仕事の悩み

飲食店を1ヶ月で辞めるのはあり!正社員を辞めたい場合の4ステップ

飲食店を1ヶ月で辞めるのはあり!正社員を辞めたい場合の4ステップ

正社員になってまだ1ヶ月だけど、飲食店向いてない。辞めたい」と悩んでいませんか?

  • 労働環境が過酷
  • 正社員は責任が重い
  • クレーム対応もある

働いている飲食店によって悩みは様々ですが、合わない職場で働き続けるのは辛いですよね。

もちろんそのまま頑張るのも1つの選択肢ですが、どうしても向いていないと感じるなら、辞めるのもありです。

今回は、実際に正社員を1ヶ月で辞めた人たちの口コミと、辞めたくなったときに役立つ具体的なステップを紹介します。

正社員の立場ばかりに気を取られず、自分の気持ちを見つめ直しながら読み進めてください。

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結論:飲食店の正社員を1ヶ月で辞めてもいい

結論、飲食店の正社員は1ヶ月で辞めてもいいです。

「こんなに早く辞めてしまっていいのかな」と不安かもしれませんが、退職の自由は法律で認められています。

とくに飲食業では、短期間で仕事を辞める人が多いのが現状です。

たった1ヶ月でも正社員を辞めていい理由は2つあります。

  • 退職の自由で認められている
  • 飲食業の離職率は高いから

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

退職の自由で認められている

正社員の場合、会社と期間の定めのない労働契約を結んでいるため、いつでも退職の申し入れができると民法で定められています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:e-Gov法令検索 民法第627条第1項

つまり、法律上は1ヵ月で辞めても問題がないということです。

実際にいつ辞められるかは会社ごとに定められている場合もありますが、法律上は、2週間で退職できます

飲食業の離職率は高いから

じつは、飲食業の離職率は高いです。

厚生労働省の調査では、宿泊業・飲食サービス業の離職率は25.6%と、以下の表の中でトップの数字になっています。

参考:厚生労働省 令和3年雇用動向調査結果の概況

離職率が高い理由までは明らかになっていませんが、宿泊業・飲食サービス業は入職率よりも離職率の方が高い業界です。

正社員の立場を手放すべきか悩むかもしれませんが、飲食業を辞めること自体は珍しくないと知っておいてください。

正社員を1ヶ月で辞めている人はたくさんいる

あなたの想像以上に、正社員を1ヶ月で辞めている人は多いです。

  • ハラスメントがひどかった
  • 労働条件が聞いていた話と違った
  • あまりにも合わないと感じた

退職の理由は人それぞれですが、正社員を1ヶ月で辞めた体験談を3つ紹介します。

  • 1ヶ月だけ勤めた会社を辞めて正解だった
  • 1ヶ月で辞めたが、比較的大手の正社員に
  • 1ヶ月で辞めた経験をもとに仕事に打ち込む

① 1ヶ月だけ勤めた会社を辞めて正解だった

正社員を1ヶ月で辞めたけど、まったく後悔していない人の体験談です。

短期退職は勇気がいりますが、スピーディーな判断が正しかったと振り返っています。

正社員を1ヶ月で辞める結果になっても、そのまま好条件の仕事に就けないわけではありません。

  • 退職したいと言い出す勇気
  • 転職活動の大変さ
  • 再就職先で慣れるための努力

いくつもの壁を乗り越えた先に、希望の職場にたどり着く可能性もあるのです。

② 1ヶ月で辞めたが、比較的大手の正社員に

新卒で就職し1ヶ月で退職した後に、3回転職を繰り返した人の体験談を紹介します。

転職を繰り返したとしても、大手と言える規模の企業の正社員になり、給料アップを実現できた事例です。

新卒ですぐに辞めたら「人生詰んだ」と思い込んでしまいそうですよね。

しかし、あきらめずに転職活動を続けたおかげで、理想とする職場で働ける結果を得られています。

「退職を繰り返すほど転職に不利」と不安になる人も多いですが、満足のいく転職が叶う事例があるのは心強いのではないでしょうか。

③ 1ヶ月で辞めた経験をもとに仕事に打ち込む

新卒で入った会社を1ヶ月で退職して、ニート歴がある人の体験談です。

短期離職のマイナス面を切実に示している事例ではないでしょうか。

正社員を1ヶ月で辞めたら、以下のような切ない状況が重なる可能性が高いです。

  • 家族からガッカリされる
  • 友達と距離を感じる
  • お金の不安が押し寄せる

周囲の対応が大きく変化したとしても、自分のあるべき未来が思い描けていて、実際に行動できていれば報われると分かる事例だと言えます。

正社員を1ヶ月で辞めるときの注意点

正社員で入った飲食店を1ヶ月で辞める際に注意すべきなのは、転職活動への影響です。

やっぱり転職に悪影響があるのか……。

転職への悪影響が全くないとはいえませんが、重要なのはリスクをきちんと知った上で決断をすることです。

場合によっては転職活動に影響する

正社員を1ヶ月で辞めた経歴があると、場合によっては転職活動に影響します。

履歴書に、短期間で辞めた経歴があると、会社側は「また短期離職するのでは」と不安になるからです。

近年は短期離職を気にしないとする企業も増えましたが、履歴書に短期離職の経歴が残るのは転職活動に不利になるケースが多いです。

重要なのは、転職活動で面接に進んだ後に、辞めた理由をきちんと説明できるかです。

転職に至った理由が納得できるようなものであれば、転職は難しくないと言えるでしょう。

それでも飲食店の正社員を辞めたいなら早く行動しよう

転職活動に影響が出ると理解した上で、飲食店の正社員をさっさと辞めたいなら、早く行動することをおすすめします。

理由は2つあります。

  • 飲食店は正社員の人数が少なく、期待されているから
  • 飲食業はバイトばかりで正社員はすぐに辞められない可能性があるから

飲食店の正社員という立場だからこそ、早めに行動した方がいいのです。

飲食店は正社員の人数が少なく期待されているから

飲食店は正社員の人数が少なく、上司や店長に期待されています。

バイトとは異なり、将来的に店長やエリアマネージャーなど、出世する可能性が高いと思っておいた方がいいでしょう。

職場で重要な仕事を任されるようになると、どんどん辞めづらくなっていきます。

  • 退職を強く引き止められる
  • 引継ぎをしないと辞められない
  • 後任者もなかなか見つからない

早いうちに退職の意思を示しておけば、すんなり辞められる可能性が高いです。

飲食業はバイトばかりで正社員はすぐに辞められない可能性があるから

飲食業はバイトが多く、正社員はすぐに辞められない可能性があります。

バイトに任せられる仕事には限界がある以上、正社員が店舗運営の「要」になっているケースも多いからです。

締め作業など、お金の管理は社員が責任もってやらないと

もちろん、働いている側には退職の自由がありますが、引き止められ、退職日が伸びることも予想されます。

辞める決心がついているなら、早めに行動をした方がよいでしょう。

飲食店の正社員を1ヶ月で辞める具体的なステップ

正社員を1ヶ月で退職するための、より詳細な流れについて紹介します。

具体的なステップは、以下の4つです。

  1. 転職活動を始める
  2. 引き止められるのを覚悟で上司に退職届けを出す
  3. 時には嘘も必要!納得する理由を上司に伝える
  4. 辞めると言えない人は退職代行に頼る

辞める手順を具体的にイメージするために、それぞれを詳しく見ていきましょう。

転職活動を始める

まず、転職活動を始めるのが一歩目です。

原則として、転職活動を始める前に退職してしまうのはおすすめできません。

理由は2つあります。

  • 無職で応募すると不利になる会社もあるから
  • 無職になると転職を焦るから

仕事で忙しいのに、転職活動もするのは大変です。

しかし、転職を有利に進めるためにも、まずは転職活動から始めましょう。

引き止められるのを覚悟で上司に退職願を出す

転職活動に見通しがついたら、引き止められるのを覚悟で上司に退職願を出しましょう。

引き止められて留まるのもよし、断って退職するのもよしです。

ただ、以下の点は重要なので忘れないでください。

  • 自分には退職の自由があること
  • 転職活動が成功しているならすでに転職先があること
  • 長期的な自分の望みに従うこと

上司に引き止められると、決心が揺らいでしまう人もいるかもしれませんが、自分にとって何が大事かを考えて決断してください。

時には嘘も必要!納得する理由を上司に伝える

退職届に「一身上の都合」と書いてあったとしても、納得できる理由を上司に伝える必要があります。

本当の気持ちを言うともめてしまいそうな場合、嘘をついてみてもいいでしょう。

例えば、以下のような内容が考えられます。

  • 夢にチャレンジしたい
  • 家庭の事情がある

自分の夢や家庭の事情であれば、上司に疑われにくいはずです。

夢にチャレンジしたいと宣言するのは恥ずかしいかもしれませんが、転職を実現させるために演じきりましょう。

他にも使える転職理由を知っておきたい方は、以下の記事をぜひ熟読しておいてくださいね。

退職理由に使える嘘おすすめ8選!確実に退職できる理由【時には嘘も必要】

辞めると言えない人は退職代行に頼る

どうしても辞めると言えない人は、退職代行に頼るのも手です。

あなたが上司に話さなくても、プロが代わりに退職をサポートしてくれます。

退職代行について詳しく知りたい方は、退職代行おすすめランキングTOP10を参考にしてみてください。

じつは、ひそかに退職代行を活用してる人が増えてるらしい。

退職代行は相談無料なので、まずは相談してみて自分の気持ちを再確認するのもおすすめです。

まとめ

今回は、実際に正社員を1ヶ月で辞めた人たちの口コミと、辞めたくなったときに役立つ具体的なステップを紹介しました。

  • 飲食店の正社員は1ヶ月で辞めてもいい
  • 正社員を1ヶ月で辞める人はたくさんいる
  • 1ヶ月で辞めると転職に影響することも
  • 辞めたい場合は早めの行動を
  • まずは転職活動から

「1ヶ月で辞めるなんて」と不安になる人がほとんどです。

リスクがある以上、葛藤するのは当たり前なのではないでしょうか。

悩んだ末に思い切って転職して、新しい道を進んでいる人も沢山います。

自分の気持ちと生活に向き合いながら、将来を考えてみてください。