「仕事を頑張っても会社から評価されず辞めたい…」と思った経験はありませんか?
- 真摯な態度で仕事に臨んでいる
- 上司の指示に忠実に従っている
- やるべき仕事をこなしている
それでも評価されないと、仕事に対するモチベーションが下がってくるのも当然。
思い当たる節がある人は「なぜ、あなたは会社に評価されないのか」を自己分析するのがおすすめです。
- 仕事ぶりを評価されない4つの理由
- 一般的な会社によくある3つの評価基準
- 仕事を評価されないときの具体的な対処法
今回は、会社で評価されない人にありがちな理由と対処法を紹介します。
辞めるにせよ続けるにせよ、今後の仕事で評価されるための参考にしてください。
【腐る】会社で評価されないから辞めたいはあり?
評価されないからという理由で会社を辞めたくなるのは、ありかなしか。
以下の基準で考えてみてください。
- 評価されない理由が会社側→あり
- 評価されない理由が自分自身→なし
下記のケースは、評価されない理由が会社側にあります。
- 会社に従業員を評価する仕組みがない
- 部下を評価する上司がいない
こういった会社では、どんな仕事をしても正当に評価される可能性は低いです。
一方、評価されない理由が自分にある場合、辞めても根本的な解決にはなりません。
評価されない理由は会社と自分のどちらにあるのか、しっかり見極めましょう。
【仕事で評価されないから辞めたい】評価されない4つの理由
しっかり仕事をしてるのに会社で評価されない理由は、主に以下4つが考えられます。
会社で評価されない原因がわかっていないと、辞めて転職しても同じ問題に悩まされることになります。
また、仕事への取り組み方を改善すれば今の会社でも評価を得られる可能性があります。
仕事で評価されない原因を理解して、納得いく結果を出せるように努めましょう。
会社の評価基準をクリアしていない
会社の評価基準をクリアしていないのが、会社で評価されない理由の1つです。
会社には、どの仕事や役割をどのレベルまで遂行してほしいのか、従業員に求める基準があります。
頑張っていようがいまいが、評価できる段階に達しないと認められません。
自分が思っている以上にできていない
自分が思っている以上に仕事ができていないのも、評価されない理由です。
このような仕事ぶりでは、評価されるのは難しいのが現実というもの。
- ミスが多い
- 仕事が遅い
- マイペース(残念な意味で)
- 自己評価が甘い
自分が仕事をできていない事実を謙虚に受け止め、スキルアップを図るしかありません。
仕事を正確に覚えて成長を見せると、おのずと評価も変わってきます。
仕事を一生懸命やっているは当たり前で評価につながりにくい
一生懸命に仕事するのは当たり前というのも、会社で評価されにくい理由です。
と言いたい人もいるでしょう。
しかし、会社で評価されるのは、一生懸命やった仕事で結果を出したときです。
もしくは、結果を出すために一生懸命になると、周りの評価も違ってきます。
厳しいけど、仕事で頑張るのは当たり前。その上で求めているのは結果。さらに結果の出し方までこだわる。
— 星野 厳起|Shiftする社長@転職サポート・第二新卒・既卒・フリーター (@shift_hoshino) November 1, 2022
他の従業員に埋もれて上司にアピールできていない
集団の中で存在が埋もれてアピールできていないというのも、会社で評価されない理由です。
以下のような状況では、一種の社内競争を勝ち抜く必要に迫られます。
- 会社の従業員数が多い
- 裏方業務を担当している
- 他に際立って有能な従業員がいる
上司も人間ですから、すべての部下の仕事ぶりには目が届かないケースも。
地道に仕事するだけではなく、上司に自分を印象づける賢さもほしいところです。
目立つのを恐れず、他より抜きんでた存在を目指してください。
実績はアピールしなければ伝わらない。例えば、会社員は社内で床に落ちているゴミを黙って拾っても誰からも評価されないが「あっ!ゴミが落ちてるんで拾いますね!」と元気よく報告する人が評価されて出世していく。複数人で得た手柄を横取りはいけないが遠慮なくアピールすることも必要。
— 神宮@運用型広告/SO Technologies (@haji28290) February 24, 2023
あるいは、社内競争が起きにくい会社に転職するのも1つの手です。
よくある会社の評価基準とは
ほとんどの会社は、主に以下3つの基準を設けて人事評価を行っています。
- 成績(成績評価)
- 能力(能力評価)
- 情意(情意評価)
会社としては、最低限3つの基準が整っている状態が望ましいです。
基本的な評価標準を知るのは、会社で評価されるための第一歩です!
①成績
よくある会社の評価基準の1つ目は、成績です。
以下のように、数値に表れる仕事で実績を残すと評価されます。
・売上高
・契約件数
・目標達成率
・業績貢献度
会社の利益に直結する要素であり、まともな会社なら成績を上げれば評価します。
また、上司のえこひいき等に左右されにくく、客観的に実力を認められるのも成績評価のメリット。
一方で、顧客や取引先の影響を受けやすいのがつらい部分です。
②能力
よくある会社の評価基準の2つ目は、能力です。
業種や職種によって求められる能力はさまざまですが、よくある評価ポイントをまとめました。
・企画・立案
・知識・技能
・判断・実行
・修正・改善
潜在能力よりも、実際に能力を発揮できるかが鍵です。
実務性を意識しながら自分磨きをして、能力評価を高めていきましょう。
ただし、能力が開花するまでに時間を要する分野もあり、短期的には結果が出にくいケースも見受けられます。
③情意
よくある会社の評価基準の3つ目は、情意です。
情意とは、仕事に取り組む姿勢や意欲を指します。
主な情意評価のポイントを、以下にまとめました。
- 規律性…会社の規定や上司の指示に従う
- 積極性…受け身に回らず自ら挑戦する
- 協調性…組織の一員として力をあわせる
- 責任感…最後まで投げ出さず役割を全うする
仕事にかける情熱や真摯さをアピールするのが鍵です。
情意評価は、能力や成績が足りていない新人でも高くつく可能性があります。
その反面、会社の上層部が従業員の情意をどこまで汲み取ってくれるのかわかりにくい傾向も…。
仕事や会社で評価されないときの対処法
仕事を評価されず腐ってるときの具体的な対処法は、主に5つあります。
評価されない現状の打開に向けて、自らアクションを起こしましょう!
会社の人事評価基準を明確に理解する
会社の人事評価基準を明確に理解するのが、評価されないときの対処法です。
以下の状態では、会社の評価基準をクリアしようがありませんよね。
- 会社に人事評価基準があるのか知らない
- 会社の人事評価基準に関する知識があやふや
- 評価基準について会社から説明されていない
評価基準を意識せずに、漠然と働いている人は少なからず見受けられます。
そうした人は評価されない仕事で消耗した挙句、「辞めたい…」と思ってしまうパターンに陥りやすいです。
どうすれば評価されるかを知っておくのが最大の対処法といえます。
直属の上司と積極的にかかわりアピール
仕事や会社で評価されないときは、直属の上司と積極的にかかわりアピールする必要もあるでしょう。
以下は、他の従業員に埋もれて上司にアピールできていない現状の打開につながります。
- 自分から明るく挨拶する
- 普段から上司とコミュニケーションをとる
- 指示待ちせず仕事をとりにいく
- 業務内容について確認や質問をする
上司を避けたがる従業員も見かけますが、もったいないの一言です。
直属の上司との関係は、明らかに評価内容に影響します。
評価が高い社員の行動をまねする
自分が会社に評価されないときの対処法には、評価が高い社員の行動をまねするのも挙げられます。
以下が、評価が高い社員に共通する特徴です。
- 態度や服装が明るく爽やか
- 決断や判断が早くて潔い
- 同じミスは繰り返さない
- 上司へのアピールに成功している
評価される社員の行動・態度を観察して取り入れるのが、高評価への近道です。
特に自分が思っている以上に仕事ができていない人は、ぜひ実践してください。
上司に直接聞く
評価基準を理解していない場合は、上司に直接聞くのが早いです。
思い切って、上司に質問してください。
- 「会社の評価基準がわからないので教えてください」
- 「うちの会社の評価基準ってどういうものですか?」
聞くのは勇気がいりますが、そういった度胸や野心(態度)を見せるからこそ、結果を出せる社員になれるのです。
本記事では、よくある会社の人事評価基準について紹介しています。
ですが、人事評価制度や評価の優先順位は会社ごとに異なるもの。
自分に本当に向いている仕事なのか検討する
どうにも評価されないなら、「この仕事は自分に本当に向いてるのか?」を真剣に考えるべきです。
明らかに向いていない仕事をしていると、以下のような「向いてないよサイン」が出ます。
- 経験を積んでも成績や能力が伸び悩む
- デキる社員のまねをしてもうまくいかない
- 上司にフィードバックをもらっても改善できない
これらのサインを無視して頑張っても、逆に評価が下がるケースもあるほど。
本人のせいではなく、誰にでも向き・不向きがあるのは当然です。
向いてない仕事には見切りをつけて、退職や転職を検討しましょう。
「やめる決断」はもっと評価されるべきです。
たとえば向いていない仕事を続けるのは、ハッキリ言って時間と労力の無駄。「途中で投げ出してはいけない」などと考える必要はありません。
スパッと「やめる決断」をして新しいことに挑戦する。そうやって活躍できる場所を見つけていけばいいんです。
— 岡 健作@STUDY HACKER(ENGLISH COMPANY と STRAIL) (@oka_kgs) June 15, 2022
なお、向いていない仕事を続けるとどうなるかは、以下を参考にしてください。
→向いていない仕事を続けた結果は悲惨だった|向いてる仕事が見つかる5つの手順
それでも評価されなくて腐るなら辞めよう|即転職すべき会社の特徴
仕事への取り組み方を最大限工夫したにも関わらず評価されないような即転職すべき会社の特徴は、以下3つです。
この3つは、会社側に問題があるか、自分と会社の相性が最悪かのいずれかです。
頑張っても事態は良くならず、逆に悪化していくだけだと想像がつきます。
少しでもエネルギーが残っているうちに、転職の準備を始めましょう。
経営者がまともでない
即転職すべき会社の特徴の1つに、経営者がまともでないケースがあります。
経営者がクズすぎる会社では、下記のような事態が珍しくありません。
- 上層部が従業員を評価する制度がない
- 会社に利益をもたらしても評価しない
- 上司が評価しないが要求は多い
- 仕事ができない人のほうが高評価されている
以上は、経営に向いてない人が会社経営をしているときの典型的な特徴。
経営者がまともでないなら、その会社で仕事を続けるか考え直すのが妥当です。
上司や会社と考え方が明らかに違う
上司や会社と考え方が明らかに違うのも、即転職すべき会社の特徴です。
上層部と根本的な仕事観が違うと、以下の弊害が出ます。
- 良い企画やアイデアを受け入れてもらえない
- 顧客や取引先のための創意工夫を理解されない
- 自ら積極的に動くほど評価が低くなる
- 上司と冷静に話し合いたいだけなのに対立してしまう
- 会社の経営理念や方針にどうしても納得できない
こんな会社で生き残る道は、理不尽に思える会社や上司の指示に従うのみです。
組織の一員である限り、上の指示に従うのが正しいとはいえます。
だからこそ、経営理念や方針を理解できる会社で働くのが重要です。
同じ企業で長く活躍したいと考えている方は、経営理念とかビジョンに賛同できるか確認すべき。
仕事内容や福利厚生への注目度が高いですが、これらは結構頻繁に変わる。
一方でビジョン=存在意義でもあるのでそうコロコロ変わらない。OB訪問で理念・ビジョンを実際にどう捉えているかも重要。
— ランボ | 採用×マーケティング (@rambo1124) January 18, 2021
我慢して腐っているより、納得して働ける会社を探しましょう。
精神的なストレスでうつになる
精神的にストレスでうつになるというのも、即転職すべき会社の特徴です。
仕事を評価されないのみならず、以下の状態に陥ったら要注意!
- 憂鬱で会社に行きたくないと思う日が増える
- もともとあったやる気や情熱が失われる
- 原因はわからないがパフォーマンスが落ちていく
- 夜に眠れないor勤務中に異常に眠くなる
- 怒りや悲しみ、落ち込みなどの負の感情に支配される
- あるいは、何も感じなくなる…
評価されなくても頑張り続ける真面目な人ほど、ストレスをためこむケースが見受けられます。
病むレベルに至ったら、その環境にいること自体が良くありません。
自分にストレスを与える会社から離れるという選択肢も、視野に入れましょう。
まとめ:仕事を評価されない会社は辞めてOK
本記事では、会社で評価されず辞めたくなったときの対処法を紹介しました。
- 評価されない理由は会社側か自分自身か見極める
- 会社の評価基準を明確に理解してクリアしよう
- 仕事ができる人になって上司にアピールしよう
- 今の仕事は自分に本当に向いてるのかを見直そう
- 評価されない理由が会社にあれば退職や転職もOK
会社の評価基準をしっかり押さえて働き、それでもダメなら辞めるのもありです。
自分をまともに評価してくれる会社を求めて、転職も検討してみてくださいね。