「警察官を辞めたいけど一般企業に転職できるか不安」
「転職したいけどアピールできる強みが分からない」
このような悩みがあると、本当は警察官から転職したいけど自信喪失になってしまいますよね。
結論から伝えると警察官からでも転職はできます。
警察官だったあなただけの強みを生かし企業にアピールできれば、転職成功率も高まるでしょう。
本記事では、警察官の転職率から警察官でも転職できるのかと、転職でアピールできる警察官ならではの4つの強みについて解説します。
警察官から転職するのは難しいと悩んでいる人は、本記事を参考にし自信をもって踏み出してみましょう。
離職率から考える警察官からの転職
警察官から他の職種に転職する人は、少ないと言われていますが実際は多くの人が離職をして、新しい仕事に挑戦しています。
画像出典:令和3年度 地方公務員の退職状況等調査
厚生労働省が調査した令和3年度【地方公務員の退職状況調査】によると警察職を辞めた人は9279人となっています。
9279人の中から普通退職した人は2,888人となっており、年齢別の退職者人数は以下のとおりです。
警察官 普通退職者年齢 | 退職人数 |
25歳未満 | 1,407人 |
25歳以上~30歳未満 | 581人 |
30歳以上~35歳未満 | 299人 |
35歳以上~40歳未満 | 188人 |
40歳以上~46歳未満 | 121人 |
46歳以上~50歳未満 | 74人 |
警察職は他の職種と比較すると転職率は低くなりますが、転職が難しいわけではありません。
特に20代~30代は離職率も高くなっており、警察官でも転職は普通と言えるでしょう。
公務員(警察官)から未経験の会計業界への転職が決まりました!
市場価値が低いであろう警察官から転職できるか不安でしたが無事転職できてホッとしています。
転職はあくまで夢への通過点だと思っているので、これから先も気を緩めることなく頑張っていきます!#転職活動#就職活動
— やちお@29歳崖っぷち (@shirai_kazuya_7) March 22, 2021
警察官から転職したい!4つの強みで企業にアピール
警察官だからこその強みをしっかりアピールできれば、転職の面接でも好印象を得られ可能性が高まります。
警察官は、生活の中でなくてはならない存在です。
時には厳しい訓練や練習に耐え、その中で磨かれたスキルは誇れる強みになります。
- 適切な判断力
- 基礎体力
- コミュニケーション能力
- 最後までやり遂げる責任感
警察官のあなただからこそ、他の職種とは違い企業にアピールできる4つの強みを紹介します。
警察官の強み①適切な判断力
警察職で磨いた、適切な判断力は異職業でも歓迎されます。
仕事では、さまざまな場面で判断力が求められているからです。
- プロジェクトの進行
- クライアントとの打ち合わせ
- 優先すべき業務の判断
一般の生活では身につけられない、警察官ならではの適切な判断力は転職面接でもアピールできるでしょう。
警察官の強み②基礎体力
体力があり行動が早い人であれば、職種によってはかなり歓迎されます。
- 運送業
- 警備関係
- 建設業
- 介護
- 営業
すぐ疲れてしまう体力がない人より、テキパキ行動できる人に仕事を任せたいと考えます。
と思うかもしれませんが、十分アピールできる強みになります。
警察官の強み③コミュニケーション能力
コミュニケーション能力が高い人は、どんな仕事でも重宝されます。
仕事では、自分の考えを伝え、相手の意見を聞き円滑にコミュニケーションを取れないと業務に支障が出てしまうでしょう。
警察官の方であれば、配属部署にもよりますが市民や老若男女問わずコミュニケーションを取ってきた方も多いのではないでしょうか?
警察職で身につけた、コミュニケーションスキルは強みと言えるでしょう。
警察官の強み④最後までやり遂げる責任感・忍耐力
警察官で身につけた強い忍耐力や責任感は、他の人には真似できないあなたの強みです。
仕事に対する責任感や忍耐力は誰にでもあるわけではありません。
- 途中で投げ出してしまう人
- 人任せにする人
- 諦めてしまう人
警察官の方は、これまでの経験一つ一つを深堀していけば強みになることがたくさんあります。
スキルの棚卸しを行い、自分にはどんな可能性があるのか探ってみましょう。
警察官から転職したい2つの理由
警察官から転職したいと考える2つの理由は以下のとおりです。
- 拘束時間が長い
- 理想と現実の違い
拘束時間が長い
警察官は、拘束時間が長く勤務形態も一般的な会社員とは異なるため、プライベートの時間が中々取れずこのままでいいのか悩んでしまう人も少なくありません。
- 家族と過ごす時間がない
- 急な呼び出しで休日返上
- 仕事と家の往復で人生が終わりそう
せっかく警察官になったんだからと、なんとか気持ちを奮い立たせて仕事している方もいるでしょう。
しかし、人生の中で仕事をしている時間は長く、つらいと感じながらも警察官を続けていくべきなのか考えてみましょう。
理想と現実の違い
警察官を辞めたくなる理由の一つが理想と現実のギャップです。
- 思い描いていた仕事ではなかった
- 上下関係が厳しすぎる
- 拘束時間が長いのに給料が低い
- 事件現場がつらい
警察官は世間から見ても特別な仕事に見えますし憧れて目指す人もいるでしょう。
しかし、自分の理想と現実があまりにもかけ離れてしまうと辞めたくなってしまうのも当然です。
無理に続けていると、モチベーションの低下やうつ病を発症してしまう可能性もあります。
「せっかく警察官になったから辞めるのはもう少し待ったら」と言われても、自分の気持ちを優先しましょう。
警察官から転職は難しい?
警察官からの転職は難しいと聞かれますが、決してそんなことはありません。
自分の職場で転職している警察同僚は少ないかもしれませんが、全国的に見ると毎年多くの方が転職しているからです。
それでも難しいと言われてしまうのは以下2つの理由があげられます。
- 年齢の壁
- 公務員と民間企業の違い
年齢の壁
転職は、40代以降になるとどうしても求人数が少なくなり、採用率も下がってしまう傾向です。
しかし「年齢の壁」は、警察官だけでなく他の職業にも当てはまります。
また近年では40代以上の方でも積極的に採用する企業も増えてきており、これまでの経験やスキルを活かした転職であれば採用されやすくなるでしょう。
年齢の壁を感じる人は、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントのコンサルタントは企業や転職の最新情報に詳しく、あなたが転職できるようにサポートしてくれるので安心です。
早期退職を狙うのも1つの手
40代以上の方で仕事は辞めたいけど、転職は年齢的にどうしても踏み切れない人は、早期退職ができるように準備を進めておきましょう。
年齢から考えても、給料やボーナスもしっかり支給されているはずです。
お金の勉強や資産運用・計画をしっかり行っていけば、定年まで働かない選択もできるようになります。
転職が厳しいと考える人は、早期退職も視野に入れて対策していきましょう。
公務員と民間企業の違い
2つ目の理由は、公務員と民間企業の違いです。
公務員と民間企業では、組織の在り方が異なるため「転職は難しいのでは?」と考えてしまう人も見受けられます。
公務員
→国や地方自治体に所属し、社会や人々の生活のために働く。営利を目的としていない
民間企業
→営利を目的として経済活動を行う組織
また、公務員は福利厚生や待遇が良いですが、転職先の民間企業では異なります。
- 福利厚生が充実していない
- 業績が悪化してボーナスも出ない
- 会社の待遇が悪い
会社によって待遇はそれぞれ違うため、公務員の方が良かったとどうしても感じてしまうでしょう。
しかし、民間企業も良い会社はたくさんありますし、大企業と呼ばれる会社もあります。
警察官から転職する前に、しっかり準備をすれば希望の企業に転職も十分可能です。
警察官から転職|強みを活かせるおすすめの転職先
警察職の方は、強みとしてアピールできるスキルも多いため、転職先の幅も広がりやすい傾向にあります。
警察官という職業は、誰でも受かるわけではありませんので、そこは自信を持ちましょう。
- 警備関連
- 市役所
- ドライバー関連
- スポーツインストラクター
- 営業職
などあげられますが、ここで紹介している職種は、一例に過ぎません。
また、転職は年齢で大きく左右されてしまうため、自分の年齢に合わせて適切な対策をすることが成功への近道となります。
20代であれば第二新卒やポテンシャル採用もされやすいので思い切って自分がやってみたい職種に転職も可能です。
一方で40代以降になると、どうしても年齢が壁となり内定率が下がってしまうため、経験を活かしながら給料もそこまで下がらない職種を選ぶのが得策でしょう。
意外かもしれませんが、
警察官から市役所に転職する流れが多いですガチガチの体育会系から
穏やかな組織に移って、ノビノビ働いてる人が多いですね。イベントで交通整理させると嬉々として活躍します pic.twitter.com/4CpftPVJ5z— 公務員 再チャレ🍅面接職人 ハタケ とまと (@tomato_hatake18) January 18, 2023
警察官の強みを活かして転職を成功させる2つの方法
警察官の強みを最大限アピールできれば、面接でも好印象を持たれます。
そのためには、あなたの強みをもっと具体的にしていきましょう。
- 自己分析
- 転職エージェントの活用
自分一人での考えでは、どうしても視野が狭くなってしまうため第三者の意見を取り入れたり転職のプロに相談して適切なアドバイスをもらうことも大切です。
強みを活かして転職を成功させる2つの方法について紹介していきます。
自己分析
自己分析を丁寧に行うことで、満足する転職活動ができるようになります。
- 己を深く知れる
- 仕事に対する基準が明確になる
- 信念を持って転職活動できる
一度時間をかけて丁寧に自己分析しておけば、職務経歴書の作成や面接でも活用できるため、スムーズに転職活動が行えます。
転職だけでなく、視野も広がるため自己分析はぜひやってみましょう。
転職エージェントの活用
警察官から転職したい人は、転職エージェントの活用がおすすめです。
- 転職を希望している方と人材を探している企業の間に入り転職成功までサポートする無料のサービス
- 転職者と面談を行い、条件に合う求人をキャリアコンサルタントが紹介
- 企業の情報に詳しく職務経歴書の添削、面談対策も実施
警察官から転職を検討する場合、企業研究や民間企業の情報収集は不可欠です。
転職エージェントは転職に関する知識が豊富でプロのアドバイザーが、警察官のあなたにピッタリな転職対策を提案してくれます。
警察官から転職したい人が利用すべきおすすめの転職サービス
警察官から本気で転職したい人は、転職活動を支援してくれる「転職サービス」を利用しましょう。
→業界最大手で安心。職種や求人数が豊富で希望職が見つかる
→転職サイト・転職エージェント一体型で忙しい警察官でも手間なし
→経験やスキルを見てヘッドハンターや優良企業からスカウトされる
転職サイトごとに、取り扱う求人数や独占求人も異なるため複数の転職サイトに登録した方が後悔しない転職活動ができるでしょう。
リクルートエージェント
- 転職支援実績NO.1
- 非公開求人が多く
- 独占求人も豊富
- 全年代に対応
リクルートエージェントは、幅広い職種の求人取り扱いがあるため、警察官で経験したスキルを活かした仕事も見つかりやすいでしょう。
各業界に詳しいコンサルタントがサポートしてくれるため、警察官から民間企業に転職したい人でも安心です。
\登録5分・転職者支持率No.1/
doda
- 無料で利用できる診断・書類作成ツールが豊富
- 積極的に求人紹介してくれる
- 転職サイト・転職エージェント両方利用できる
特徴は、他の転職エージェントとは違い最初の登録で転職サイト・転職エージェント両方の利用ができるところ。
企業からスカウトも届くため、短期間で転職活動を終わらせたい人にもおすすめです。
警察官の仕事が忙しく、時間がうまく作れない人でもコンサルタントがこまめに連絡をしてくれるため効率よく転職活動を進められます。
\転職者満足度NO,1/
ビズリーチ
- ハイクラス転職ができる
- ヘッドハンターがスカウト
- 質の高い求人が多い
ビズリーチは国内最大級のスカウト型転職サービスです。
警察官から民間企業に転職する場合、年収が下がってしまう可能性も少なくありません。
しかしビズリーチを利用すれば、これまでのキャリアや経験を見てスカウトされるため、年収を下げずに民間企業へ転職も目指せるでしょう。
警察官から転職|よくある質問
警察官から市役所など公務員に転職する方もいらっしゃいます。これまでの経験を活かせる職種に転職する人も多い中、異業種に挑戦される方もいらっしゃいます。
転職エージェントを利用したほうが、希望する職種に転職成功しやすいと言えるでしょう。職務経歴書の書き方や面接対策、業界の最新情報も把握できるため、基本的には利用をおすすめします。
転職エージェントは無料で利用でき、転職に役立つサービスも充実しているのでまずは実際に使ってみて自分に合っているのか試してみましょう。退会もすぐにできますので、安心してご利用いただけます。
まとめ
本記事では、警察官の方が転職でアピールできる4つの強みと転職を成功させる2つの対策について紹介しました。
警察官として厳しい上下関係や訓練に耐え抜いてきたあなたは、誇れる強みをたくさん持っています。
- 適切な判断力
- 基礎体力
- コミュニケーション能力
- 最後までやり遂げる責任感
本記事で紹介した4つの強み以外にも、自己分析を行えば警察職ならではの強みをもっと探せるでしょう。
民間企業に転職したいけど、不安を覚える人は転職エージェントに相談がおすすめです。
登録したからと言って転職活動をスタートさせないといけないわけではありません。
まずは現状の悩みをキャリアコンサルタントに相談し、最善策を見つけましょう。