と。私も英語得意じゃないから笑えないけど、日本企業の存在感が低下した理由の一つよね。。
— IB母さん (@plusIB1) August 19, 2022
ビジネス会話ができるレベルの語学力があれが、候補に選ばれるのは必然と言えます。
体験談やツイートなどから、語学力はスクールに通って身につけておきましょう。
自己申告書で海外赴任したいことをアピールする
自己申告書は会社に「自分の言葉」でアピールできる書類です。
海外赴任者の多くが、自己申告書で海外赴任したい旨を伝えたと答えています。
また、自己申告書には下記内容を記載していたと記載してありました。
- 海外赴任をしたいと伝える
- 自分の実績を載せる
- 自分の語学力を記載する
「海外で会話に困らないスキル」と「環境への適応しやすさ」などが会社で気にするところです。
会社にとって不安がない人材は、海外赴任者に選ばれやすいです。
海外赴任に選ばれない時の対処法
海外赴任に選ばれない時の対処法は下記3つです。
- TOEICで点数を取る
- 直談判してみる
- 海外勤務できる企業へ転職する
先ほど紹介した「海外赴任に選ばれるために行う6つのステップ」をしていても、焦りや不安が生まれるかもしれません。
その時に、時間をかけずに対処できる方法を記載しました。
「今すぐ海外赴任がしたい!」という人は、ぜひご覧ください。
TOEICで点数を取る
TOEICの点数は「目に見える客観的な評価」です。
アメリカへの海外赴任の話あったんだけど最後にTOEIC受けたのが2年以上前だったから語学力不明ということでナシになった。9月に受けたTOEICは2年前とほぼ同スコアだったのに。申請に間に合わなくて駄目だったみたい。辛いなあ😭
— あ (@hatori07z) September 29, 2021
Twitterでは上記のような体験をしている人もおり、会社によってはTOEICを海外赴任の重要項目のようです。
実際に聞いた体験談でも、TOEIC900点や860点など高得点をとっている人が多かったです。
直談判してみる
直談判でアメリカ行きを決めた人がいます。
私の人生は3日でがらっと変わった。TOEICのスコアを持って海外赴任の直談判したのが4/10。たまたまアメリカで後任を探してて、アメリカのトップと面接したのが4/12。で面接に合格。自分で結果を出してると思うなら遠慮せず正々堂々とアピールすべき。
— Eddie(エディー)@腹を括る (@EddieEigo) May 9, 2022
下記の内容に当てはまる人は、直談判を試してみてください。
- アピールできる実績がある
- TOEICで高い点数を持っている
- 海外に行っても活躍できる自信がある
実績や語学力はもちろんですが、海外でも活躍できる自信も必要です。
自信があっての直談判なら、相手にも聞く気になると思います。
海外勤務できる企業へ転職する
最終手段ですが、海外勤務できる企業へ転職活動をするのもおすすめです。
- 現在の会社が海外に目を向けていない
- 会社に愛着はない
- 海外赴任を断られた
上記3つに当てはまる人が取るべき手段になります。
「この会社で頑張りたい!」という人は、先ほど紹介した2点を取り組んでみてください。
本記事では、海外転職できる転職サービスをまとめています。
→海外赴勤務したい人におすすめの転職サービス3選
海外転職が視野にある人は上記からご覧ください。
実際に海外赴任した人の体験談
ここでは、当サイトが海外赴任者20人に聞いた「海外赴任できた3〜5つの理由」をまとめていきます。※アンケートはクラウドワークスで行なっております。
話を聞けた海外赴任先は下記5カ国です。
- アメリカ
- 中国
- タイ
- インド
- ベトナム
様々な職業の人の体験談なので、ぜひ参考にしてみてください。
アメリカへ海外赴任した人の体験談
下記は海外赴任のスキルをたくさん身につけ、アピールして海外赴任できた事例です。
知人がアメリカに海外赴任していました。 海外赴任することになった理由は
- 以前から彼女自身が会社に海外赴任希望である旨を伝えていた
- 海外赴任時に必要と思われるスキルを習得、社内で活用していた
- よくプロジェクトのリーダーなども任されており、その都度良い結果を残していた
海外赴任するためにまず語学の勉強はおこたっておらず、英語にくわえ中国語も勉強し、赴任時にはすでに日常会話できるレベルにまでなっていました。
下記は、パーツ製造の拠点を海外に移動する最中に海外赴任した事例です。
私はアメリカに赴任をした経験がありますが、できた理由は4つあります。
- 海外への進出を考えている部署だった
- 日常会話程度の英語を話せた
- 結婚したばかりでしたが妻の賛同を得ることができた
- 運もあった
海外赴任が決まる前、前任の人が自分と同じ立場で同じ仕事をしていました。その人が3年という任期満了で帰国することになったので、同じ仕事の自分が赴任になりました。
中国へ海外赴任した人の体験談
下記は、海外支店のオープンを成功させるために海外赴任した人の事例です。
この人は中国語が話せなくても、海外赴任したようです。
中国に海外支店を持つことになり、そこのオープンを成功させるためにと海外赴任することになりました。
日本人に向けたお店も近くにある地域だったことや住む場所も勿論会社が準備してくれて、管理人が日本人で中国語が話せなくても問題なかったので何とかなるかなと思うことができて海外赴任を受け入れることにしました。
下記は、海外赴任できる職業を選んだ人の事例です。
私が海外赴任することになった理由は、海外で働きやすい職業を選んだから。
私は日本語教師として日本の日本語学校で教師をしていました。 海外で働きたいというのが根底にあり、勤めていた学校には中国にも分校があったので、そこに行くことができないかと学校に相談をしました。
授業は直接法という、日本語で日本語を教える方法なので、語学スキルがないことに心配はしていませんでした。 日本語学校なので、日本人の先生もたくさんいるため、何の心配もなく海外赴任しました。
タイへ海外赴任した人の体験談
下記は、タイで新規取引先の開拓をするために海外赴任した人の事例です。
タイの新規取引先(自社製品を製造する工場など)の開拓を会社が行う際に、元々ある程度の英語力があったので、タイへ長期出張を命じられました。
理由としては
- 語学力があったから
- 商品知識があったから
- コミュニケーションを取っていたから
本部の商品部とは頻繁にコミュニケーションを取り、顧客へ有益な情報をもらったり、または商品の改善要望などをしていました。時には、部署の垣根を越えて、飲みに行ったりしながら、商品部とのコミュニケーションを取り続け、結果として目をかけてもらえたのだと思います。
下記は、語学力はないけど思い切って立候補してみた事例です。
海外に興味はありましたが、語学力がなく縁のない部門だと思っていました。
社内で語学留学の募集があることを知り、思い切って手を挙げてみました。その頃営業成績もよかったこともあり狭き門だったのですが驚くことに合格をし、日本での語学留学がスタートしました。
1年ほど英語の猛勉強をし、なんとか仕事レベルの英語力をマスターすることができ、最終的には海外支店のあったタイに海外赴任することができました。
インドへ海外赴任した人の体験談
下記は、インドにある工場のシステム導入補佐で海外赴任した人の事例です。
会社の辞令で、インドにある工場に2015年から1年間赴任しました。
出向の目的は、現地の生産システムがうまく機能しておらずシステムの入替えが必要になったため、その導入支援のためでした。私の役割はPMOとして、インド人と上手くコミュニケーションを取り、プロジェクトを円滑に運営することでした。
海外赴任時の私のスキルですが、英会話はTOEIC860あったので日常会話には困りませんでしたが、システムや生産の技術的な知識には乏しく、現地の状況や業務内容をキャッチアップするのに苦労しました。
ベトナムへ海外赴任した人の体験談
下記は、「環境を変えたい」と海外赴任へ立候補した人の体験談です。
某自動車部品メーカーに勤務。我が社ではベトナムへの進出が決定。社内から二人、海外赴任の募集を開始。「環境を変えなきゃな〜」なんて、つい勢いで海外赴任の募集に立候補。
何故だか私が選出され、理由がわからないまま、ベトナムへ転勤。
その一年後、たまたま人事の方が赴任先であるベトナムに来ていたので、「なぜ私が選ばれたのですか?」と尋ねると、
- 学生時代に英語を専攻していたから
- チャレンジ精神が旺盛だったから
- 独身だったから
そもそも、海外赴任することを希望する社員が少なかったともおっしゃっていました。
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海外赴任に選ばれる人の特徴と方法:まとめ
本記事では「海外赴任に選ばれる人」の特徴や選ばれる人になる方法をまとめました。
海外赴任に選ばれる人は下記3つの特徴があります。
- 広い視野と専門性
- コミュニケーション能力と協調性
- 新しい価値を創造する能力
どれも積極的な姿勢があって身に付きます。
海外赴任に選ばれる6ステップを紹介しましたが、まずは下記の3つから始めてみてください。
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どうしても縁に恵まれない人は、転職をおすすめしています。
下記の記事にて、様々な視点から転職サービスを比較していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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