上司が怖くてなかなか声がかけられず、タイミングを逃す。
「報連相」は大切だけど上手に伝えられず怒られたらどうしょう。
厳しい上司への「報連相」はいつも緊張してしまい、困ってしまいますよね。
そんな状況を解決するための方法を紹介しています。
- 報連相できない怖い理由
- 報連相できない原因
- 報連相怖い克服する方法
この記事では「報連相」が上手になるポイントと、実際に使える具体的な方法を提案しています。
すぐに使える方法で明日からの「報連相」を変えてみませんか?
報連相ができない怖い3つの理由
「報連相ができない怖い」と感じるのは、以下の3つの理由からです。
- ミスを報告して評価が下がるのが怖い
- 報連相している姿を周囲に見られるのが怖い
- 人前での説明が苦手で怖い
上司に対して「報連相」するときこんなふうに感じているのではありませんか?
ミスの報告で上司からの評価も下がり、呆れられているのではないかと不安です。
上司に報告する姿を人に見られると、あとから色々噂されそうで心配。
上司への「報連相」方法がわからないし人前で説明したくても苦手だし、緊張して無理。
上司への報告が怖いから「苦手」と思っている人はたくさんいます。
「報連相ができない怖い」と感じる理由について詳しく説明しましょう。
ミスを報告して評価が下がるのが怖い
上司にミスを報告するときはとても緊張し「また叱られる……」と怖くなるものです。
報告だけでもプレッシャーを感じるのに「仕事の評価が下がるんじゃないか」と不安にも駆られてしまいます。
今から上司にミスを報告する、、、はぁこわい、、、、、
というか、ミスを報告した後の方がもっと怖い、、、
— れも (@soramachi_16) November 27, 2022
ネガティブなことを報告してくれた人には、まずその勇気を誉めてあげたいと思ってる。だってミスやトラブルを言うのってはじめはめっちゃ怖いことだと思うから。もちろんしっかりと再発防止に努めないといけいのは大前提だけど。
— 福成浩之◆ブラックな東京支社長 (@fukunari_tg) May 28, 2022
引用:twitter
しかし、報告を受けた上司は「ミスの再発防止」のために叱るのであって、「勇気を出した報告」については評価してくれているようです。
部下がミスを報告しなくなる方が上司にとっては困る状況なのです。
報連相している姿を周囲に見られるのが怖い
「報連相している姿」は何かと周りに詮索され、噂されるのではと感じ不安になります。
ミスが怖いのは当たり前だけどそれ以上にミスしたときの周りの人の反応が怖くて怖くて怖くて仕方ない 陰で何言われてんだろ
— べにこ (@nekochan_suu) September 6, 2019
引用:twitter
コソコソと交わされる自分についての評価や噂話が耳に入ればいい気持ちはしません。
〇〇さんが泣いてる姿を何回も見てるし(みんなにバレないように泣いてる)。わたしが50代後半でパートの立場だったら、こんなとこすぐ辞めてるよ。たしかに〇〇さんミスが目立つけど、それは周りの人が怖いから質問したくてもできなかったり、毎日怯えながら仕事をする事もミスが増える原因だと思うよ。
— ぶぶさん18卒😔上司アレルギー (@tututu222w) June 21, 2019
引用:twitter
このようにミスを繰り返す場合、上司や周りからの評価も低くなり辛い思いをします。
周りから「ミスばかりで迷惑な人」と思われて、嫌われているのではないかと心配です。
こんなふうに思われたくないという気持ちから人目につくところで上司に報告したくないと思うのかもしれません。
人前での説明が苦手で怖い
人前では緊張してしまい、上手く説明ができなくて怖いと感じる人もいるでしょう。
怒られてる時に自分がミスした事の理由を求められるのが苦手です。
ただでさえ状況を説明するのが苦手なのに、怒られてる時の精神状態ではいくら考えても「すみません」という言葉しか出てきません。
— フジモン (@utsuro_na_adhd) October 19, 2020
引用:twitter
理路整然と説明するのが苦手な人からすれば、緊張で頭も回らずどう言ったらいいのかわからなくなるのかもしれません。
状況をきちんと説明したいのですが、上司からの叱責で精神的に追い詰められて言葉が出てきません。
その緊張が「嫌な経験として記憶される」ため苦手意識が強くなってしまうのです。
報連相ができない怖い原因は会社にもある
「報連相」ができない原因は会社にあるのかもしれません。
次のような原因が挙げられます。
- 職場が気軽に報連相できる雰囲気ではない
- 社内で報連相のルールが明確になっていない
- 上司も報連相しない
- 社内のコミュニケーション不足で話しかけるのも怖い
- 仕事が忙しく報連相のタイミングが遅れ言いづらくなる
職場の人間関係がギクシャクしていたり、上に意見を言いにくい会社風土である場合。
会社自体が「報連相」を重要視しておらず習慣化していないこともあるでしょう。
普段からコミュニケーションが不足していたり、仕事が忙しいためタイミングを逃すなども「報連相」できない原因になります。
職場が気軽に報連相できる雰囲気ではない
忙しさから「気軽に報連相できる雰囲気ではない」という状況になり悪影響を与えている一例です。
馬鹿だった。仕事が早く責任感もある部下。でも『報連相』が少なく任せるのが少し怖い。何度伝えても変わらず、仕事が立て込んでいるわけでも無いのになぜだろうと頭を抱えていた時、別の部下から聞いた真実に私は衝撃を受けた。今は報連相もかかさず仕事も任せているけど、出来なかったその理由は「
— ゆかりん🌹美キャリ (@Yuka00marketing) February 16, 2022
#報告する時に自分を見てくれないから話しにくい。部下ではなくて私の問題だった。忙しいを理由にせず、それからどんな時も手を止め体を向けて聞くことを徹底した
— ゆかりん🌹美キャリ (@Yuka00marketing) February 17, 2022
引用:twitter
自分がきちんと報告しようとしても顔も見てくれず、手もとめてもらえない。
勇気を出して報告しても、無駄なのではと辛くなります。
この上司はそれに気づき、部下が報告出来ないのは自分のせいだったと反省してくれています。
しかし現実はそのような上司ばかりではないのが問題なのでしょう。
社内で報連相のルールが明確になっていない
社内で「報連相」のルールが明確にされていないと、タイミングが掴めず上司に報告できません。
- いつ報告するか【時間】
- どこで報告するか【場所】
- どの段階で報告するか【問題のレベル】
主に、この3点で迷うため「報連相」はどんどん後回しにされるのです。
定時のミーティングが行われたり、問題のレベルを明確にする基準などがあれば「報連相」はもっと楽になるかもしれません。
また、「報連相」を受ける上司がこのようであれば報告しやすくなります。
新卒で”ほうれんそう”[報告・連絡・相談]が大事と教わるけど併せて覚えておきたい。された側は”おひたし”[怒らない・否定しない・助ける・指示する]頑張りすぎたら”きくな”[気にせず休む・苦しいと言う・なるべく無理しない]いけないのは”ちんげんさい”[沈黙・限界まで言わない・最後まで我慢]
— ラスカル (@rascompany__) May 6, 2021
引用:twitter
- 怒らない
- 否定しない
- 助ける
- 指示する
このように「報連相を活かすためのルール」が会社にあれば、タイミングを逃さず報告できるはずです。
上司も報連相しない
上司自身が「報連相」を軽視しており、その上にも適切な「報連相」をしていないという場合もあります。
そんな上司は部下に対しても受け身であり、必要以上に報告を求めない人が多いのです。
<報連相>
部下というものは、想像以上に上司に対して相談しにくいものだと思う。上司としてはそんなことなく振る舞っているつもりでも。であれば上司は振る舞うだけでなく、むしろ積極的に部下に対して「なにかないか」と聞く姿勢でよいのでは。報連相は、受けるものではなく聞き出すものと考えて。— matsuk (@matsuk95875445) December 18, 2022
引用:twitter
このように「報連相」は受けるものではなく聞き出すものと考えてくれる上司であれば、部下としてとても報告がしやすいものです。
部下が「報連相できない怖い」と感じるのはこんな「報連相しない上司」のせいなのかもしれません。
社内のコミュニケーション不足で話しかけるのも怖い
社内のコミュニケーションが不足しているとスムーズな「報連相」はできません。
上司に挨拶すらできないほどの畏怖を感じていると、何かを「報告しよう・連絡しよう」などという気持ちにはなれないのです。
「相談」しても一方的な指示を与えられるだけで、あなたからの「報告や連絡」が生かされないかもしれません。
こんな上司への愚痴すら共有できる仲間がいないとますます辛い状況になります。
職場の人間関係に悩む人はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
仕事が忙しく報連相のタイミングが遅れ言いづらくなる
仕事が忙しく「報連相」のタイミングを逃すとますます言いづらくなります。
報告が遅れればそれだけ対処も遅れるため問題は大きくなります。
もうすぐ上司になる方へ何度も伝えたい。報連相の習慣がなかなか身につかなくて、1人で作業を進めて失敗しちゃう新入社員に伝えると1番効果的だった言葉は「60秒の確認か、60分の修正かどっちがいい?」だったので、もしよかったら使ってください。他にも教え方の心得は、固定ツイにまとめてあります。
— ラスカル (@rascompany__) March 30, 2021
引用:twitter
「報連相」が苦手で「一人で作業を進めてしまう人」には、忙しくても「後でいいや」という気持ちを持たないようにと提案します。
ミスも早い対処であれば影響も少なく、早期に解決できるのです。
「時間が経ちすぎて拗れた問題」の対応は、たとえ上司であっても難しく、解決に多くの時間を要します。
報連相できない怖いを克服する5つの方法
「報連相」ができないから上司への報告が怖いという状況ではいつまで経っても問題は解決できません。
「報連相できない怖い」を克服する方法を以下に提案します。
- 報連相ができない怖いより報告しないとどうなるかを考える
- 報連相する相手が忙しい時間帯は避ける
- 説明が苦手なら報連相の前に5W1Hで書きだす
- 結論や決定事項を先に述べる
- 長く話す必要はなく簡潔に伝える
「報連相」しないと以下のような状況になるでしょう。
- 問題は解決しない
- 被害は拡大する
- 後から責められる
このような結果になってしまう前に「報連相」が苦手を克服し、職場で活かせる方法を身につけましょう。
①報連相ができない怖いより報告しないとどうなるかを考える
苦手だからという理由などで「報連相」しないと非常に困った状況に陥るかもしれません。
「報連相」しなかった場合に職場で起こること
- 問題が大きくなる
- 解決に時間がかかる
- 被害は他の部署に及ぶ
「報連相」しなかった場合に自分に起こること
- バレたとき叱られる
- 責任を取らされる
- 信用を失くす
上司から見れば「報告しない人」=「信頼できない人」これでは大切な仕事を任せられなくなります。
問題の解決にも時間がかかりますが、それ以上に個人の信頼回復に多くの時間が必要になります。
このことからも報告は必ずすべきだと言えるのです。
②報連相する相手が忙しい時間帯は避ける
上司が怖くて「報連相」できないなら、せめて上司が忙しくない時に声をかけましょう。
上司も人間ですから気持ちに余裕がない時があります。
以下のようなタイミングを心がけてはいかがでしょうか?
- 忙しくなる前に進捗状況を報告
- 落ち着いたときに結果を連絡
- 相談する時間はあらかじめ確保
上司も自分の仕事をしながらあなたの「報連相」に対応しているので、この流れが習慣になると時間も割きやすくなります。
「あの件はどうなってる?」などと上司の方から声をかけてもらえるようになれば、あなたからの「報連相」はよりスムーズになります。
③説明が苦手なら報連相の前に5W1Hで書きだす
説明が苦手だと思う人は事前に報告内容をまとめてから「報連相」に挑みましょう。
「報連相」を活かすための「5W1H」を説明します。
- When:いつ【時間・日時・期限】
- Where:どこで【場所・環境】
- Who:だれが【主体・人物・企業】
- What:何を【目的・人物・モノ】
- Why:なぜ【理由】
- How:どのように【手段・方法】
伝えたい内容をこの情報に沿ってまとめます。
明日の会議についての報告
When:11月10日午後1時
Where:第二会議室
Who:技術チーム
What:業務改善システム導入の提案
Why:システム導入の理解を深める
How:PowerPointを使用
文章にして上司に報告してみましょう。
「11月10日の午後1時より、第二会議室にて技術チームより業務改善システム導入の提案があります」
「システム導入の理解を深めるためPowerPointを使用して説明するとのことです」
6つの要素が具体的であれば伝わりやすいので、順番にはこだわらず必要に応じて入れ替えましょう。
④結論や決定事項を先に述べる
上司が報告を受ける際「結論」から先に話してほしいと考えていることが、下記の表からわかります。
こちらは、上司や先輩から「結論から話して」と言われたことがありますか?というアンケートの集計です。
過半数を占める人が「何度も言われた」「言われたことがある」と回答しています。
日本人は、日本語の構造からの影響で前置きから話す癖があり、話が長くなる傾向があります。
「結論を先に」を意識せずに話すと相手から「前置きはいらない」「説明は後からでいい」などと指摘を受けるようです。
対処を急ぎたい相手(上司)の気持ちを考えるなら、報告は「前置きより結論を先に」を心がけると良いでしょう。
⑤長く話す必要はなく簡潔に伝える
上司に良い「報連相」をするためには長い説明ではなく簡潔にまとめられた内容が必要です。
- 結論
- 理由・状況
- 事例
- 対応(結論)
例文で考えてみましょう。
製造工場で部品の在庫数が足りず生産ラインを止めている状況を説明
現在生産ラインを止めている(結論)
部品の納品が遅れている(理由・状況)
以前も1週間納品が遅れた(事例)
日程を確認、供給先検討(対応・結論)
このように結論を先にハッキリと伝え、必要に応じて「理由・状況・事例」を説明します。
その上で上司からの指示を聞き最終的な結果(結論)を報告できるとベストでしょう。
まとめ:報連相ができない怖い人は勇気を持って回数をこなすが大事
「報連相」の正しい方法を知り勇気を持って回数を重ねると「できない・怖い」は克服できます。
- ミスを報告して評価が下がるのが怖い
- 報連相している姿を周囲に見られるのが怖い
- 人前での説明が苦手で怖い
- 職場が気軽に報連相できる雰囲気ではない
- 社内で報連相のルールが明確になっていない
- 上司も報連相しない
- 社内のコミュニケーション不足で話しかけるのも怖い
- 仕事が忙しく報連相のタイミングが遅れ言いづらくなる
報連相できない怖いを克服する5つの方法
- 報連相ができない怖いより報告しないとどうなるかを考える
- 報連相する相手が忙しい時間帯は避ける
- 説明が苦手なら報連相の前に5W1Hで書きだす
- 結論や決定事項を先に述べる
- 長く話す必要はなく簡潔に伝える
上記の方法を上手く使いこなし「報連相できない怖い」を克服できるようお祈りしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。