仕事の悩み

仕事内容が違う辞めたいときの対処法!求人内容と違う場合の退職理由も紹介

求人内容と違うときは退職してもいいの

「求人に記載の内容を読んで、良い会社だと思い就職したら実態が違う・・・」

求人内容と仕事内容が違う場合、本当は今すぐ辞めたいけど、どうしたらいいか悩んでしまいますよね。

  • 求人と仕事内容が全然違う…つらい
  • まさかのブラック企業…辞めたい

せっかく調べて、「良い」と思って受けた会社がまさか求人内容と違うなんて、気分も上がって出社したもののどんどんモチベーションも下がってしまいます。

「退職」も考えると思いますが、「すぐに退職は非常識ではないかな・・・」と、遠慮してしまうのではないでしょうか。

今回はそんなお困りの仕事が求人内容と違うから退職していいのか、仕事内容が違うときの辞めたい理由について紹介していきます。

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求人内容と仕事内容が違うなら退職できる?

求人内容と実際の業務内容が違う場合、退職はできます。

なぜなら、労働基準法で下記のように定められているからです。

第十五条

使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。

この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。

② 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。

③ 前項の場合、就業のために住居を変更した労働者が、契約解除の日から十四日以内に帰郷する場合においては、使用者は、必要な旅費を負担しなければならない。

引用元:e-eov労働基準法

仕事内容が求人内容と違うから辞めたい実際の口コミ

「求人内容と違う」という代表的なケースは、主に以下2つです。

  • 労働時間が求人内容と明らかに違う場合
  • 給与や明らかに求人票と違う場合

他の人の実体験をふまえて解説していきます。

①労働時間が求人票と明らかに違う場合

労働時間が、求人票と異なり実際は残業や休日出勤を強いらるケースは珍しくありません。

  • 「残業はほとんどありません」との記載だったが実際は毎日残業
  • 「土日祝は休日」との記載だったが隔週土曜日に出勤
実際の口コミ


▲休憩時間が30分もない日があるのはとても辛いですね。

▲時間も時給も違うパターンです。

▲求人情報での休日はもっとあったのでしょう。

難しいところがありますが、求人内容はあくまで「見込み」のため完全に一致していない場合もあります。

求人などに提示された条件と実際の労働条件に違いがあったとしても、最終契約で実際の労働条件に同意して契約を結んだ場合は基本的には有効に成立してしまうのです。

参考:ベリーベスト法律事務所 柏オフィス

求人票の内容だけ鵜吞みにしないで、応募した後の面接でしっかり確認するようにしましょう。

②給与が明らかに求人票と違う場合

求人内容に記載の給与が、実際と明らかに違う場合が見られます。

しかし、こちらも労働時間と同じく給与の金額が「見込み」「目安」の数字ですので全く同じではないありません。

実際の口コミ

求人内容と同じ金額になるためには残業が必要というのもひどい話ですね。

「実際に働いてみたら、もらった給与が求人に記載していた内容と違う」といった話は後を絶ちません。

仕事内容が違うときの退職理由

業務内容が求人と違うのであれば、その事実をありのまま伝えても問題ありません。

仕事内容が求人情報と異なるため、退職させていただきたいです。

求人には事務職と記載してあり応募いたしましたが、実際は営業職で困惑しております。

営業の経験はなく、このまま営業職を続けていくのは難しいと考えています。

ただ、企業側もそんなことは言っていないと、突っぱねる可能性もあります。

まずは契約書に書かれている業務内容を確認してください。

契約時は求人内容で明記しているはずです。

退職理由を伝えるときは「契約書に書かれている業務と違うので」と言えば、会社も認めざるをえないでしょう。

求人内容と違う業務を行う会社が存在する理由

こまる

なぜ、求人内容と違う業務内容を行う会社が存在するのでしょうか

その理由を3点紹介します。

  • 応募時の説明不足
  • 企業の採用基準に問題がある
  • ブラック企業で求人票が虚偽の可能性が

①応募時の説明不足

当事者からしたら説明不足で済まされると困りますが、どうしても人間ですので説明不足な場合も。

きちんと「明文化」されていればいいのですが、「口頭での労働契約」をした場合などは注意が必要といえます。

会社にも大きく違いはありますので、説明がなければ応募時に詳しく内容を聞きましょう。

②企業の採用基準に問題がある

実際のところ、明確な採用基準がない企業が存在するのも事実です。

「TOEIC〇〇点以上」などといった明確な基準がなく、面接での「人間性」などによって判断されている場合も多くあります。

その場合は採用自体の基準が不明確なので、求人票と違いが出る可能性もあるでしょう。

そのような事態が起きないためにも、求人内容が具体的な内容かの確認は大切です。

③ブラック企業で求人票が虚偽の可能性が

受けた会社がブラック企業の場合、求人内容そのものが虚偽の可能性も考えられます。

ブラック企業はゼロであるのが理想ですが、どうしてもなくならないのが事実です。

今いる会社がブラック企業なのか、そうでないのかしっかり見分ける必要があります。

求人内容と業務が明らかに違うのは危険!ブラック企業の見分け方

求人内容と仕事内容が違う場合の対処法|法律違反になるの?

実は求人票と違うだけでは、法律違反とは限らない場合もあります。

下記について、詳しく解説します。

  • 求人票と違うだけでは法律違反とは限らない
  • 求人内容と違ったら労働基準監督署に相談する

求人票と違うだけでは法律違反とは限らない

求人と実務が違うのに、なぜ法律違反とは限らないのでしょうか?

それは、先ほどにも書いたように求人票の記載はあくまで「見込み」や「目安」だからです。

ニュアンス的な話になりますが、あくまで可能な範囲内での違いなら、実際の求人票との相違があったとしても違法性はないという見方になります。

職場の信頼できる人に相談する

まずは、あなたが職場で一番信頼している人に相談してみましょう。

雇用条件が明らか違う会社は、ブラック企業など普通じゃない可能性があるため、上司や採用担当者に言っても流されてしまう可能性もあります。

入社したばかりで、相談相手がいない場合は労働基準監督署に聞いてみるのがおすすめです。

労働基準監督署は同じような悩みを持った人の相談を受けていますので、安心してあなたの状況を話してみましょう。

働基準監督署に相談する

求人内容と仕事が大きく異なる場合は「労働基準監督署」に相談し、違法性があるかどうかを含めて確認しましょう。

労働基準監督署

会社側がきちんと法律を遵守しているかを調査する機関。

近くの労働基準監督署を探す

退職代行に相談する

今すぐ辞めたい人は退職代行に相談しましょう。

労働基準監督署に相談しても、退職の手続きをしてくれるわけではありません。

状況の相談はできますが、職場に確認をしたり適切な指導改善がメインとなるため今すぐ辞めたいと思っている人は退職代行一択です。

退職に関しての専門家であり、さまざまな退職パターンで成功させているため、今回のような仕事内容が違うから辞めたいケースでも依頼できます。

退職代行は無料相談からできますので、気軽にあなたの状況を相談してみましょう。

信頼できるおすすめの退職代行に無料相談する

求人内容と違う場合は退職しても問題ない

問題なし

求人内容と違う場合、退職しても問題はありません。

その理由は下記の通りです。

  • 頑張っても辛いだけ
  • 他にも会社はたくさんある
  • 転職活動も並行すればいい

頑張っても辛いだけ

求人票と違う場合、自分にとって負担になる場合がほとんど。

自分にとって負担になるという仕事は、「頑張っても辛いだけ」です。

一番大切なのは自分の体であり、自分の精神面。

体調を崩してしまうようなら意味がありません。

辛いだけなら「退職」しても問題ないですよ。

会社はたくさんある

世の中に会社はたくさんあります。

「せっかく入社したのだから」と思って我慢してもあまり意味がありません。

自分に合う会社はきっとあるので、自分がのびのびと働ける会社を見つけましょう。

転職活動も並行する

求人内容と実態の違いから退職を考えてるなら、転職活動も並行しましょう。

退職後仕事がなくなってしまっても問題です。

蓄えがあって多少ゆっくりし過ごしたとしても問題がない人は別ですが、自身の生活もあるので仕事の切れ目が出来るだけないようにしましょう。

スムーズに転職できるように転職サイトの利用がおすすめです。

転職エージェントのアドバイザーに相談すれば、求人内容と違うミスマッチを事前に防げます。

プロへの相談が一番安心です。

求人内容が違う場合は転職一択!実際に使って良かった転職サイトを紹介

まとめ:求人内容と違う場合は退職しても問題ない

法律違反になる・ならない関係なく、求人内容と違う場合は退職したほうがいいと、僕は個人的に思います。

少なからず不信感を抱く中で、頑張って働き続けても自分自身を苦しめ辛くなるだけです。

真面目な人は退職に対してネガティブな印象もあるかもしれませんが、全くないので安心して退職を選びましょう。

退職せずに辛い日々を過ごしたあげく、自分自身の体調を崩してしまったらもともこうもありません。

自身のためにも、退職をして自分にあった職探しをおすすめします。