入社したばかりだけど、今すぐ辞めたい。
すぐに辞めないといけないけど、入社したばかりで辞めると伝えるのはかなり勇気がいることですよね。
辞めたいけど何て伝えればいいのか・・・と頭を抱えてしまうでしょう。
本記事では、入社してすぐに辞めるときの伝え方について解説しています。
- 入社してすぐに辞めるのは問題ないのか
- 電話で伝えるときのコツ
- メールで伝えてもいいのか
- 入社してすぐ辞める方法
入社してすぐに会社を辞めている人はあなただけではありませんので安心してください。
本記事を読めば、スッキリした気持ちで会社に辞めると伝えられるようになります。
入社してすぐに辞める方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
入社してすぐ辞めるのはあり?
結論から言うと、入社してすぐ辞めることは可能です。
労働者が退職するためには「会社に退職を伝えてから2週間が経過してなければならない」と法律で決まっているため、大丈夫なのか不安になってしまいますよね。
しかし、以下のような理由であれば問題ありません。
- 体調不良など健康状態が良くない
- やむを得ない理由
上記のような理由であれば、2週間も待っていられませんし即日退職できます。
体調不良などやむを得ない場合は退職できる
持病の悪化や環境の変化による体調不良など働き続けられる状況ではなくなった場合、入社してすぐでも辞められます。
体調不良の人をそのまま無理して働かせるのは、会社も不安です。
体調不良ですぐに会社を辞めざるおえないときは、すぐに事情を伝えましょう。
会社によっては、休職や時短勤務といった対策を提案してくれることもあります。
体調不良の場合は、想像以上に親身に対応してくれる会社は多い印象です。
やむを得ない事情の場合
やむを得ない事情の場合もすぐに退職できます。
例えば人によっては、
- 会社の人間関係に耐えられない
- 理想と現実のギャップ
- 契約内容と違う仕事を任されている
もやむを得ない事情になるでしょう。
つまり、辞める理由があれば入社してすぐにても辞めることはできますよ。
1日で退職している人は多い
身近にはいないかもしれませんが、世の中には1日で会社を辞めている人がたくさんいます。
現代社会は、ストレスが溜まりやすく退職は普通のことです。
入社して我慢して働くくらいならすぐに辞めた方がいいでしょう。
入社してすぐに辞めるときの伝え方
ここからは、入社してすぐに辞めるときに会社に伝える方法を解説していきます。
一番は会社に行って直接上司に伝えるの良いですが、できない人もいるでしょう。
会社に行くことも難しい人は、電話かメールで伝えることになりますが、それぞれの伝え方ついて解説していきます。
- 電話で伝える方法
- メールで伝える方法
【入社してすぐ辞める】電話で伝える方法
もし、会社に行くのも辛い状況であれば電話で直属の上司に退職の意思を伝えましょう。
電話する前に以下のことを確認しておくとスムーズです。
- 上司は出勤しているのか
- 忙しい時間帯ではないか
上司が職場にいないと電話で伝えることはできませんし、忙しいと後でかけ直さないといけません。
入社したばかりでどちらも分からない場合は、ひとまず朝の時間帯に連絡をしましょう。
上司が出勤しているのであれば、「今お時間ありますでしょうか?」と聞きましょう。
上司が「いいよ」と言えば、辞めたい理由とともに退職したいことを伝えましょう。
「ちょっと今忙しいから後にしてくれる?」
と言われたら、何時に連絡すればいいのか聞いてアポを取っておきましょう。
電話での伝え方例文
〇〇さん、お忙しい中お時間を取っていただきありがとうございます。
先日入社したばかりで心苦しいのですが、持病があり業務を続けるのが難しい状況です。
ご迷惑をおかけしてしまうので、退職させていただきたくご連絡いたしました。
電話で伝えるさいは、ダラダラ話さずに、電話した理由をハッキリ伝えましょう。
前置きが長いと、何が言いたいのか理解できません。
また、相手が納得する理由じゃないと引き止められる可能性があります。
もし引き止められても、辞める意思が固いことを伝えましょう。
【入社してすぐ辞める】メールで伝える方法
メールだとあなたの伝えたい内容や本気度が相手にうまく伝わらない可能性がありますので、基本的には避けた方が無難でしょう。
ただ、電話で話す前のワンクッションとしてメールで「お話したいことがあり、お時間取っていただくことは可能でしょうか」と一言連絡を入れるのはありです。
しかし、メールだと気が付かない、時間がかかるためおすすめできません。
いちいちメールするより、直接か電話の方が確実で早く辞めることができますよ。
自分の口で言うのは緊張しますが、言ってしまえは全て楽になります。
メールで済ませたい気持ちも分かりますが、直接話した方がスムーズです。
入社してすぐ辞める方法と伝え方の注意点
退職したい理由の伝え方次第で、周囲の反応は大きく変わります。
入社してすぐに辞める方法と伝え方の注意点を4つに分けて解説します。
働くことが難しい理由を正直に話す
入社してすぐに退職を考えるほどの理由がある場合は、正直に伝えましょう。
退職理由をごまかしたりウソをついてしまうと、上司から話を深堀されたときにバレてしまう可能性があります。
ふわっとした理由だと「まだ入社したばかりなんだから、もうちょっと頑張ってみようよ」とうやむやにされ、引き止められてしまう場合も多いです。
- 持病が悪化して長時間働けない
- パワハラを受けている
- 求人内容と実務が違いすぎる
このように、あなたが仕事を続けられないと感じた事実を率直に伝えてください。
ただし、余計なトラブルにならないよう、言い方や言葉選びには慎重になる必要があるでしょう。
そう簡単に対処できる問題なら初めから改善しておけばいいだけの話ですし、ただの口約束に過ぎない可能性が非常に高いからです。
引き止めの言葉を信じた結果、「前と何も変わらない環境で働き続ける」という事例はたくさんあります。
よほど説得力のある提案で気持ちが変わらない限りは、きっぱりと退職する姿勢を見せ続けるようにしましょう。
その場しのぎの軽い約束を信じると痛い目に遭います。
メールは基本的にNG
メールだとあなたの伝えたい内容や本気度が相手にうまく伝わらない可能性がありますので、基本的には避けた方が無難です。
まずはメールもしくは電話で直属の上司などに「お話があるのですが、お時間を頂けないでしょうか」とアポイントを取り付ける行動が大切です。
- 直属の上司に伝える
- 邪魔が入らない個室を選ぶ
- 相談という表現に抑えておく
- 相手の都合を優先する
その際に「退職したい」と伝えても良いのですが、必ず「直接会ってお話したい」をセットで付け加えてください。
会社に問題があるような発言はしない
会社への批判を攻撃的な言葉選びで伝えてしまうと、上司との関係が悪化したり退職時にトラブルへと発展してしまう可能性があります。
会社を辞めたい理由は正直に伝えるべきですが、会社や社員へ配慮した冷静な伝え方を心がけましょう。
たとえば、「給与や人間関係に不満があるのでやめさせてください」といった言い方をすると露骨に嫌な顔をされます。
実際のところ人間関係や給料への不満で退職・転職する方がほとんどですが、批判的に伝えると話がこじれてしまいます。
前向きな理由や感謝を述べながら退職したい理由を伝えると、角が立たなくなるのでスムーズに受け入れられやすいでしょう。
このように出だしから具体的な退職日の相談につなげるとスムーズです。
あくまでも一例ですが、自分のキャリアに積極的な姿勢と、職場への感謝を伝えると余計なトラブルを未然に防げます。
場合によっては嘘でも問題ない
どうしてもネガティブな言い方しか思い浮かばなければ、前向きな嘘を伝えるのも仕方がありません。
心の奥底では不満がいっぱいかもしれませんが、前向きな理由の方が会社から承諾されやすく、結果的にストレスなく辞められる可能性が高いです。
- 新しくやりたい分野が見つかった
- キャリアアップを目指したい
- 既に転職先が決まっている
退職を決めた時点で上記のような想いを本当に抱いているかは別として、「スムーズに辞められればそれでいい」であれば嘘でも問題はないでしょう。
ネガティブな理由を伝える問題点は、「じゃあその部分を改善するから止めないで欲しい」という引き止めの材料を与えてしまう事にあります。
ポジティブな嘘は相手も否定しにくいですし、引き止める材料も見つけにくいのでおすすめです。
とはいえ、基本的には正直に伝えるのがベストですので、嘘を言うのは退職を伝える際の最終手段だと思ってください。
→退職理由は嘘でもいい!入社してすぐやめたい時に使える6つの理由
伝えるのが難しいなら退職代行を検討
伝えるのが難しかったり、伝えたにもかかわらず強引な引き止めに会うなど、辞められない状況になってしまった場合は退職代行を検討してみましょう。
退職代行とはあなたの代わりに退職の手続きをすべて任せられるサービスで、「会社に伝えるのが難しい」と感じるあなたの味方になってくれます。
料金の相場は2万円台~5万円程度ですが、「ある程度お金を払っても良いからストレスなく退職したい!」という人におすすめです。
退職代行を申し込んだ次の日には会社に行かなくて済むため、すぐにでも会社を辞めたい方にピッタリのサービスですよ。
退職代行まとめ記事を掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
→入社してすぐ退職は気まずい…という人におすすめの退職代行ランキング
入社してすぐ辞める伝え方のまとめ
終身雇用の風潮が強かった日本では退職に対してまだまだネガティブな印象が強いものの、退職の権利は法律で認められており、恥ずかしくありません。
退職を会社に伝える時はタイミングや言葉選びに注意して、あなたが辞めようと思った理由を正直に伝えましょう。
ただし、退職理由が曖昧だと転職活動に悪影響が出るため、自分の中で「なぜ会社を辞めるのか」を明確にしておく必要があります。
退職したいと伝えても引き止められたり、そもそも伝える自信がない方は、退職代行を利用して即日退職しましょう。