仕事でミスをすると、生きた心地がしなく眠れない夜を過ごしたり、次の日会社に行くのも怖くなってしまいますよね。
- 人生終わったかも
- グビになったらどうしよう
- 明日会社に行くのが怖い
しかし、ミスした現実から逃げることはできないので、落ち込んでいても解決はできません。
仕事のミスは誰にでも起こりうることであり、失敗から成長につなげるチャンスと捉えれば気持ちも少し楽になります。
仕事でやってはいけないミスをして「人生終わりかも」と悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。
仕事のミスはなんとかなるパターンが多いので、まずは安心して読み進めてください。
【仕事でミスをして生きた心地がしない】落ち込む時の対処法
仕事でミスして生きた心地がしない時は、気持ちもかなり落ち込んでしまいますよね。
ですが、いつまでも落ち込んではいられません。
自分の気持ちを切り替えて、前向きになれる4つの方法について解説していきます。
- 大きく深呼吸する
- ネガティブな視点はポジティブに
- 家族や友人に話す
- 好きな音楽を聴く
- 運動する
大きく深呼吸する
ミスが大きいほど心臓バクバクで冷や汗も出てきますが、まずは心を落ち着かせるために大きく深呼吸をしましょう。
あなたの落ち込みは計り知れませんが、気持ちを別の方向に向けることも重要だからです。
また深呼吸はどんな場所でもすぐにできますので、何回か繰り返してやってみてください。
深呼吸しながら「きっと大丈夫だ」と強い気持ちを持ちましょう。
ネガティブ視点からポジティブ視点に切り替える
仕事でミスしたことをやり直せるわけではないので、いっそのことポジティブな視点で捉えるように切り替えていきましょう。
ミスした、失敗したことをポジティブ視点に切り替えると、例えば以下のように考えられます。
- これまでの間違ったやり方に気が付いた
- 周囲に協力を求めることも大切だと気付かされた
ミスした回数だけ、新しい気付きに繋がるため、生きた心地しない体験を次に活かしていきましょう。
ポジティブな言葉を口に出す
落ち込んでいる時こそ、ポジティブな言葉を実際に口に出して言いましょう。
不安なときこそ、自分で自分を励まして落ち着かせることも大切です。
誰かに聞かれるのが恥ずかしくても、頭で考えるだけでなく実際に声に出した方が効果的です。
仕事から帰ってきたら部屋にこもるのではなく、1人ドライブや散歩に出かけて好きな音楽を聴いたり、ポジティブな言葉を言うようにしてください。
家族や友人に話す
落ち込みが激しいときは、家族や友人に話を聞いてもらうと、気持ちが楽になるのでおすすめです。
辛いときに優しい言葉をかけてくれると嬉しい気持ちと同時に、感情がこみあげてきませんか?
心の中にある我慢している気持ちを全て吐き出すと、スッキリして気持ちが切り替わります。
また家族や友人から「きっと大丈夫だよ」と言われると救われた気持ちになりますよ。
好きな音楽を聴く
生きた心地がしないときに、自分の好きな音楽を聞くと気持ちが落ちつき冷静になれます。
- テンションが上がる曲
- リラックスできる曲
- 励ましてくれる曲
リラックスできる曲にはヒーリング効果もありますが、落ち込んでいるときは自分のお気に入りの曲を聞くのが一番です。
運動する
気分が落ち込んでいるときは思い切って外で体を動かすと、脳内もスッキリしてリフレッシュされます。
運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。
ストレス発散には有酸素運動が効果的です。
- ウォーキング
- ジョギング
- サイクリング
- 水泳
おすすめは、日光を浴びながらのウォーキングです。
仕事中にはできませんが、休憩時間に社外に出て外の空気を吸うようにしましょう。
仕事でミスをするとクビになるの?
一般的なミスでも大きなミスでも、いきなりクビになることはないので安心してください。
ミスをしてしまった経緯や状況をしっかり確認してからの判断になりますが、会社としても簡単に従業員をクビにすることはできません。
労働基準法の第二十条にも以下のように示されています。
労働者を解雇しようとする場合においては、少くとも三十日前にその予告をしなければならない。三十日前に予告をしない使用者は、三十日分以上の平均賃金を支払わなければならない。
引用:労働基準法 第二十条
ただし、ミスではなくわざと会社にわざと損害を与えたや場合や懲戒解雇に値する行為はクビと言われても仕方ないでしょう。
- 犯罪に絡む行為
- 会社のお金を着服した
- パワハラやセクハラ
普通に仕事に取り組む中で起ってしまったミスであれば、いきなりクビになることはないので安心してくださいね。
仕事でミスした時の気持ちの切り替え方法
仕事で大きなミスをして生きた心地がしない状態のときでも、考え方次第で立ち直ることができます。
- 人間は誰でもミスをしている
- 自分の非を認める
- ミスして落ち込むのは責任感がある
- 上司や同僚もミスをしている
- 想像しているより大きなミスをしていない
- ミスすることで成長できる
- 仕事のミスは会社の責任でもある
- 自分に合った仕事をしていない可能性がある
人間は誰でもミスをしている
「ヒューマンエラー」の言葉通り、人間は誰でもミスをする生き物です。
生きている中で、1回もミスをせずに生きてきた人の方が珍しいと言えるでしょう。
厚生労働省もヒューマンエラーの8割は、不安全な行動が原因と発表しています。
ミスは極力防ぎ、無くすに越したことはありませんが、自分だけではないと考えると気持ちも楽になりますよ。
自分の非をしっかり認める
ミスしたときこそ、自分の非や誤りをしっかり認めるようにしましょう。
落ち込んでも、ミスした時間を取り戻すことはできません。
ミスした時に「隠蔽できないかな」と思ってしまう気持ちもわかります。
しかし隠蔽したところで、生きた心地がしない状況から脱出はできません。
仕事のミス墓場まで持っていけるのか、脳裏をよぎる人は以下の記事もぜひ読んでみてください。
ミスして落ち込むのは責任感があるから
仕事のミスで落ち込んでしまうのは、あなたが日々仕事を頑張っているからです。
- せっかくやったのに
- 会社に迷惑をかけてしまう
- 自分のせいで申し訳ない
どうでもいい仕事や、どうでもいい職場であればミスしてもそこまで落ち込むことはないでしょう。
日々全力で頑張っている仕事だからこそ、自分の不甲斐なさに落ち込んでしまうのです。
大きなミスであれば落ち込みは計り知れませんが、あなたの頑張りはきっと上司や同僚も見ています。
もしもう無理だと思ったら会社を辞める選択もありますので、今できる限りの対策は進めておきましょう。
上司や同僚も気が付かないところでミスはしている
あなたの知らない所で、上司や同僚もたくさんミスはしています。
上司の場合、勤続年数も長いので些細なミスも入れると、これまで結構ミスしている人は多いでしょう。
ただ、ミスをしてもすぐに気持ちを切り替えられる人もいるため、他の人も気がつかなかったという場合もあります。
同僚や上司、他の職場で働いている人もみんなミスは経験しているので、落ち込まないようにしましょう。
想像しているより大きなミスではない
自分は大きなミスをしてしまったと思っていても、実は大したことないケースもあります。
経験したことがないミスの場合、解決策を知らないので、冷や汗レベルでヤバイということしか考えられなくなってしまいますよね。
- 会社クビになるかも
- ミスのことを考えると仕事に行きたくない
- どうすればいいのか分からない
しかし、勤続年数が長い社員や上司は経験も豊富なので、「これなら大丈夫だから」と言ってサポートしてくれることもたくさんあります。
筆者も仕事で「これは絶対にヤバイ」ミスをした経験がありますが、上司や同僚のフォローもあり事なき得ました。
「もう終わりだ」と思ってしまう気持ちも分かりますが、自分より仕事経験が豊富な上司であれば解決策を提示してくれることでしょう。
ミスは経験と捉え次に活かす
ミスは経験と捉えることで、生きた心地がしない状況から抜け出せます。
- 失敗は成功の基
- 失敗することで学びになる
- ミスして初めて原因が掴める
フリマアプリ「メルカリ」の取締役Presidentの小泉文明さんも、若いころに「人生終わり」と感じるほどのミスを経験した一人。
実際に失敗して本当の怖さを痛感しました。「こんな失敗は二度としたくない」。その思いが「仕事は常に全力で取り組む」という今の姿勢を根底で支えているし、「自分は気が緩んでいないか?」との戒めにもなっています。
引用:日経ビジネス
大きなミスをしている人ほど、その経験が糧となり新しい切り口や考えで仕事ができるようになっています。
仕事のミスは会社の責任でもある
仕事でミスした場合、一番は自分の注意不足になりますが、そもそも手順ややり方がおかしいこともあるでしょう。
先輩や上司から指示された通りにやったけどミスに繋がったのであれば、指導方法や伝え方が悪いとも言えます。
部下の仕事のミスは上司が責任を取るケースが多いので、あなたの立場が部下であれば自分だけが責められのはおかしいことになります。
また社員がミスを連発するなら、業務を進めるうえで何かしらの問題があると考えられます。
自分に合っている仕事なのか再検討する
ミスが同僚より明らかに多い場合は、その仕事が自分に合っていない可能性もあります。
誰でも得意、不得意があり、業務内容が適正でないこともあるでしょう。
適性じゃない仕事をしていると、以下のような現象も出てきます。
- いくら頑張っても同僚より劣っている
- 注意しているけど失敗やミスが多い
- 仕事が明らかに遅い
あまりにも仕事で些細なミスが多い場合は、そもそも自分に合っている仕事なのか考えてみましょう。
仕事が向いてないかもと思っている方は、「向いてない仕事の見極め方」について解説していますので参考にしてください。
【仕事でやってはいけないミスをした】それでもすぐにやるべき3つの対策
失敗やミスをして「やってしまった・・・」「ヤバイ」と思った時でもすぐにやってほしい3つの対策について解説します。
仕事でミスをして生きた心地がしない状態だと、焦りやパニックなど冷静な判断ができにくくなってしまいますよね。
落ち込んだあとは、素早くやるべき対策に全力で取り組みましょう。
自分でできる限りのリカバリー
仕事でミスして生きた心地がしない状態でも、自分でできる限りのリカバリーはしましょう。
自分でリカバリーできると、ミスしても落ち込むより前向きにどうすればいいか考えられるようになります。
- 焦るだけでなく気持ちが冷静にる
- ミスを挽回できるように一生懸命になる
- 精神的に強くなる
気分が沈んでしまうのは分かりますが、すぐ行動することで、周囲のあなたに対する評価も変わってきます。
ミスしたらすぐに上司や同僚に報連相
生きた心地がしないほどの大きなミスなら、すぐに上司や同僚に報連相してください。
不安からすぐに報告できない人もいますが、自己判断できないのであればすぐに報連相が鉄則です。
失敗やミスはすぐに気がつけば、まだ傷口浅いこともありますが迷っている間に傷が広がっていることもあるでしょう。
自分なりのリカバリーも大切ですが、判断が難しい場合はすぐに同僚や上司に助けを求めましょう。
上司に報連相が怖い、説明が苦手な人は「報連相」が上手になるポイントをしっかり把握して、スムーズに報告ができるようになりましょう。
誠心誠意をもって謝罪する
ミスをしてしまったからには、迷惑かけている人に速やかに謝罪をしましょう。
誠心誠意の謝罪をすれば、ミスをして反省していることが相手に伝わります。
謝罪が遅いと、
「ミスしているのに謝罪もなく対応が遅い」=不信感や怒りに繋がる
謝罪するときは、言い訳は絶対にNGです。
誠心誠意の謝罪はもちろんですが、原因となった理由も簡潔に話しましょう。
悪意がなかったことが伝われば、相手の方も分かってくれます。
仕事でミスばかりミスを減らすために取り入れたい7つのポイント
ミスをしても気持ちを切り替えることはできますが、最初からミスを減らすように行動をした方が得策です。
今日からすぐに取り入れられる、ミスを減らすための5つのポイントを紹介します。
- ダブルチェック
- 作業マニュアルの見直し
- 4Sを取り入れる
- 業務に余裕を持って取り組む
- 分からないことは聞く
- コミュニケーションを図る
- 休息をとる
できることから、少しずつ実践してみましょう。
①ダブルチェックをする
仕事のミスを減らす方法としてダブルチェックは欠かせません。
- 自分でチェックリストを基にチェック
- 同僚や上司にチェック依頼する
チェックリストを作るのはもちろんですが、他の人にチェックしてもらった方がミスは防げます。
重要な仕事であれば、トリプルチェックするくらいの意識で行いましょう。
2連続で書類の入力ミス。。
こんな基礎も満足にできないのかと、自分の実力の甘さを感じ、徹底的に改善せねばと思った
紙に印刷すると、ペンで文字を追いながら確認でき、セルフダブルチェックにもなり、正確性を高められると見て
さっそく実践後、書類提出すると先輩から「完璧」と言われて歓喜!
— Taishi@84日でブラックからホワイト転職成功の元精神病み20代 (@usohontodayo) November 26, 2021
②作業マニュアルの見直し
業務マニュアルの定期的な見直しをすることでミスを減らせます。
- 数年前のマニュアルで情報が古い
- 手順が分かりにくい
- 現場の人が作っていない
特に最新の手順にアップデートされていなかったり、古いマニュアルから改善されてない場合は注意が必要です。
マニュアルは定期的に確認し、ミスが減らせるように改善していきましょう。
③4Sを取り入れる
4Sとは、整理、整頓、清潔、清掃を表す言葉です。
4S(よんえす)は、安全で、健康な職場づくり、そして生産性の向上をめざす活動で、整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seiso)、清潔(Seiketsu)を行う事をいいます。
4Sは、安全に健康な職場作りのため、取り入れている企業も増えてきています。
会社が導入していなくても個人で自主的に4Sを取り入れ、デスク周りや職場環境を整えるのもミス防止に繋がりますよ。
④業務に余裕も持って取り組む
仕事でミスをしないためにも、日頃から健康管理や時間に余裕を持って取り組むことが大切です。
- 疲労や寝不足な状態で仕事
- 締め切り間近で焦る
- 業務内容を100%理解してないけど着手
時間に余裕があれば、焦ることはなくなるので、落ち着いて業務を進められます。
仕事のスケジュールは、起こり得る問題を想定し組むようにしましょう。
⑤分からないことは聞く
仕事で分からないことや、不安を感じたときはすぐに先輩や上司など周囲の人に聞くようにしましょう。
あなたが任されている仕事とは言え、曖昧な判断がミスを招いてしまう可能性が高いからです。
ミスをしてから「やっぱり確認しておくべきだった」では遅いですよね。
念のためにお聞きしたいのですが・・・と聞けば快く答えてくれる人がほとんどです。
⑥コミュニケーションを図る
仕事でミスを減らすためにも、同僚や上司、チームメンバーと積極的にコミュニケーションを取るように心がけましょう。
仕事のミスは、些細な出来事から発生しているケースが多いのです。
お互いにコミュニケーションが取りやすい関係だと、ちょっとした疑問も気軽に確認できるため、認識のズレを防げるでしょう。
もし、コミュニケーション不足だと感じているなら、少しずつ同僚に話しかけてみましょう。
⑦休息をとる
仕事でミスが続くときは、しっかり休息をとりましょう。
疲れや、ストレスが蓄積されているとミスにつながります。
- 仕事に行くとだるい
- 疲れが取れていない
- 睡眠不足が続いている
このような状況下では、誰でも仕事のパフォーマンスは低下します。
責任感が強いと中々休めない人もいますが、ミスが続き会社や外部のクライアントに迷惑をかけるくらいなら休んだ方がいいです。
ゆっくり休息した方が、ミスを減り仕事に集中できるようになります。
まとめ:生きた心地しなくても仕事のミスはなんとかなる
本記事では、仕事でミスして生きた心地がしない状態でも、人生終わりではなく解決できる方法について解説しました。
- 仕事のミスは何とかなることが多い
- 上司や先輩、同僚もミスをしている
- 懲戒解雇レベルの悪質なミスでなれけばいきなり会社をクビになることはない
- 仕事のミスは人生の大きな経験になる
まずは「大丈夫」「なんとかなる」と、強い気持ちが大切であり、大きな失敗こそ、それを乗り越えたあとは大きな自信にも繋がります。
しかし、どうしてもミスが多い人は、根本的に自分に合っていない仕事の可能性も考えないといけません。モチベーション低下につながりミスが多くなってしまうのです。
我慢して続けるより、向いてない仕事を続けた人の末路も知って新しい職場で再スタートする選択肢があることも覚えておいてください。